9月中旬の平日、東京地下鉄銀座線の青山一丁目駅にやってきました。これから2020年に開催される東京オリンピックのメイン会場である国立競技場などがある「神宮外苑」の中を散策してみたいと思います。
青山通り(国道246号線)と外苑東通りが交差している「青山一丁目交差点」を撮影しました。交差点の北側には赤坂御用地の広大な緑地帯が広がっています。
青山一丁目交差点から、表参道方向へ向かって青山通り(国道246号線)を散策していきます。通勤ラッシュが終わった午前9時過ぎの青山通りは人通りもまばらになっていました。
大通り沿いにはオフィスビルなどが整然と立ち並んでいて、少し先へ進んだ表参道地区にはファッションビルなども多いです。
正面に「伊藤忠商事東京本社ビル」の建物が見えてくると、明治神宮外苑の入り口である「青山二丁目交差点」です。
青山二丁目交差点から、明治神宮外苑の象徴である「イチョウ並木道」が敷地内へ向かって続いています。このイチョウ並木道を散策していきます。
青山通り(国道246号線)の青山二丁目交差点から神宮外苑の敷地内へ伸びているこのイチョウ並木道は、東京都道414号線と呼ばれています。
並木道の両側に2列ずつ、合計4列のイチョウ並木が交差点から外苑総合グラウンド方向へ向かって真っすぐ伸びています。9月中旬の時期ですと、鬱蒼とした緑のトンネルと化しています。
これらのイチョウは、1926年(大正15年)の明治神宮外苑創建に先立って、1923年(大正12年)に植栽されたものです。並木の総本数は雄木44本、雌木102本の合計146本となっています。
緑のトンネルとなっているイチョウ並木の中を散策していきます。歩道部分も道幅は非常に大きく確保されていました。
並木道の中には数十メートル置きにベンチが設置されていて、座って休憩している人の姿が見受けられました。
まだ9月中旬の散策だったのですが、既に歩道部分には落葉しているイチョウの葉がちらほら見受けられました。
9月中旬にもかかわらず、この日は気温が29度近くまで上がる残暑日だったのですが、イチョウ並木の中はひんやりとした空気に包まれていました。
このイチョウ並木道の設計者は、関東大震災後の復興事業で隅田公園や錦糸公園、山下公園などの建設も指揮した建築家、折下吉延氏です。
しばらく歩いていると、前方の視界が開けてきて並木道の終わりが見えてきました。
樹齢約90年になるイチョウ並木道です。表参道のケヤキ並木道や、青山霊園の桜並木道と併せて、東京を代表する並木道だと思います。