浜松町駅前西地区の再開発「浜松町西地区再開発事業」:計画段階中 2014年10月28日
JRや東京モノレールの浜松町駅横にそびえる地上40階建ての世界貿易センタービルを建て替える再開発計画「浜松町西地区再開発事業」です。貿易センタービルを含む約3.2ヘクタールの街区で行われ、地上42階建ての高層オフィスビルを始めとする、5棟が建設されます。再開発工事と並行して、ホームが単線構造で輸送能力的に限界を迎えている東京モノレールの浜松町駅ホームの複線化も行われる予定となっています。
再開発計画の概要
1.「交通結節機能の強化」
JR・モノレール駅改良と併せた歩行者広場の整備と東西自由通路・歩行者デッキネットワークを整備します。また、乗換動線強化として、JR・モノレールと地下鉄をつなぐ縦動線(ステーションコア)を整備します。さらに、利便性の高いバスターミナル、タクシープール、都市計画駐車場と荷さばき・自動二輪駐車場を整備します。
2.「国際交流拠点の形成」
国際コンベンションホールや浜松町MICEセンターを整備します。また、外国人滞在者支援機能を導入するほか、交通・観光サポート機能を導入します。
3.「交通結節点における防災機能の強化と環境負荷低減」
高効率な自立・分散型エネルギーシステムを導入します。また、帰宅困難者受入れスペースと災害支援機能を確保するほか、環境負荷の低減に努めます。
整備イメージの全景です(画像:JR東日本)
A街区ステーションコアイメージです。(画像:JR東日本)
大門通りから見たイメージです。(画像:JR東日本)
A街区に約200メートル、B街区に約160メートルの超高層ビルを建設します。A街区は2014年度着工~2024年度竣工予定で、解体工事の一部は2013年度着手予定です。現世界貿易センタービル高層棟の解体は2019年度着手予定となっています。またB街区は2014年度着工~2017年度竣工予定となっています。
ニュースリリース:財経新聞発表の報道資料(2012年10月18日)
JR東日本など、東京・浜松町に超高層ビルを建設 世界貿易センタービルは解体
ニュースリリース:日刊建設工業新聞発表の報道資料(2014年1月21日)
日本生命、大林組/浜松町西地区再開発用地(東京都港区)取得/オフィスビル計画
再開発敷地の西端部、東京都交通局大門庁舎前から見上げて撮影した世界貿易センタービル、再開発計画「A地区」です。報道によると、この貿易センタービルは2019年度内に着手予定となっています。
浜松町西地区再開発事業「B地区」の敷地内の建物は全て撤去されていて、工事用フェンスで覆われた状態です。
再開発敷地の周辺は、JR浜松町駅西口のオフィスビル群や駅前繁華街の街並みが広がっています。
平日の正午の時間帯の散策だったので、多くのビジネスマンの人たちで賑わっていました。
世界貿易センタービルの敷地内、ペデストリアンデッキ内から「B地区」を見下ろして撮影しました。奥に写っている建物は東京都交通局大門庁舎です(再開発の対象外)。
今まで空き地状態だったのですが、今年度以内に再開発工事が着工されることになります。
浜松町西地区再開発事業の地図です。