東京駅前 常盤橋街区再開発プロジェクト:取壊し段階中 2017年3月9日
三菱地所が東京駅の日本橋口前に建設予定の高層オフィスビル群の再開発区画です。三菱地所によって行われる再開発計画の名前は「常盤橋街区再開発プロジェクト」と呼称されていて、3.1ヘクタールの再開発区画内に4棟の建物が建設されます。現在の区画内には日本ビルヂング、朝日生命大手町ビル、JXビル、パソナグループ本部ビルや広場などがあります。大手町連鎖型都市再生プロジェクトの第4次事業にあたるもので、総延床面積68万平方メートルの大規模複合プロジェクトとなっています。地権者は三菱地所のほか、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、独立行政法人都市再生機構などで、三菱地所が代表として再開発事業の施行予定者となります。計画地を含む街区は都市再生特別地区の指定を受けており、容積率は現行の1300%から1510%への増加が見込まれています。
地上61階建て、高さ約390メートルと、地上37階建て、高さ約230メートルの高層オフィスビルをコアとして、敷地内には大規模広場や商業施設などが整備されます。
A棟:地上37階・地下5階建て 高さ約230m 延べ面積約140,000㎡ 2018年度着工・2021年度竣工
B棟:地上61階・地下5階建て 高さ約390m 延べ面積約490,000㎡ 2023年度着工・2027年度竣工
C棟:地下4階建て 延べ面積約20,000㎡ 2018年度着工・2027年度竣工
D棟:地上9階・地下3階建て 高さ約65m 延べ面積約30,000㎡ 2017年度着工・2022年度竣工
プロジェクトの特徴
1.広域的な都市基盤の更新・歩行者ネットワーク・広場等の更新
(1)下水ポンプ場・変電所・都市計画駐車場の更新・再構築
(2)東京駅・周辺地区を結ぶ地下歩行者ネットワークの整備
(3)常盤橋公園の再整備と一体となった大規模広場・親水空間の整備
2.国際競争力強化を図る都市機能の整備
(1)「東京国際金融センター」構想の実現に資するビジネス交流機能の導入
(2)国際都市東京の魅力を高める都市観光機能の導入
3.高度防災都市づくりと環境負荷低減
(1)災害復旧活動の拠点となる広場整備と帰宅困難者対策
(2)自立・分散型エネルギーの導入と水の自立化
(3)省エネルギー化による環境負荷低減
再開発事業の経緯と今後
2015年度中 国家戦略特別区域計画の内閣総理大臣認定(予定)
2016年度 事業認可・権利変換認可手続
2017年度 D棟着工(再開発事業開始)
2018年度 A棟着工、C棟着工
2021年度 A棟竣工
2022年度 D棟竣工
2023年度 B棟着工
2027年度 B棟竣工、C棟竣工(全体竣工)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/b5/bd31278e34f071074953f99336d79f30.jpg)
外観イメージ(日本橋側から)です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/25/88b7ae87b4254a805d00471dab8070f5.jpg)
大規模広場のイメージ(東京駅側)です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/7c/1e31584bc4210d744f267539f8007eb0.jpg)
再開発計画の現況配置図と計画配置図です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/5c/0cfb58e89a2643000aec6a1a341178b5.jpg)
再開発計画の断面図です。
プレスリリース:三菱地所発表の報道資料 2015年8月31日
「常盤橋街区再開発プロジェクト」計画概要について
ニュースリリース:ケンプラッツ発表の記事 2015年9月3日
【開発】総延べ床68万m2、三菱地所の常盤橋街区再開発
プレスリリース:首相官邸内閣府地方創生推進室 第6回 東京都都市再生分科会 配布資料 2015年8月31日
資料1 都市計画(素案)大手町地区(D-1街区) PDF
永代通りの「呉服橋交差点」前にやってきました。これから「常盤橋街区再開発プロジェクト」の再開発区画内を散策していきます。再開発区画の敷地南側を通っている永代通りを撮影しました。
呉服橋交差点前から(南東側から)、再開発区画の敷地の南東角に建っている「パソナグループ本部ビル」の建物の全景を撮影しました。
再開発区画内に建っている「JXビル」の高層オフィスビルの解体工事ですが、建物の壁面には工事用パネルの設置工事が進められていました。
南東側から「JXビル」野高層オフィスビルの全景を撮影しました。この位置からだと見えないですが、屋上には解体工事のための工事用タワークレーンも設置されています。
呉服橋交差点前から、永代通りの歩道を西側(大手門交差点方向)へ向かって歩いていきます。この場所は、JR東京駅の「日本橋口」の前のオフィスビル群が広がっています。
南東側から「日本ビルヂング」の建物群の全景を撮影しました。背後に建っている「朝日生命大手町ビル」と併せた2つの街区がB棟・D棟に建て替えられることになります。
南東側から「朝日生命大手町ビル」の高層オフィスビルの全景を撮影しました。まだこの建物は供用されていて、建物内は電気が通っていました。
南西側からJXビル・パソナ本部ビルの2つの区画の全景を撮影しました。この場所には地上37階・地下5階建て、高さ約230メートルの「A棟」の高層オフィスビルが建設されることになります。
南西側から、工事用パネルに覆われつつあるJXビルの建物の全景を撮影しました。数週間後には、建物全体が工事用パネルに覆われることになりそうですね。
JR東京駅の日本橋口前のロータリー前から、永代通り・呉服橋交差点方向を見渡して撮影しました。
日本橋口前の駅前ロータリー前の横断歩道を歩き、日本ビルヂングの敷地前にやってきました。日本ビルヂングの敷地沿いには、このように工事用フェンスが展開しています。
日本ビルヂングとJXビルの間に整備されている歩行者用通路の全景を撮影しました。再開発工事の後も、B棟(左側)とA棟(右側)の間の都市型広場・歩行者用通路として整備されることになります。
1棟の巨大な建物に見える日本ビルヂングですが、実際には1962年7月完成の1期棟と、1965年11月竣工の2期棟の二つの建物群から構成されています。敷地北側の2期棟部分の解体工事が進められています。
再開発区画の敷地の南西角に建っている「朝日生命大手町ビル」前から、再開発区画の敷地西側を通っている道路を撮影しました。JR在来線や東北上越新幹線の鉄道高架橋の脇を通っている道路です。
場所を一気に移動して、日本ビルヂングの敷地の北西角の交差点前にやってきました。外堀通りの新常盤橋交差点の南側約200メートルの位置にある交差点、ということになります。
北西側から日本ビルヂング第2期棟の解体工事現場の全景を撮影しました。この場所に地上9階・地下3階建て、高さ約65メートルのD棟が建設されることになります。
日本ビルヂングの敷地北側を通っている「千代田区道104号線」の歩道を東側(常盤橋側)へ向かって歩いていきます。この区道道路内も、工事用フェンスが展開していました。
歩道を東側へ向かって歩いていくと、「常盤橋公園」の緑地帯前にやってきました。再開発工事に合わせて、この常盤橋公園の緑地帯も再整備されることになります。
常盤橋公園の緑地帯前から、北側から「日本ビルヂング2期棟」の解体工事現場を見渡して撮影しました。手前側で解体中なのが2期棟、奥に建っている既存の建物が1期棟となっています。
千代田区道104号線沿いに設置されていた「日本パーキングセンター」の地下駐車場の入り口ですが、現在は2期棟の解体工事のための資材搬入口となっていました。
渋沢栄一像の周囲の広場も工事用フェンスが展開していますが、渋沢栄一像のそばは一般人も入ることができるようになっています。
渋沢栄一像が建っている広場内から、前述の広場内の立ち入り禁止区画内を見渡して撮影しました。
上記の広場内の一般人立ち入り可能エリア内から、再開発区画の敷地東側に建っている「JXビル」の建物の全景を撮影しました。北西側から撮影している構図となっています。
同じ場所から、日本ビルヂングの解体工事現場を見渡して撮影しました。2期棟の建物高さは半分以下まで低くなっていました。
常盤橋の道路橋梁の右岸側に設置されている横断歩道前にやってきました。
常盤橋の道路橋梁の全景を右岸側から撮影しました。日本橋川の真上には、首都高速都心環状線の道路高架橋が通っていて、道路高架橋も工事用シートに覆われています。
上記の交差点前からJXビルの低層階部分と、JXビルと日本ビルヂングの間に整備されている歩行者用通路の全景を撮影しました。
日本ビルヂング2期棟の建物が文字通り無くなったことによって、常盤橋周辺の景観が一変してしまいました。JR線路群の西側の大手町地区の高層オフィスビル群を見渡すことができるようになりました。
現在の日本ビルヂング1期棟(まだ解体されていない部分)が建っている場所には、地上61階・地下5階建て 高さ約390メートルの日本一の高層オフィスビルの「B棟」が建設されることになります。
北東側から「日本ビルヂング1期棟」の建物の全景を撮影しました。高さ390メートルのB棟ですが、三菱地所の資料によると2023年度に工事着工、2027年度に竣工予定となっています。
北東側からD棟の再開発工事現場の全景を撮影しました。
常盤橋の道路橋梁上から、「常盤橋公園」の緑地帯の全景を撮影しました。
同じく常盤橋の道路橋梁上から、日本橋川を見渡して撮影しました。
外堀通りの「常盤橋交差点」にやってきました。交差点前の「日本銀行本店」の敷地前から、再開発区画の全景を撮影しました。
常盤橋交差点前から、常盤橋の道路橋梁の全景を撮影しました。
北東側からJXビルの建物の全景を撮影しました。
外堀通りの歩道を南側へ向かって歩き、「一石橋」前にやってきました。北東側からパソナグループ本部ビルの全景を撮影しました。
同じ場所から、JXビルの全景を見上げて撮影しました。
「常盤橋街区再開発プロジェクト」の地図です。