みどりの野原

野原の便り

4月3日 二上山麓は花盛り & 金剛砂

2011年04月03日 | Weblog
二上山駅~当麻駅へ
朝、早く着きすぎて待っている間の寒かったこと。34人集まって出発。

 
専称寺 枝垂れ桜 満開 すご~い! 本堂前には花御堂が。なつかしいなあ。
子供の頃は近くのお寺でお釈迦さまに甘茶を掛け、やかんにいただいてきた甘茶を家で飲んだ。あの独特の甘さは今でも覚えている。 子供がガールスカウトの時は仏教会館で、みんなで御堂の屋根に花を飾って花まつりを楽しんだものだ。

 
大和棟の民家  大和棟とは1段高い草葺き屋根の両側に少し低い瓦屋根が組み合わさっている奈良県の民家の建築様式。この頃はだんだん見られなくなる中、葺き替え中のお家もあった。(左)

   
イチョウ♀株 幹回り4m近くもある大木だ。 近くの半枝垂れ桜も満開

 
静かな雰囲気の加守神社 明治の神仏分離までは大きい寺院だったそうだ。   3社が祀られている。                 右)ツクシを見つけて

池にはカイツブリ・オオバンもまだいた。ツバメが水面を飛び交っている。
私は今年初めてツバメを見た。

 
二上山ふる里公園で、いつもは見るだけで敬遠していた456段の階段を登り展望台へ。                     右)展望台からの絶景

 
     降りてきた所にアオモジ      公園の桜も見頃 サクラ堪能       

 
大池で休憩 みんなで「北国の春」を合唱  鳥谷口古墳へ。頂上には石槨の中に石棺が見える。

当麻寺を通って当麻駅へ。

今日喝采を受けていたのは石マニアのYさん。
 
川の泥をすくってトレーの中へ入れ、水で泥を流すと・・あら不思議・・赤茶色い金剛砂が現れた。 「砂金も同じ方法で?」「そう。金は比重が重いからもっと楽だよ」「わあ砂金採りに行きた~い」

二上山麓は凝灰岩・サヌカイトなどと共に金剛砂(鉄礬柘榴石てっぱんざくろいし)の産地で、昔は農家の副業として採取されてサンドペーパーの原料にされていたらしい。比重が重いため比重選別法という今日のような方法で集めるという。これをパンニングというらしい。「
今ぶどう畑になっている所も鉱物採取跡とのこと。
鉄礬柘榴石の濃い赤色の透明なものは宝石のガーネットになるということだが、今は人工ガーネットが工業用に製造されているとのこと。 


今日の若手I君もパンニングの手ほどきを受けていた。いただいたサンプル 5㎜ぐらいの粒も混じっている。
コメント
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