みどりの野原

野原の便り

11月21日 鵜殿 昆虫(ハムシの仲間 クモガタテントウ カメノコテントウ コマキリ キタテハ) 植物(カナムグラ アメリカネナシカズラ ワイヤプランツ)

2022年11月21日 | Weblog

鵜殿で昆虫部会 ついでに植物も見ながら鵜殿の中を案内してもらった。

事前に許可をもらっている。


広い管理道路もある。

草の道 


水の流れていない水路の飛び石を渡ったり・・
遅れると迷子になりそう。
現に今日のメンバーも一時迷子状態に・・ 
案内人について行く。

目だった昆虫


ヨモギハムシ ハムシの仲間にしては大きい方。
(罫線は7㎜)お腹が膨れた雌。
雄や交尾中のハムシも見た。 食草はヨモギやキク科の植物


ナノメイガの幼虫 セイヨウカラシナに。


ブタクサハムシ 小さいけど、背中の黒筋がシック。
食糧のオオブタクサにはことかかない。いっぱいいた。


厄介なオオブタクサもブタクサハムシの餌食になってこの有様

ここはナナホシテントウの楽園だ。
いろんなステージのものが見れた。


ナナホシテントウ 幼虫


ナナホシテントウ 蛹


蛹から羽化したばかりのナナホシテントウ 翅はまだ黄色。

もちろん成虫も多数。


クモガタテントウ 北米産の小型のテントウムシ
クワの葉についていた。エノキにもついていた。
葉の裏にはアブラムシ?? 白いカビ状のものがついている。
クモガタテントウはうどん粉病菌や子嚢菌を食べるそうだ。


カメノコテントウ 体長1㎝ほどもある日本最大級のテントウムシ
幼虫成虫ともハムシの仲間などを食べる。
このままブローチにでもしたいようなきれいさ・・


セイヨウカラシナにびっしりついたアブラムシの仲間
まだ有翅虫は見当たらない。
アブラムシの生態は複雑だ。


コカマキリ 茶色型
向こう側の鎌足の内側に白黒の紋が見える。


キタテハが多い。 表翅


キタテハ 裏翅は枯れ葉模様 白く小さい紋がある。
この紋「C」と見るか 「L」と見るか「く」と見るか。

エルタテハ・シータテハなど、似たものがいる。


草の中に セスジスズメの幼虫
もう少し大きくなると筋模様が出る。

植物では


カナムグラ 雌花序 


苞に包まれて果実ができていた。
「胚」が面白いと教えてもらって、果実を割ってみようと・・。
固くなっている果実は爪で割りにくい。
それに、小さくていくつも落としてしまった。
少し若い果実で何度か挑戦。


これのことか~。ようやく渦を巻いたような「胚」が見えた。

『胚とは、種子が発芽した時に、新しい芽や子葉になる』・・そうだ。
このぐるぐるが伸びて双葉になるってこと??
・・植物の基礎知識が不足している・・


アメリカネナシカズラ 寄生植物 細いオレンジの糸が草の上を覆っていた。
花が咲いていた。


アメリカネナシカズラ 雄しべは花冠から突き出る。


ムラサキアオゲイトウもよく実っている。
ホソアオゲイトウの赤紫版

戻りにクワの木の下を通る。


黒く熟したクワの実がたくさんなっていた。
枝を下ろしてもらって、届くところの実を食べた。
大きくて甘い。

駅への途中、


ワイヤプランツ(植栽)に実ができていた。


きれいに撮れなかった。


これは以前に撮った写真(2019.10.11)
半透明のゼリーのような中に三角錐の黒い果実。
不思議な形。

コメント
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