鵜殿で昆虫部会 ついでに植物も見ながら鵜殿の中を案内してもらった。
事前に許可をもらっている。
広い管理道路もある。
草の道
水の流れていない水路の飛び石を渡ったり・・
遅れると迷子になりそう。
現に今日のメンバーも一時迷子状態に・・
案内人について行く。
目だった昆虫
ヨモギハムシ ハムシの仲間にしては大きい方。
(罫線は7㎜)お腹が膨れた雌。
雄や交尾中のハムシも見た。 食草はヨモギやキク科の植物
ナノメイガの幼虫 セイヨウカラシナに。
ブタクサハムシ 小さいけど、背中の黒筋がシック。
食糧のオオブタクサにはことかかない。いっぱいいた。
厄介なオオブタクサもブタクサハムシの餌食になってこの有様
ここはナナホシテントウの楽園だ。
いろんなステージのものが見れた。
ナナホシテントウ 幼虫
ナナホシテントウ 蛹
蛹から羽化したばかりのナナホシテントウ 翅はまだ黄色。
もちろん成虫も多数。
クモガタテントウ 北米産の小型のテントウムシ
クワの葉についていた。エノキにもついていた。
葉の裏にはアブラムシ?? 白いカビ状のものがついている。
クモガタテントウはうどん粉病菌や子嚢菌を食べるそうだ。
カメノコテントウ 体長1㎝ほどもある日本最大級のテントウムシ
幼虫成虫ともハムシの仲間などを食べる。
このままブローチにでもしたいようなきれいさ・・
セイヨウカラシナにびっしりついたアブラムシの仲間
まだ有翅虫は見当たらない。
アブラムシの生態は複雑だ。
コカマキリ 茶色型
向こう側の鎌足の内側に白黒の紋が見える。
キタテハが多い。 表翅
キタテハ 裏翅は枯れ葉模様 白く小さい紋がある。
この紋「C」と見るか 「L」と見るか「く」と見るか。
エルタテハ・シータテハなど、似たものがいる。
草の中に セスジスズメの幼虫
もう少し大きくなると筋模様が出る。
植物では
カナムグラ 雌花序
苞に包まれて果実ができていた。
「胚」が面白いと教えてもらって、果実を割ってみようと・・。
固くなっている果実は爪で割りにくい。
それに、小さくていくつも落としてしまった。
少し若い果実で何度か挑戦。
これのことか~。ようやく渦を巻いたような「胚」が見えた。
『胚とは、種子が発芽した時に、新しい芽や子葉になる』・・そうだ。
このぐるぐるが伸びて双葉になるってこと??
・・植物の基礎知識が不足している・・
アメリカネナシカズラ 寄生植物 細いオレンジの糸が草の上を覆っていた。
花が咲いていた。
アメリカネナシカズラ 雄しべは花冠から突き出る。
ムラサキアオゲイトウもよく実っている。
ホソアオゲイトウの赤紫版
戻りにクワの木の下を通る。
黒く熟したクワの実がたくさんなっていた。
枝を下ろしてもらって、届くところの実を食べた。
大きくて甘い。
駅への途中、
ワイヤプランツ(植栽)に実ができていた。
きれいに撮れなかった。
これは以前に撮った写真(2019.10.11)
半透明のゼリーのような中に三角錐の黒い果実。
不思議な形。