みどりの野原

野原の便り

11月11日 カベイラクサ? 種子 イセリアカイガラムシ

2022年11月11日 | Weblog


11月4日のブログに書いたカベイラクサ?イラクサ科の帰化植物 
(4日の写真)
日本帰化植物図鑑Ⅱ では、神戸・横浜・箕面の写真が掲載されている。
1987年横浜市で見いだされたことなどが記載されているが、種子のことは書いてない。

少ないネット記事の中「 和歌山県に帰化した外来植物」では、ゴウシュウヒカゲミズやオオヒカゲミズ・ヒカゲミズ・カベイラクサの名が記載されている。
カベイラクサに似たものがあるようだ。


見分けには、種子が重要らしいと聞いて、もう種子も熟しているかなと思って、先日見た生育場所に連れて行ってもらった。


カベイラクサと思っている草は同じ場所にあり、前に見た時より葉も黄ばんでいる。
家でよく見ようと、ちぎって持ち帰る。


今日採取したものをほぐしてみた。
花被?から黒い種子が1つでてきた。

小さい花の部分を1つ1つつぶしてみる。


これだけ集めるのにずいぶん時間がかかった。
種子は真っ黒で艶がある。大きさは1ミリあるかどうか。
肉眼では形もよく見えない。写真は切り取って拡大してある。

むつかしいことはわからないが「種子が黒い」のもカベイラクサの特徴の一つだそうなので、とりあえず種子を見てみたいと思ったわけだ。

今回種子が黒くて艶があるのを確認したので、また確かめたいと思う。

そして、押し葉にしようとしたが、茎にいっぱいカイガラムシの仲間が付いていた。
そうでなくても行儀悪く這いまわっているカベイラクサをますます汚らしくしている。
こすって落とす。


カベイラクサ?の茎についていたのは、イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)
これは雌の成虫で、白い部分は卵嚢らしい。
脚があって移動できる(右の虫に脚が見える)
雄はめったに見られないそうで、雌だけで繁殖するらしい。

帰りに、安堵町 杵築神社に立ち寄って帰る。


安堵町 杵築神社 祭神は素戔嗚尊  創建は寿永2年(1178)の記録があるとか。
同じ名前の神社は多い。


大和川の河川改修で、昭和35年当地に移転したとの碑があった。

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