御所国見山麓周辺を歩く。
曽我川の堤防に黄色いネットを広げたような黄色いツル。
アメリカネナシカズラ
「この汁が付くと取れない」と聞いた。試していない。
スベリヒユがきれいに咲いていた。
花はお昼ごろには閉じてしまうので咲いたところを見ることが少ない。
川の端にびっしりと生えているのは、ミズキンバイとのこと。
よく見ると花もたくさん咲いていた。在来種だそうだ。
岸からは手が届かないところに大群生していた。
琵琶湖に繁殖しているオオバナミズキンバイとはまた違うらしい。
どうやってここにやってきたのかなあ。
マルバルコウ 眼をひく朱赤色
山裾にゴツゴツのむかごがあった。ニガカシュウだ!
以前よく見られた場所のがなくなって、久しぶりに見た。
花序もある。雄花?雌花?
花序をトリミングしてみた。
花の元に子房が見える。雌花のようだ。
雌花を見るのは初めてで、うれしい。
水路ではオオカナダモの花
国見神社へ。
オオアリドオシと思ったが、アリドオシだと言われた。
これを見るとアリドオシだな。
トゲも長いのも短いのもあって、オオアリドオシかアリドオシかわかりにくいのもある。
この辺りにはたくさんあった。
久しぶりの「国見神社」主祭神は瓊瓊杵尊
国見神社の背後には「国見山」がある。以前登ったことがある。
日本書記に「橿原の地で即位後、神武天皇が「腋上の嗛間の丘(わきがみのほほまのおか)」にお登りになり国見をされた」と記述がある。
その「腋上の嗛間の丘」が「国見山」とのこと(説)
今日は登らず、下る。
フモトシダ
ソーラスの苞膜はコップ状
道端のジュズダマ
「そばを通るとジュズダマの匂いがするのがなつかしい」とそばにいた人が言われびっくりした。
匂いを感じたことがない。次に試してみよう。
市尾宮塚古墳へ立ち寄る。石室に近づくとパッと照明がつく。
両袖式の横穴式石室。復元石棺もよく見えた。
前方後円墳だそうだ。副葬品も多く出土。有力豪族の墓と考えられている。
ササクサ ササとそっくりさん。果実は厄介なひっつき虫。
そばにはササが生えていて、同じぐらいの丈で混じっているところもある。
比べると下のササクサの方が葉の幅が広い。
雰囲気も違うのでわかるが、よく見てみると・・
ササクサの葉裏を拡大。縦脈の間に「あみだくじ」のような横の脈がある。
ササには横脈がない。
天満神社に出た。
シュロの実生があったので引っ張ったら、抜けた。
種子が付いていた。
天満神社を下った所のクスノキの根元に「楠の龍神様」
昔話があるようだ。
ここから帰りの市尾駅に向かう。