娘が帰ってきた。
先日、屯鶴峯に行った時「こんな岩山、ここしかないよな」というので「桜井にも似たような所があるよ」と話したのだった。
そこへ行きたいというので、また3人で行くことになった。
白山(しろやま)読み方を知らなくて「はくさん」と言っていた。
子供が小さい時、折り込み新聞の片隅に写真が載っていたのを見て、子供を自転車に乗せて、上の子はたぶん自分の自転車で行ったのではなかったか・・
末の娘はまだ生まれていなかったかと思う。
ずいぶん昔の事だけど覚えている。
今日は、車で出かけることになった。
地図を見ていたら豊前(ぶんぜ)という所に「白山神社」がある。
そして、少し離れているが黒崎には「白山神社(白山比咩神社)」がある。
関係あるかどうか知らないが、「白山」つながりで3か所の「白山」に行くことになった。
①「白山神社」(桜井市豊前)
鎮守の森 ここに白山神社がある。
拝殿 祭神:白山姫命 創建由緒等不明とのこと。
ここは初めて来た。
象頭山灯籠・大神宮灯籠
木立に囲まれた静かな神社だった。
次に向かう途中の田んぼの中に「JAL」
降りて見に行く。 向こうの家のそばには大きな「キリン」
近くにちょっと壊れたトリケラトプス
どこかの公園にでも置かれていたものか?
いよいよ「白山(しろやま)へ」
169号線、巻の内交差点を東へ。広くはないが舗装の道。
だんだん山手に。
山道をだいぶ入った所にある「口の不動」
上の写真の左側は、道標だ。「左口の不動」
屋根の下 左の石には不動明王の線刻
ライトで照らしてくれたので線刻がはっきり撮れた。
その右側の小さい石に「剣」が刻まれていた。
その右側は「庚申塔」
少し先の分岐を右へ。
←のところには自然石の道標があるらしいが、草に覆われて見えない。
『正面(西面)には大きく「右 不動寺 白山道」、その左下には小さく「左 名張道」の文字が刻まれている』
奥不動寺への参道
車1台が通れるぐらいの山道で、きついカーブもある。
対向車が来たらどうする?
「奥不動寺」に到着。駐車場の端に停めさせてもらう。
駐車場の横から白山へ。
登り始め。
登り
フウフウ・・ 白い岩山が見えてきた。
白山(しろやま)
見た目は屯鶴峯に似るが、屯鶴峯は堆積した凝灰岩。
一方、白山は、花崗岩の露頭が風化して白っぽく見えているもの。
成り立ちが全く違う。
岩の間にアカマツが点々と生えている。枯れマツも目立つ。
平らな岩の上に出た。向こう側に切れ込んでいる。
カメラで全景は撮れない。記念に写真を撮る。
少し登れば展望がきく所があるらしい。
もう少し登ってみることになった。
最初は尾根道 歩きやすい。
所々にクロバイがある。
登る。
大石
三角点はないが「白山ピーク486m」テープの表示があった。
ピークから少し下った所。木の間から少し下界が見えた。
大岩の横を下る。
花崗岩の岩肌から剝離したザラザラの砂。その上に枯れ葉。
怖い・怖い・・
落ちてくる?私を下で待ち受ける息子。
落ち葉を除けてくれたり・・今回も2人に助けられた。
昔、子供と自転車で来た時は、もちろん、山を覗いただけで、山の上までは行かなかったけれど「こんな所までよう来たなあ」と娘や息子は驚いていた。
本当に。その時はな~んとも思っていなかったが、こんな山道を・・すごいなあ。若かったんだなあ。
山を下りて「奥不動寺」にお参り。
階段を登る。
奥不動寺 静かな境内
巻向山 奥不動寺 本堂 真言律宗のお寺らしい。
帰りの山道(参道)には「丁石」がいくつか残っている」という。
所々で停まって丁石を見る。
七丁の丁石 杉葉を除けてくれたら字が読めた。
しばらく下って・・
三丁の丁石 倒れた石に落ち葉がかぶる。
これも言われなければ気付かない。
二丁の丁石 埋まりそう。
そして・・途中のカーブで、まさかの対向車。しかも普通車・・・
こちらはバックの余地なし。
幸いにも、普通車がバックしてくれて何とか対向できた。ほっ!
国道に戻り、もう1か所、黒崎にある「白山神社」へ。
車を停めて、初瀬街道に入る。
この不思議な遺物は「黒崎 オガライト工場跡」 古代の遺跡のようだ。
製材で出た「おがくず」を資源として再利用するための工場だったようだが、火災が頻発して、昭和42年2月 全焼したらしい。
思い付きは素晴らしいと思う。上手くいかなくて残念だった。
初瀬街道 雰囲気が残る。
初瀬街道に面して、白山神社(桜井市黒崎)の参道入口がある。
白山神社の石標の向こうに鳥居が見える。
参道を進むと、国道165号線 その向こうに白山神社。
国道165号線によって参道が分断されているのだ。
国道を渡り、境内に入る。
白山神社(はくさんじんじゃ)白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)ともいわれる。
祭神 白山比咩命(しらやまひめのかみ)・菅原道真
「雄略天皇 泊瀬朝倉宮(はつせあさくらのみや)伝承地」の碑が立つ。
近年の発掘調査の結果、西に隣接する「脇本遺跡」が候補地とされている。
雄略天皇御製歌 万葉歌の巻頭を飾る歌。
「もよみ籠持ちふくしもよみぶくし持ちこの丘に菜摘ます児・・・」
ここには来たことがあるが、初瀬街道から入ったのは初めてだ。
花崗岩の「白山(辻)」と「白山神社(豊前)」と「白山神社(白山比咩神社)(黒崎)」3か所巡りも面白かった。
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