みどりの野原

野原の便り

3月9日 桜井市小夫~瀧蔵 周辺 小夫大注連縄 瀧蔵神社 冬芽はキハダ? ウグイスカグラ ツチグリ 道標

2020年03月09日 | Weblog

晴天 天気予報では最高温度19度。暖かそうだが、今日行くのは高所なのでそのつもりで出発。

10時 ウォーキング出発 今日は3人で。

小夫集落入口の 勧請縄(大注連縄)

 
   旧道に架かる勧請縄        新道に架かる勧請縄  
旧道・新道の両方に架けられている。2連の注連縄は珍しい。青空に映える。

 
飾り物(下げもの)。木の枝や葉を差したもの 松の枝を挟んだもの 藁を束ねたもの・・
形も変化に富んでいて素晴らしい。  

瀧蔵神社へ上り道


田んぼからは水蒸気が立ち上っていた。

そんなにきつくはないが、ずっと上り道が続く。

 
  だいぶ登ってきた。濃淡の山並みがうつくしい。 さわやかな風

瀧蔵神社に到着

 
      瀧蔵神社拝殿              拝殿前の磐座


 本殿 伊弉諾尊 伊邪那美尊 速玉尊を祀る三社権現
瀧蔵神社は、標高430m 瀧倉山の山頂近くに鎮座
長谷寺の奥の院といわれ「長谷寺へお参りしても瀧蔵神社へ参詣しなければご利益は半減する」と伝えられているとか。
瀧蔵神社社叢は暖帯林の極相林が広がり、天然記念物に指定されている。

 
鐘楼の鐘を撞いた。カ~ンと高い金属音で、重厚な音には聞こえなかったが・・
説明板を読むと、室町時代、長谷寺の高僧により寄進されたものだとか。
軽い音なんて言ってすみませ~ん。  右)釣鐘には鋳物師の名が彫られていた。


宝篋印塔跡地などがあるとの案内板に従って、細い急な山道を下る。

  
   弥勒菩薩石仏      黄金塚らしい高まり    中谷休憩所の磐座
他に、宝篋印塔跡地 観音屋敷跡などがあった。 山道を戻る。

別に、500m下ると薬師堂があるとの表示に従ってさっきよりは歩きやすい道を下っていく。


     薬師堂
歩き回っているうちにもうお昼。
権現桜の近くで満開の花を想像しながらお弁当にする。

 
権現桜は樹齢400年といわれるシダレザクラ。 まだつぼみは固い。
権現様のお告げにより植えられたのが起源とか。
満開のころには見物の人でにぎわうのだろう。今はだれもいない。

確か来たことがあると思ったら。2004(平成16年)4月11日に満開の写真が残っていた。
ずいぶん前だ~。

このペースでは予定していたコースはとても無理で、違う道で元へ戻ることに。

山道は分岐が多い。街道も通っていたのだろう。
地蔵堂や道標もたくさんあった。

  
    四叉路にあった 十三仏堂      左が十三仏  

 
同じ辻にあった苔むした自然石の道標「右ハ ともだ 左ハ をぶ ふくずみ」
違う面には「右 當村 左 はせ 十兵衛」の文字も。(表記どおりではない)

  
山道の分岐の倒れた石柱(→)も道標だ。右 はやま 右 はいバラ 左 ちさハラ など読める。
左にも細い道があったらしい。

 
   ツチグリが斜面に3つ 
アオキ 雄花は蕾 雌木はつややかな真っ赤な果実を付けていた。

 
      花を付けたウグイスカグラを見つけた。可愛い~。

   
  木の枝を引き寄せてみた。 
      この冬芽は何?陰芽だ。対生で落葉樹で・・キハダかな?
      枝を削ってみた。黄色ではなくて緑色だ。 正解は何かな?

 
      地蔵堂 中には五輪卒塔婆を彫ったものと地蔵尊


 フキノトウも採った。

集落に出た。
旧道に入った辻に、2個の道標

下部がなくなっているが、お堂の右前の三角の石(右の→)も道標だという。 
右)やま道 左)なら・・と読めた。
左の柱型の灯篭(左の→)の下部も道標 右なら 左はせの文字が・・

道標は息子が詳しく、上記もすべて探索済みだとか。ホームページに多数記載。

  
お多福さん 大黒様(恵比寿様もあった)寿の入った瓦 集落には立派な瓦のお家が多い。

3時、駐車場所に到着。さわやかな気持ちのよい山歩きだった。
歩いている人には全く出会わなかった。

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