みどりの野原

野原の便り

10月26日 ”海藻おしば”作り 岬町淡輪 箱作駅まで自然観察

2016年10月26日 | Weblog
鶴橋から1時間 和歌山に近い泉南市岬町 淡輪駅で下車、海辺へと歩く。
元々は海であったところが埋め立てられた。


白いきれいなビーチは人工浜。夏は海水浴、また潮干狩りやビーチスポーツやバーベキューを楽しめる。


潮騒ビバレーという施設に到着。
今日はここで海藻おしばを作る。

教えてくださるお二人は「海藻おしば協会」という組織に属し、海藻おしば作りを通じて海の環境や役割の大切さを伝える活動をしておられる。

山と川と海はつながっている。
きれいな海の水は耐油の光が海の中へよく届き、海藻の光合成も盛んになり、海の中の生き物も元気に育つ。
汚れた水やゴミの流入は海水が濁って光が届かなくなり、磯焼けをおこす。海の森を大切にしましょうと話された。

海藻には 緑藻(アオサ・ミル。アオノリ) 紅藻(テングサ・ムカデノリ トサカノリ) 褐藻(ワカメ ヒジキ アラメ コンブ モズク ホンダワラ)などがある。

紅藻は海の深い所に育ち、太陽の光が届きにくく、青や緑の光が届く。
赤い海藻はこの光を光合成に利用できる色素を持っている。

お話を聞いた後、ハガキに海藻で絵を描く。

 
水を入れたバットの中に準備されたいろいろの海藻 
それをちぎったり切ったりして形を作りながらはがきにデザインしていく。 
さあどんなふうにしようか・・海藻の粘りが糊代わりとなって張り付くので、失敗しても水の中に入れればスルッと外れるのでその点はやりやすい。

出来上がり。ハガキに自分の住所氏名を書いて預けておく。
後日、乾燥したおしばハガキが家に届くというわけだ。

11月7日届いた海藻おしばハガキ


自分のは写真を撮り忘れて預けてしまったので、他の方のハガキを撮らせてもらった。

この後、違う方が隣の箱作駅まで自然観察をしながら案内してくださった。

 
浜の隅には    ハマヒルガオ  コウボウムギ(大阪では絶滅危惧種)囲われた中には群生していた。

 
初めて見た2種     アキノミチヤナギ           ホソバハマアカザ

 
    ハマサジは満ちた海水に浸かっていた。 花束のように咲いていた花

 
           大型のダンチク              ヒトモトススキ
海岸から離れた所だったが、ヒトモトススキが生えているということは、以前はここまで海が来ていたとこがわかる。阪南市でヒトモトススキが残るのはここだけで市の天然記念物になっているとのこと。


自然の海岸が少し残ったところ。ハマヒルガオの群落があり、20年前から守られている。
オカヒジキの枯れ姿もあった。
近くにはアマモ場もあるそうで、貴重な自然海岸だ。


すこし行った草むらにはナルトサワギクの群落がお花畑のように広がっていた。アレチウリの広がっているところもあった。


 葉柄が盾状に付くハスノハカズラ

箱作駅に着いたのは17時過ぎになっていた。
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