ミグの「右肩上がり同好会」

移動カフェ店長の日々の生活と仕事の様子などを綴っております。

1000㏄CUP 第6戦決勝レポート 後編

2007年08月07日 | レース参戦記
「かかってくれー!!!」
(心の叫び)3度目の再始動。
「キュルルルル・・・ブブブ・・ブオーン!」
少し、くすぶったもののエンジンが再始動。
バイク用の小型バッテリー搭載の14号車、セルを回す時間は限られるのです。
「やった!!」これでレース復帰です。
が・・・第2ヘアピンを立ち上がると前方の集団は
既に最終コーナー付近へと差し掛かっています。
絶望的な差が付いてしまいましたが、ここでレースを捨てる訳には行きません。
まだレースは13周残っています。
他のレースカーにもアクシデントが無いとも限りません。
単独最下位で最終コーナーを周りメインストレートへ・・・・
とりあえず車の挙動は問題なく走行出来るようです。

「違う意味でみんな注目しているよなぁ~」
「場内アナウンスのお姉さんは何て言ってるのかなぁ~」
などと考えつつの一人旅。
前にも後にも絡んでくる車は一台も居ません。

こんなに空いている筑波サーキットは初めてです(笑)

それでも集中力を切らさないように頑張って走ります。
すると明らかに前方を走るオレンジ色の車との
間隔が詰まって来るのが判ります。
「絶対、抜いてやる!!」
6周目、2ヘアピンを立ち上がると17号車が白煙を吐きながら
ピットロードに入って行くのが見えます。
タイヤと部品が接触しているっぽい・・・・「やった!」
(他人の不幸を喜ぶ不届き者)
これでリザルト上で「一番下」は避けられそうです。
でも自力で順位を挽回するんだ!!頑張れ自分!!

8周目、とうとう第1ヘアピンで65号車に追いつき、
第2ヘアピンでイン側からパッシング!!

お次は、その前を行く白い車を追いかけます。
が・・・ペース的にはほぼ同じらしく全く追いつく気配がありません。
そうこうしている内に15周が終了~
14位でチェッカーフラッグを受けました。

パルクフェルメに車を停めると
25号車のドライバーさん「らしき」方が謝りに来ました。
「すいませんでした・・・・」
文句の一つも言いたい所ですが、声を荒げるのも大人気ないですし、
だいいち、そんな元気も残ってはいませんでした。
適当に受け答えをし、ヨロヨロとピットに戻り、
暫くパンツ一丁でうな垂れる事に・・・・il||li _| ̄|○ il||li

暑さと疲れも相当ありましたが、一番うな垂れる原因は、やっぱり自分の走り。
情けないやら恥ずかしいやら・・・・

少し元気を取り戻し、着替えを済ませる頃には暫定結果が・・・
「No25はL項違反、プッシングによりレース結果に対し1分加算とした」
との文言。これで順位は13位に。
「アクシデント以前に14号車が完全に前にいて
プッシングにより25号車が順位を上げた」
この事実をオフィシャルさんがちゃんとジャッジしてくれたのです。
単独で一生懸命走った事が少しは報われた気がしました(´Д`) =3

とは言え今回のレースはワタクシのキャリアの中でも
最も精彩の欠いたレースでした。
(いつも精彩なくね?って突っ込みはなしで!)
14号車ともども、激しく凹んでいるワタクシでございます。

最後になりましたが今回の大会、
2日間に渡り山形から同行して下さいましたマー坊さん。
お忙しいなか駆けつけて下さいましたワタナベさん&サンデーメカさん。
それから、お世話になりましたエントラント&オフィシャルの皆さん。
このブログを閲覧、コメントを下さいました多くの皆さん。
本当にありがとうございました。
次回のレースは仙台ハイランド、地元に戻ってのレースとなります。
次はもう少し「マシ」なレースを御見せ出来るよう頑張ります~