ミグの「右肩上がり同好会」

移動カフェ店長の日々の生活と仕事の様子などを綴っております。

リアル「牛に願いを」の話

2007年07月04日 | テレビの話題

昨日から始まった新ドラ「牛に願いを」
御覧になった方も多いと思います。
まぁ、何てこと無いコメディードラマでしたが、
一つ評価出来るのは「酪農」を真面目に伝えている事。
ワタクシ、リアルな「牛に願いを」の体験者であります。
と、言っても農大に進んだ訳ではありません。
農業高校時代のお話・・・

酪農=牛乳を生産する農業。
数ある農業の中でもワタクシが知る限りでは一番大変なお仕事。
朝、暗いうちから起きて、エサやり、糞の片付け、
それから搾乳(乳搾りですね)
日本の家畜の中では最大級のホルスタイン牛。
そのエサの量と糞の量は他の家畜の比ではありません。
また搾乳もコツと時間の掛かる作業。
これを毎日、朝晩2回。
365日。うるう年は366日。休み無しで続けなければなりません。
何度か実習を重ね、その苦労を痛感・・・
「将来は絶対、牛に関わる仕事はしたくない!!」
と心に誓ったワタクシでございました。

最近では「バイオ燃料」の原料になる穀物の価格が上昇。
畜産飼料も値上がりし酪農経営も益々大変とか・・・

それから御存知でない方もいらっしゃるかと思いますのでご説明を・・・
乳牛は成長すれば自然とお乳を出すものではありません。
定期的に妊娠と出産を繰り返すことでお乳を搾ることが出来ます。
もちろん人為的にです。
何らかの理由で出産出来なくなったり、牛乳を生産出来なくなった牛は
当然、肉として処分される事になるのです。

そんな事でありまして、牛さんと酪農家さんに感謝しまして
牛乳を頂きましょう~


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