梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

お酒-9:ウオッカ

2010-09-19 10:15:07 | 雑記
随分前、晴海の国際展示場に何かの見本市を見学に行った事が有る、此処で白樺と言う輸入商社のブースが有って初めてウォッカを冷凍して飲む方法を知った、ウォッカは殆どこの商社が扱っていたと思う、ごく普通の透明なスミノフの他に色んな物が有った、レモンの入った物から唐辛子の入った物、ブランディーを如何したのか分からないが濃い琥珀色のウォッカがあった、試しにレモン・ブランディ・唐辛子と買って来た、唐辛子の入った物は確かペルツと言ったと思うがロシア語のスペルだからそうは読まないのかもしれない、実は有る本で(古谷光敏氏のレモンハートだったかもしれない、漫画です)「ブラッディマリーは此れで作るのが正式だ」と読んでいたので試してみたかったのだ、今までは一般的なウォッカとトマトジュースを1:2位で割ってタバスコを入れてレモンの輪切りを飾り塩を振ったものだったのだ、カクテルバーやコンパでも注文すると此れが出て来る、しかし確かに「タバスコとウォッカ」と言うのは時代的に最近出来たのではと言う感じはする、買って来て試してみたら此れが行ける、暫く続けた、勝手に「トマトジュースは体に良い」とか言い訳をして飲んでいた、「トマトジュースはデルモンテに限る」とか良いながら飲んだ、しかしこれは大変水気が多くトイレが近くなるので暫くしたら止めてしまった。ブランディー色の物は美味かったがそれならブランディーを飲むか割った方が早いとこれも止めた、レモンのウォッカも少し香りがするだけで特別なんて事は無い、スライスレモンを入れたほうが手っ取り早いのでこれも1本で終わり、しかしロシアではなく北欧のウォッカで「ズブロッカ」と言う酒があって来れは良い匂いがした、「奇跡の草」と言う表現のものが1本入っていて見た目は松の葉の長い物のような感じだた酒その物は柏餅の匂いがした、感じ方は個人差があると思うが大抵の人はそう感じたのでそれに近い匂いだと思う。レモンハートと言う漫画の題名になった酒は72度で古谷氏は最初に「世界で一番度数の高い酒なのに名前が爽やかだから」という理由で付けたらしいがある時これも中屋で見つけたウォッカは何と96度だった、「スピリタス」と言うウォッカでシンプルな入れ物である、2000円超だったが面白半分に買って見たが飲めたものではない、エンジニアの友人が「洗浄用のアルコールでも94%程度だからそれより純度が高いのか!」と呆れていた、世田谷の九品仏の駅近くに知り合いの集まる飲み屋があってこの話をしたら誰も本気にしない、「じゃ持って来るから飲むか」と言ったら「本当に有ったら是非飲んでみたい」と言う、「ストレートでは絶対飲めないぞ」と言ったら「本当に有ったら俺が飲んでやるよ、飲めなかったら俺のおごりだ」と言うので次の週末に持っていった、当然その日は唯になった、記念にその店の棚に置いて来たがその後どうなったのか。古谷氏の名誉の為に書いて置くと暫くしてこの酒は取り上げられていました、あんな店が有ったら通って見たい物だけど、なんかレイモンドチャンドラーの舞台に出てきそうな店だが、客は結構庶民的で面白い