梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

マニフェストをどう思うか

2010-09-03 10:41:17 | 日記
民主党の内部抗争は厭き厭きした、しかし兎に角政治をして貰わなければ成らない、朝テレビ朝日に小沢氏が出ていた、確かにしっかりとした意見を話す、「何故今までこう言う風に話さなかったのか」と思っていたがコメンテーターの話からすると「話してはいた」らしい
それはともかく「マニフェストは国民との約束だから全て全うしなければならない」と言う意見だった、確かに「マニフェスト」は昔の選挙公約とは違って必ず実行しますと言う約束事だが問題は余りに多くの案件を載せている事だろう、有権者がこのマニフェストに関して全て諸手を挙げて賛成したわけではないと思う、第一前回の選挙は民主党のマニフェストで選んだと言うより、自民党に見切りをつけたら残った一番大きな党だったと言う程度の事だろう、同時に「お手並み拝見」と言う事でもある、新人にこんな大事な時期を任せて「お手並み拝見」なぞしてる間は無いのだが此処まで愚図つくとは思いも寄らなかった、マニフェストを参考にしたとしてもあの大量の項目を全部賛成だとは思えない、一番の目玉の子供手当ても多くの報道を見る限り手当てを貰っている人たちも含めて現金給付より環境整備をと訴えている、高速道路の無料化も大半は愚策だといっている、確かに報道がある意図を持って誘導していると言う面はあるかも知れないが庶民感覚はこの意見にかなり近いのではないか、もし選挙時点でマニフェストに優先順位を入れさせて貰えるなら恐らくこの法案は却下されていたのではないか。大切なのは将来的に子供達が豊かに暮せるビジョンを如何に見せられるかになる、「子供の為に今の方は老後の安定は諦めて」と言うならそれを見た子供達は大人になる事に夢が有るどころか嫌悪感しか持たない。景気浮揚にエコポイント制度などがあるがこの恩恵に授かるのは高額の消費が出来る人間に限られる、車、大型電気製品、更には家屋、此処に税金を投入しているが国民の大半は車を買う様な状況には無い、家などとんでもない、それどころか来年の地デジ対応のテレビすら買えない所帯が多数ある、つまり生活にゆとりがある家庭には更に恩恵が有って生活にギリギリの家庭には全く恩恵は無い、つまり減税分は金持ちに廻り子供を高校にすら行かせられない家庭には「消費税を上げなくては」とまで言われている、圧倒的に此方の人数が多いのだ、この家庭の「生活レベルを引き上げなければ成らない、エコポイント対象は耐久消費物と言う位だから買う事の出来る家庭が買ってしまえばそれで暫くは需要は無い、しかもこの売上は大型優良企業のみだ、大型優良企業の多くは海外が生産拠点なのだから苦しい零細中小企業にはそのメリットは殆ど無い、国内マーケットを活性化するには国民の多くがゆとりを持って生活する基盤を作らなければ成らない、この「多くの国民」のゆとりなぞは今の政治家の方々の半分以下で済む、世界の長者番付に乗っている方々の金利程度で充分なのだ、景気対策は無策のままで時間は使いすぎた、後半に期待するしかない