梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

刑事事件と外交の摺り合わせ

2010-09-26 11:08:04 | 雑記
中国が領土権を主張するのはあの国の常套手段だ、此れは切り離して最後は国際審判にゆだねるしかなくだろう、しかし今回逮捕拘留したのは「公務執行妨害」だった筈だ、「故意に船体を衝突させて進路を妨害した」と言う容疑で逮捕拘留したのだろう、解放するに至った理由は政治判断だったとしても「故意の妨害工作の容疑で逮捕拘留して取り調べたが歴然と故意であったと言う証拠が立証できないので嫌疑不十分のまま釈放」と言うことだと思う、此れをはっきりと公表、中国にも通達した上で釈放しなかったからこう言う揚げ足を取られる様な無様な形になってしまったといえるだろう、釈放理由を明確にしていないなら此れをはっきり公表し国際的にも信頼を取り戻さなければならない、国内法で裁くのだから「過失であっても事故の責任は中国漁船にあるから損害賠償を請求する」事は当然だ、取れる取れないはそれからだが日本に正当性があるなら不当な行為で受けた損害ははっきりと請求しなければ国際的には日本は全て不当だと認めていると言う印象を与えてしまう、釈放したら国交が正常化すると言う期待は完全に裏切られ、脅しに屈した日本は更に脅せば未だ譲歩すると言う方向に動いているのは明らかになったのだ、こう言う方向にしたから国交に影響を与えると言うのは確かに有るが大差が出るとは思えない、国際社会に於ける日本の外交能力はあまりに評価が低い、此れによって北方四島もロシアの考えが変わる恐れは充分にある、脅せば譲歩する国と見られているのだ、あれだけ歴然とした記録があるにもかかわらずロシアは日本の敗戦を8月末にして占領を正当化している、ロシア以外は第2次世界大戦は8月15日日本の無条件降伏を持って終結したと歴史的に確定しているのだ、ロシアの主張は他国からすると「何を考えてるんだ」と言った程度だが日本は領土問題と抑留問題が2国間にある、しかしその件に関して何の手も打っていないのだ、全く見下されているのだが今回の件は更に増長させるに違いないだろう、中国と言う国は古い歴史上度々政権が変わる、その度に前政権関係者を徹底的に粛清してきた、中国民と言う人種は混合人種である、しかしその中央に居るのは今は漢民族だ、中国の主張する領土と国民数はこの漢民族が独断的に併合してきた民族の総数だ、いまだに自治権と領土問題がくすぶっている領土は3割を越える、人民も前政権の清族を分離して考えれば半数に満たない、強権を持って独断的に進めるのは中華思想の顕著な特徴だが恐らく今後の舵取りを誤れば又歴史は繰り返すだろう、我々はそんなに中国を恐れる必要は無い様な気がする、アメリカも混成国家で有るが歴史が浅いだけしがらみも無く強者の論理で国を大きくして来たがやはり限界になりつつある、中米2大国家世界と言う目論見も情報速度の速さで早晩崩れるだろうと思う、それは2強の対立と言うより内包している貧富の差から崩れるだろうと思う、日本の貧富のさも何処かで調整されなければならない、江戸時代の徳政令の様な物になるか、大塩平八郎が出てくるか、そのまま行けば今の経済界主導の幕府は幕末を迎える事になる、と言うのは貧困層側の妄想だがそんな事を期待しなければ成らないのは本当に悲しい