為替介入があった、円は82円前半から一気に85円後半まで下げた、管政権は出来ないだろうと言う予想を一気にひっくり返しての介入だった、タイミングは最高だろう、抜くぞ、抜くぞと言うだけで飾り物の天下の宝刀と思っていたら突然斬りかかられたのだから効果は最高のタイミングだ、ヘッジファンドは此れでかなりの損を出しただろう、何時又斬りかかられるかわからなければ飾っておくだけで良い、今までの様に舐め切った為替操作はし難くなる、取りあえず此れで経済が上向くとは思えないが下げ止まる効果は有った、しかし景気はどん底だ、NHKで今年の高卒求人人数を放送していた、2003年に比べて1/10まで落ち込んでいると言う、管政権は雇用した企業に助成金を出すと言っているらしいが税金を其のまま送り込んでも企業にとっても国にとっても殆ど意味は無いだろう、助成金が切れたら解雇するだろう、雇用を維持できる経営状態に無ければ結局倒産するしかないのだ、今必要なのは雇用を維持できる事業を創生して構造的不況の事業を此方に誘導する事だ、そうしなければ結局一旦会社を整理する事による経費と処理された債権が次々と連鎖倒産を起こす、そして今度は新たな事業を始める為の手続きや資金繰りが発生する、この時間的ロスは個人の生活を直撃してしまう、その為にセーフティネットを整備しなければならないがそれが生活保護しかないのならあれが人間的生活が維持できるとは思えない、しかし其の程度でもそれでも手続きに大変な人件費が必要だし結局税金を投入して行く事になる、病気も同じで重態にになってから手当てをするより罹患したら直ぐ手を打つ方が金は掛からない、それより予防医療が一番良いのだが今の日本は既に重病だ、重態になってからでは遅い、早急な手当てが必要だ。カンフルでは基本的な治療にはならない、本腰を入れて長期療養は覚悟しなければならないが方向を間違えると更に進んでしまう、しかし政治家は会社の経営をした事が無い、貧乏もした事は無い、大企業の経営者では零細企業の実際が分からないだろう、入社した時からエリートとして経営に関わってきた人達は自社が儲かればそれで全てだろう、経済学者は自分の財布でやった事は無い、理論と違う方向に行ってもそれは理論の評価が下がるだけの話だが経営者は自己破産も覚悟して運営している、こう並べると如何したらいいか分からない、その時間を稼ぐ為のカンフルなら取りあえず効果は有るが次のカンフルは効き目が下がる、今回の白星に期待したい