梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

道:150号線

2012-06-19 16:17:07 | 雑記
静岡市から浜松まで海岸に沿って国道150号線がある、起点は清水区だが少し前までは清水市だった、久能山のふもとを抜けて安部川を越えて東海道線の用宗駅の前を過ぎると道路は一旦海に飛び出してしまう、名代の大崩の名に相応しく崖に沿って道を作る事を諦めた道路である、
実は此処は今150号線ではない、国道は安部川を渡ると右に折れてトンネルで焼津側に抜けているが自分の好きな道路はこの大崩の崖を穿って作られている昔の150号線である、
一旦海に出た道路が弧を描いて崖に戻ると直ぐにトンネルである、暗いトンネルと抜け急坂を蛇行しながら登る、左側は駿河湾、右手は雑木か蜜柑畑である、
切り通しを抜けて次の切り通し手前に私の好きな「海山」と言う喫茶店がある、開店当初は民宿をやっていたが最近は喫茶だけの様だ、崖に立てられているので入り口と奥の席には少し段差がある、窓から見える景色は特筆物で入り口方向以外はずべて青い海、東の方向に見事に富士山が見える。



年配で余り笑った事を見た事の無い痩身のマスターと奥さんが切り盛りしているが最近お嫁さんが手伝っている、あっちの方面に行くと必ず立ち寄っていたが最近はすっかりご無沙汰だ、
此処から焼津までは狭く曲りくねった道路で運転初心者や大型の車で行くと少し怖い位である、
崖の上に大きなホテルが見え、短いトンネルを抜けると直ぐ前は焼津の町である、
下りきると川が有って其処を過ぎて1km程度で左側に焼津港が見える、遠洋漁業の基地だと言うわりに寂れた感じがあるのもなんとも言えず好きである、
街を過ぎると周りには鰻の店とシラス料理の店がぼつぼつと有る程度で平坦な道路が続く、
やがて前方右手に小高いなだらかな丘が続くのが見える、牧の原台地の先端である、
大井川を渡り海岸線と付かず離れずの150号線だが実際に自分が好きなのは150号から南に外れて御前崎に向う道路だ、
特に灯台を過ぎてから波打ち際に作られた道の風景は何時も風が吹いていて白い砂と背の低い松の印象が鮮烈で言った事も無いが南米の海岸はこんな感じなのかと思う景色である、





この先には今は止まっている「浜岡原子力発電所」がある、おそらくもう稼動する事は無いだろうが廃炉になるまで半世紀以上が掛かると言う、
御前崎の灯台脇に海を見つめて像がある、確か「希望」という名だったと思うが、この写真はかれこれ40年も前の物だから今どうなっているのか



その先で道路はまた150号線に戻る、此処から西に海岸と田畑の間をずっと走るのも好きで時間が有ると東名を使わないで浜松に向かう事も随分有った、まあ自分の田舎だと言う事も有るが好きな道である

生活保護の現物支給

2012-06-18 15:08:21 | 雑記
生活保護申請が増えている、その中には不正と言われる物も多く含まれている事は間違いない、私自身が知っている物でもかなり有るし知人からの話もかなり聞く
しかし本当にどうにもならないで餓死するような人達も多く居る事も報道で見る、
最近問題化したタレントの家族問題はその両面があるのだろう、本人が言う様に生活保護に掛かった時は本当に生きる術がなくなってしまい国のセーフティネットにすがったと言う事は本当なのだと思う
しかし一旦ボーダーラインを超えてしまうとその事に対する考え方が変化してしまい(貰える物を止める事は無いんじゃないか)と言う様な気持ちになったのではないだろうか
実際生活保護ではないのだが自分の姉が20代の後半に3歳と5歳の子供が居る状態で夫を亡くし本人は持病の心臓と腎臓の重い病を発した時にやむを得ず「母子寮」と言うところに入った、その後未だ20代になったばかりだった私と同居する事になったがこの時に住んでいた川崎市に生活補助(保護ではなく補助)を申請した事がある
本当なら私と同居だと補助が受けられないのだがその時のケースワーカー(民生委員だったかもしれない、昭和47・8年の頃)が「同居だと無理だから同じ住所だが別所帯としましょう」と言ってくれたのだがその当時で川崎市は国の補助の他に神奈川県と川崎市がそれぞれ加算してくれた、それでも当時で子供二人(未就学児)と本人で合計6万程度だったと思う、
国の補助金だけだと4万弱、当時家賃は鷺沼で6畳と4畳半にお勝手と風呂が付いて3万程度である、姉は入退院を繰り返し少し安定したのでパートに出たらその収入分が補助金から差し引かれます、結局補助金額を越えるまでは働かない方が良いと言う事になりケースワーカーからも「無理に働いても仕方ないですから」と言われる始末で本人も「なんか納得行かない」と言っていましたが数年で住み込みで働くと故郷に子供を連れて戻ったのですがこの方法だと確かに「働かず貰い続ける方が良い」と思うのは致し方ないかもしれません
現状都内では14万前後貰えてその上公共料金と医療費が無料、当然税金もありませんから働いてこのレベルになるのは税込みで200万以上の所得が必要となりますがこの数年来の雇い止め問題、非正規雇用しかない将来を考えると結局一旦保護を受けてしまえば其処から抜け出す事はかなり難しい事になるでしょう
しかし一方で最初からこのシステムを悪用し実質かなりの所得を得ても隠して暮らす人間もかなりの割合で居る事も確かでしょう、このケースは極力排除しなければならないのですがその判断は難しくそのコストも大変な金額となります、
大阪維新の会で「現金ではなく現物支給、クーポンの様な方法を」と言っていましたが此れは恐らく意味が余り無いどころか其処にまた悪質な「現金化の業者」が参入する事はおそらく間違いないでしょう、最低源現金は必要ですし受給者(本当に必要な)の誇りをずたずたにしかねません
働く意欲が有るが何らかの理由で働く事が出来ないと言う事が大前提なら「失業保険」の一環として統合し、民間の保険会社に税金の一部と現在の失業保険金を使って委託する方法はが良いのではないかと思う、扱う保険会社は入札で国内外を問わず期間は数年、地域か業種で複数の会社を利用する様にすれば最小のコストで最大の効果を出すのが民間企業の使命だし現在の労働省と厚生省のコストも大幅に削減できる、無論現在のコスト以上の見積しか出なければその分を改めて国の予算で埋めるようにする、しかし不正に関しての検査は民間の方が優れているし前述の事に関しては明らかに「詐欺」に当たるのだから訴訟を簡易化する事でかなり効果を上げられるのではないかと思う

とうりゃんせ

2012-06-17 12:04:39 | 雑記
梅雨に入ったと言う気象庁の発表に合わせる様に雨の日が続く、予報通り今朝まで降って居た雨も今は上がっているが空はまだ見えない、
足の調子も良くないのに昨日は少し出かけたのだがそのおかげで昨日の夜はかなり引きずってしまった、
今日は何処にも出かけないでPCとテレビで時間を過ごそうと思っている、
決して歳のせいではなく私は昔から朝が早い、5時半には置きだして珈琲を淹れる、
今使って居るのはハワイコナだがハワイ土産でもらうも奴はどうも味も香りも無く買う気がしなかったのだが行きつけで親しくなったドトール大森山王店の店長の薦めで買って見たら此れが随分美味しい、
今までは殆どブラジルかモカだったのだが此処数カ月は店長の薦めで色々と試している、
しかし大森山王店は今月の28日で閉まってしまうらしい、実に残念だが仕方が無い、未だ何処か探そう。
珈琲を飲みながらCDをぼんやりと流している、今日は少し静かなのが良いかと中村八大のピアノソロ「日本の歌」を流していたら「とうりゃんせ」が流れて来た、
カードゲームをしながらふと(此処を通してくれたんだろうか?)と下らない事を考えた、
歌詞の始め頃は(子供の遊びかな)と言った感じだが「此の子の七つのお祝いにお札を納めに参ります)と言う歌詞からすると幼い子供を持つ母か父、若しくは夫婦だろう、
だとすると「「とうせんぼ」をしているのは誰だろう?第一どこだ?と考えると良く解らない歌詞である
子供が神社で遊んでいて鳥居の下で棒きれを持った悪童がお参りに来た大人にふざけてこんな事をしたのかな、と想像すると風景が浮かんで来て面白い、
だがその後の「行きは良い良い、帰りは恐い」が良く解らない、まあ有名な「かごめかごめ」も色んな話が有るので昔からの子供歌には良く解らないものが多い、
もっとも子供の頃は後で理解した時に(最初は全く違った事を思っていた)ものも多い、故郷の「兎追いし・・」を「兎美味し・・」と覚え居たし、夕焼けこやけ」の「負われてみたのは・・」を「追われて・・・」と勘違いしたりとか今考えると実におかしい事が有る、
皆に聞いてみたい気もするが自分だけかな、

金持ちが金持ちの為の政策をしている

2012-06-16 10:55:54 | 雑記
消費増税法案が基本合意したらしい、年金も結局高額所得者の制限は先送り、所得税の課税累進率の見直しも先送り、5年先には消費税は今の倍になる、所得に対する支出の割合が高ければ其れだけ負担率は高くなる「逆進性」の部分はそのままだ。
公務員の所得平均が国民の所得水準をかなり上回って居る事や世界でも高額で且つ国民人数に対して定数も世界で群を抜いて居る議員手当てもそのままだ、
結局金持ちが集まって金持ちの為の法律を作って居るのだから国民の為の法制化など望むべくもないだろう、だったらお為ごかしに「国民の為に」なぞと言わず、「我々を選んだんだからどう言う方を作ろうとも文句を言うな!」と声高に叫んだらどうだ、
「米櫃の米が殆ど無いから皆今まで1膳づつだった飯を7分目にして我慢してくれ」と言う配膳係りが喰い切れないほどの飯を先ず取ってしまっては納得のゆく訳もない、
日本の政治家はいつから此れほど卑しい連中ばかりになったのだろう、誰かが「今は政治家など居ない、居るのは政治屋だけだ」と言って居たのを思い出す、
しかし貧乏な庶民が政治に関わるのは難しい、金が掛り過ぎるし仮に立候補しても落選すれば元の職場に戻る事はまず不可能だ、結局このままのシステムで進みどんどん格差が広がって行くんだろうな、此れで若い者に「夢と希望」を説いても虚しいだけだ、子供を産む意欲が無くなるのも致しかた無いと言うものだろう、
若しかしたら封建時代と言われた江戸時代の方が今より為政者はマシなのかもしれない様な気がして来た、「このままでは駄目だ」と言う事は多くの庶民が抱えて居ると思うがどうしたらこの閉塞した世の中を開放できるのか?選挙で政権を交代させたら結局前以上に格差社会を増長し看板に上げて居た官僚支配の脱却は逆に進んで仕舞っている様だ、
毛沢東も結局政権を取ったら「天安門事件」まで突き進んで仕舞った訳だから人の性と言う事なのか、此処まで来るともう哲学科宗教になってしまうのかな、悲しいけど

再開は誰も為に、

2012-06-15 17:48:39 | 雑記
大飯原発の再稼動が決まりそうだ、全国民的には殆ど「脱原発」の意向になっていると思うのだが野田政権はどうしても再稼動したい様だ、
現状稼動中の原発はないが取り立てて問題は無い、しかし野田総理は「夏になれば電力が不足する、計画停電で突発的に電気が失われたら大変な事になる」と矛盾する事を臆面も無く発言しても強行したい様だ、
地元福井県も元々「総理が国民に説明をすれば」再稼動を認めると言って居たので此れで免罪符を手に入れた、
原発立地の県、地域は既に「原発交付金」と言う財源が無ければ成り立たないと言う体質になってしまっている事は報道やデータで充分に理解できる。
百歩譲って原発で創生する雇用は確かに経済効果とも言えなくは無いが「原発交付金」と言う物は地域産業の活性とは全く逆の性質だと言えるだろう、産業を活性化しなくても毎年100億近くの交付金が流れ込んでくるのだから地域の産業が活性化するわけも無い、
この金額は「命の代償」の先払い、或いは延払いに等しい、でなければこんな税金を特定の地方に流し続けるわけも無い、この交付金の代償を福島県は3・11で本当に命で支払う事になってしまった、
当然「命は金に換えられない」と言う事を本当に大きな代償を払って、払い続けてそして後悔している筈だ。
更に問題はこの立地自治体の近隣自治体にある、町名が変っただけで地図上の線から先はこの「交付金」は支払われない、しかし汚染は行政区分で止まる訳も無く福島県内でもおそらく直接交付金は入っていなかった筈の飯館、隣接県、更に関東圏まで汚染されてしまった、
大飯原発の再開で隣接県の首長が「反対」を纏めたが「電力が不足する」と言う脅しと実質立地自治体の承認で再稼動と言う方向になった様だが隣接自治体は危険だけを負わされている事をもっと追求して貰いたかった。
立地自治体の経済構造の将来的を考えても今の「原発交付金」だよりの自治運営から脱却しべきだろう、其れが故郷の未来をになう筈だ