梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

原子力基本法と宇宙平和利用を知られずに変更したらしい

2012-06-21 15:16:13 | 雑記
東京新聞の朝刊に「原子力の憲法」こっそり変更と言う記事が載っていた、原子力基本法の基本方針が変更されたと言う、付則で「平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に」とした基本法二条に一項を追加、原子力利用の「安全確保」は「国民の生命、健康及び財産の保全並びに我が国の安全保障に資する事を目的として」行うとした、と言う
塩崎恭久衆議院議員は「各の技術を持っているという安全保障上の意味はある」と発言して「日本を守る為、原子力の技術を安産保障の面からも理解しなければいけない」と話したと言う、
ネットで「原発をどうしても続けたいのはアメリカの意向もある、原発はそのまま核兵器に転用できる技術であり防衛省を主に核武装を目指す政府の方針に従って要る」と言う記事を見つけたが、(一寸穿ち過ぎた意見)かなとそのときは思っていたがこうして法を修正しているところを見るとその通りかも知れない、
確かに「非核三原則」では持たず、使わず、持ち込ませずだったと思うが原発が存在する限り燃料であるウランは国際的に堂々と保有できる訳だ、原子炉の構造は臨界状態になったウラン燃料の核分裂反応を熱として使用しているわけだが核爆弾の構造も全く同じで巨大なエネルギーを一気に開放すれば核兵器、ゆっくり開放すれば原子炉と言う事である、基本的には原子炉の方がずっと難しい技術であり、核爆弾の構造はいたって簡単である、は数十年前にアメリカの高校生がモデルを作ったが「プルトニュームを入れたらそのまま核爆弾だ」と言う出来栄えで彼は「教科書通りに作って見ただけ」らしい、
原発の数だけ核兵器の原材料がある訳で日本のロケット技術と組み合わせれば簡単に核兵器を乗せたICBMとIRBMが出来るわけである、同じ紙面に「宇宙開発は平和利用に限定する」と言う法も同時に改訂されていたと載っているのをみるとかなり現実味の帯びた話になる、
しかし、今日本が核武装する理由が良く解らない「保有するだけで使用しない究極の兵器」である核兵器を「持っていません」と国際的に公言して居ながら保有する理由は何なのだろうか?
おそらく他の国の「防衛機関」は既にこの事を既成事実として認識してるのではないだろうか、知らぬは国民ばかりと言うわけだ、「憲法9条・戦争の恒久的な放棄」は既に飾り物になっているのかもしれない、
しかし政府と官僚はなぜ国民を欺いてまで戦力の保有をしなければならないと考えているのだろうか?
大戦前の国威発揚とは日本の置かれる状況は大きく違う、ひとつ考えられるのはアメリカ属国としての東南アジア戦略基地としてアメリカの意向に従って行動する事で自らの地位を保全する為か、もう1つは日本の隠れた兵器産業の国際的な営業戦略の一環ではないのか、産官が強く結び付いて日本の経済を牛耳っている事は隠然たる事実である、
野田政権が国内の大反対を押し切って点発再開を推し進めるのはこの為かと思う記事だった。