La douce vie

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圧倒的勝利でなければならない

2006-03-17 | sports
ローマ観光の予告をしていたのに、ごめんなさい。
私は野球には疎いので、ここで取り上げることはないと思っていたのですが、WBCの疑惑の判定に一言だけ・・・。

あの判定に対して思う事ことは他の人たちとそんなに変わらない。
ただ、アンフェアなジャッジやルールは決して珍しい事ではないと思う。

ノルディックやスキーのジャンプ陣は突然弱くなったわけではなく、アンフェアなルール改正に則って戦った結果である。
アジア人であり日本人である選手達がアウェーで戦うということは、アンフェアがツキモノである。それが国の名を背負い、大きい大会であれば大きい大会であるほど尚更だ。
アテネで水泳の北島選手はアメリカ陣に泳法のクレームをつけられたが、精神的に揺さぶられる事なく、圧倒的な差で2つ目のメダルを手にした。アテネの体操も疑問に思う採点が2,3ないわけではない。フィギュアスケートの新ルールはスルツカヤ選手とコーエン選手の持ち技に有利であった。サッカーの東アジア杯での対韓国ホームゲームもジャッジとの戦いでもあった。

かつて、柔道の篠原選手がオリンピックで明らかなミスジャッジの後に気を落とし敗北した。その後、騒ぐ日本の世論に対し、一言「弱いから負けたんです」という言葉を残した。
圧倒的な強さで、採点競技であれば圧倒的な美しくさと完璧な演技で審判と観客の心を掴まなければならない。世界で国の名前を背負って勝つということはそういうことなのだと思う。
アジア初のフィギュアの金メダルの荒川選手、アテネ体操団体の金メダル、北島選手の2つ目の金メダルはそういう総てを飲み込む圧倒的な勝利である。アンフェアな闘いに真っ向勝負で挑んだ彼ら。だからこそ、私たちには忘れ難い感動的な勝利なのだと思う。