La douce vie

sweetsや美味しいもの,雑貨,映画,art,音楽,本,マンガ,スポーツ観戦,ice show,旅行等ゆるブログです

フィギュアスケート:勝手にぐらンプリ 2013-2014

2014-05-01 | figure skathing、ice show
うーーーん。今シーズンは五輪シーズンなのに、好き!というプログラムが少ないんです。
それと過去のプログラムを持ち越してるスケーターが多いのもある。(基本、持越しは取り上げない方針)
これは多分、私の方に問題があるのではないかと。要するに、プログラムを堪能する精神的余裕がないんだと思います。
そんなんでも、とりあえず、今年も。
前回も書きましたが、フィギュアスケートの好みは食べ物の好き嫌いみたいなもんです、と前に書きましたが、私の中ではケーキに似ているなぁ。と思います。
味、食感、食材の組み合わせ、見た目、素材の良さ、素材の良さが活きているか?こういう総てに対して気を使っているパティシエの作り出すケーキは本当に素晴らしい。



SP・SD:

ボロゾジャー・トランコフ「仮面舞踏会」
さすが、ロシア!というようなドラマチックプログラム。手を差し伸べる時とか目線とか細かいところも素敵なんです。

高橋選手:「ヴァイオリンのためのソナチネ」
カーニバル・オン・アイスで今の衣装を着て演技した時、「オリンピック・プログラムだ」と思いました。
今でも、その時に思った気持ちや、NHK杯で魅せた演技は高橋大輔の真骨頂であると思っています。
五輪で結果を出してもらいたかった、というのは結局、五輪しかフィギュアスケートを見ない多くの人たちにとっては、フィギュアスケート=五輪=五輪の結果が総て、という印象があったからだと思う。だから、今まで彼のやってきたことに対してご褒美としての結果がついてきて欲しかった気持ちが強かった。

でも、高橋選手はやはり、アーティスト。今まで高橋選手の作り上げてきたプログラムの世界観1つ1つがどれをとっても珠玉。2005年のスケートアメリカの演技なんか、3Aで転倒しても、今でもぞくぞくするほど素晴らしい。いい画像で残っていないのが残念。高橋選手の演技集のDVDを発売して頂きたいものです。



FS・FD:

シブタニ兄妹「マイケル・ジャクソン・メドレー」
いつも二人の上品な選曲は大好きなんですけど、若いので時に冒険しないといけない、と思っていたのですが、二人とも見事にこのメドレーを滑りこなして見せてくれたことが嬉しかったです。ちなみに真央ちゃんもメイク上手くなったけれど、マイアもメイクがとても上手くなったと思う。

イリニフ・カツァラポフ「白鳥の湖」
あの体をそらした状態のリフトが曲想と合っていて、女性を美しく見せていて好きです。
やっぱり、こういうドラマチックプログラムが好きなんだろうな、私。
このカップルの評価の定まらないところはなんとも説明がつかないのですが・・・

パトリック・チャン選手「四季」
シニアデビュー2年目も四季を使っていて、2度目なんですけど、別物ですね。
シニアデビュー時から傑出した素晴らしい才能だったけれど、さらにレベルアップしていることに感嘆してしまいます。
それから、パトリックの五輪のEXの胸はだけは、訳があったのね・・・訳も知らずにチャチャ入れてごめんなさい、パトリック。


織田選手「ウィルアム・テル序曲」
今シーズンの織田選手はどれもこれもよかったな。何より、日本のファンと再び心が通い合っている演技ができていたことが嬉しかった!気持ちのよいジャンプがバンバン決まった後であのステップが始まると手拍子せずにいられない気持ちになります。

ジェフリー・バトル「トリスタンとリゾルデ」
前年と違って今年はジャンプが決まらない残念だFSでした。しかし、ジャンプ以外は総て素晴らしく、ジェフの卓越した音楽解釈や身のこなし、スケーティングが息をのむほど素晴らしく。こういうスケーターは今後は出てこないのだろうか、と少しさみしい気持ちになりました。
アマチュア引退したスケーターのフリーを選ぶなんて、ヘンな気分ではありますが。
ジェフのスケートを繰り返し見るたびにこういうスケートこそ、総てのスケーターのお手本になるのではないかと思います。



EX:

今シーズンはプロの方のプログラムの方が心に残っているんです。私の心は半分はプロの方へ飛んでいたのかもしれません。

ジェフ「エニグマ」
息を呑む美しさでした。スケーティングの素晴らしさと音楽が消えてもどういう曲を表現しているか分から稀有なスケーター。

荒川さん:Art On Ice レオナ・ルイス生歌の「A Moment Like This」
この生歌バージョンは全然空気感が違うと思うし、昨年気づかなかったので。。。
日本での音源とAOIのレオナ・ルイスの生歌と2CELLOの演奏では雰囲気がまったく違い、しっとりとしたこちらのバージョンの方が荒川さんの良さを引き出しています。
多用な動き、そこから繰り出すジャンプ、美しいスピン、そして、なかなかいない大人の女性の雰囲気をもったスケーター。荒川さんでしか見られない演技。
荒川さんが滑っている時にスイスのART ON ICEの放送を日本で観たかった・・・。

「Cavalleria Rusticana」
恐らく、休みに入る前の最後の作品。
今シーズンはこのプログラムとジェフのプログラムを何度繰り返し見たことか。
プロとしてしっかりと足跡を刻んできたと思います、しばらくお休みしても荒川さんの演技は荒川さんでしかできない。
復帰の日まで待ってますよ!


シェリーン・ボーン「Bom Bom」
まさに彼女!というプログラム。このプログラムがあるだけでショーの華やぎが増します。

田村岳斗「アダムス・ファミリー」
ハンド君とか暗転とかいろいろ凝っていて面白かった。田村さん、このプログラム1公演だけじゃもったいないよー!と、思っていたら、チャリティでも活躍されたようで、よかった!

ランビエール 「ブリング・ミー・トゥ・ライフ」
ステファンはプロになって、ますます魅力を増す数少ないスケーターだと思う。
最後のドラマチックなフィニッシュが印象的。もしかしたら、前から滑っているプログラムなのかもしれないけれど、私はAOIJAPANで見たのが初めてなので。

浅田選手「smile他」
曲調も衣装もみんなのイメージの真央ちゃんではないけれど、歌うように踊り滑るEXは浅田選手のテクニカルや音楽的才能をみせる素晴らしい作品だと思います。



衣装:

浅田選手のFS(五輪着用)
最初見たとき、「あぁ、素敵!でも、真央ちゃん私が気に入っているものはいつも途中で変えちゃうから心配」と思っていたら、やはり途中変更。「着心地が悪い」と言っていたような気がして、五輪はどうなるのだろう、とハラハラしていたら、元の衣装を手直ししたのでしょうか?正直、着心地が悪くても、あの美しい衣装を着てもらいたい、と思っていたので、青の衣装を着てくれて嬉しかったです。
それから、この4年間、メイクもとってもうまくなりました。眉の形を弓なりの方が彼女の優しい顔立ちに合っているし、衣装に合わせてほんのりとしたシャドウの色をコーディネートしているのもお洒落だと思う。(私になど言われたくないだろうが・・・)

鈴木選手のFS(五輪着用)
白にパステルカラーのお花がちりばめられていて、なんて素敵な衣装なんだろう!と思いました。

鈴木明子EX KA
EXの暗い照明によく合う衣装。背中のビーズもアクセサリーのようで素敵。

高橋選手のSP
高橋選手の音楽の解釈と衣装のセンスはずば抜けた才能だと思う。
男性の洗練された衣装のお手本のような衣装だと思う。

ボロゾジャー・トランコフSP
バンクーバー後に出てきて、「あぁ、この二人はソチで金メダルをとるカップルなんだな」とわりと冷めた目でみてきたような気がするんですが、このSPの作品は衣装までまさに説得力のあるものでした。男性の軍服っぽいのも女性のドレスもいいですね。

シェリーン・ボーン「Bom Bom」
セクシーなマーチングバンドの衣装!シェイリーンって本当にいつも衣装のセンスが素晴らしい!