La douce vie

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DES REVESのデザインに恋する

2016-11-10 | patisserie / favarite sweets

DES REVESは写真に恋した!と言って過言ではないインパクトがありました。

家族が新宿に寄る際に買ってきてもらいました。

サントノーレ!と思えない、デザイン性。

でも、パーツを組み立てなおせば確かに見覚えのあるサントノーレになります。

そして、このりんご!

ぱっかーん!いつも以上にひどい断面図。

中を見るとフォレノワールと分かります。

味付けというか、直球的な甘さがきになるところですが、これが本場パリの味なのでしょうか。

 


映画「大統領の執事の涙」

2016-11-09 | cinema/観劇/舞台

大統領の執事の涙

人種差別の色濃い南部アメリカ。綿花畑で奴隷として働いていた家族、ある日、白人の主人に母親が乱暴され、父親が殺される。父親を失った主人公セシルに白人の老婆は「泣くんじゃない。お前は今日からハウスニガーをしなさい」と言い、厳しい綿花労働の仕事から給仕の仕事へと変わり、給仕の役割を叩きこまれる。やがて、成長し、巡り巡って、ホワイトハウスで執事をすることになる。息子たちは成長し、一人は人種差別撤廃運動をするブラックパンサーに、もう一人はベトナム戦争に行く。

 最初の15分くらいは人種差別のおぞましい時代のエピソードが次から次へと起きて、見続けることを挫折しそうでした。

で、眉間に皺を寄せながら、「あれ、お母さん、マライア・キャリー?」とびっくり。その後もレニー・クラヴィッツも出ててびっくり。レニー・クラヴィッツって俳優業もやってたんだ!セシルが成人すると、「あ、クライング・ゲームの役者さんだ!」と。その後も、ロビン・ウィリアムズ、キューバ・グッテン・Jrやジョン・キューザックなど知った顔が次々と。歴代の大統領の中でレーガン大統領が一番似てたかな。

ホワイトハウスでもケネディ大統領の存在は魅了されていたよう、アイゼンハワー大統領は真面目で内向的、ニクソン大統領は黒人票を取り込みを手段としている。レーガン大統領の時代では南アフリカの人権問題が世界的に非難される時代になっている。執事たちは無関心なふりをしながら時代を見守っている。

時代と共に少しづつ恵まれた生活ができるようになると、息子は自分が逃げた南部の大学を選び、そこで、人種差別撤廃運動を始める。父親は自分の子供の頃に記憶から息子を南部に行かせたくない、ましてや、命の危険にさらすような人種差別運動をさせたくない。主人公は白人に好まれる顔をもう1つ作ることで、平穏を手に入れたのだから。しかし、息子は自分の志を曲げず、運動に身を投じ、父親が白人の元で働いていることを批判する。しかし、「彼らが白人に見せる態度によって、白人は徐々に黒人に対して心を開き始める。彼らは彼らの闘いをしているのだ、そうとは自覚していなくても。」という言葉には深みがありました。

7代の大統領に使え続けた主人公は黒人の賃金の値上げと昇格を望み続けます。そして、彼が最後に観たものとは・・・。


「ソロモンの偽証 第1部 事件」(上・下)宮部みゆき

2016-11-07 | book/comic

雪のクリスマスの朝、中学校の敷地で、この学校の中学生の柏木卓也の遺体が発見された。

学校、警察、両親は自殺と判断し、事態の収束に向かわせる。

そこへ、「柏木卓也は学校の不良グループに殺されたのをみた」という匿名の手紙が校長、担任、学級委員長(父親は刑事)の元へ届く。

担任へ届くはずの手紙はマスコミに届くこととなり、事件はマスコミも交えることになる。

柏木君の死は自殺か他殺か?匿名の手紙は誰なのか?恐らくそういう問題がメインではない。宮部さんは大人数の登場人物の先生や生徒たち、生徒の家族を一人づつ丁寧に描く。個性やその個性を作り上げた家庭環境なども描いている。宮部さんの作品を読むと、登場人物一人一人の風貌や家の中の様子を具体的に思い浮かべることができる。

小中学校は社会の縮図である。(今の時代、大規模な街の開発があるので一概には言えないけれど、)ありとあらゆる環境で育った子供達が1つのクラスで学んでいく。中学校という空間とそれを取り巻く、生徒、先生、保護者、そしてその周囲の人々。同じ肩書きを持っていても人の数がいれば人間性もいろいろ。高校や大学、会社に入れば、ある程度、似たような環境や学歴の人間が集まるし、世界は広がるけれど、中学生ではまだそうもいかない。いろいろなタイプの人間と折り合いをつけながら、中学校生活を送らなければならない。

優等生の藤野涼子、涼子といつもくっついているまり子、不良の大出と取り巻きの井出と橋口、ニキビができすぎて性格までねじ曲がってしまった三宅、そんな三宅に一人優しくする松子、目立たない生徒だけど、家庭の問題で悩んでいる野田。事件後対応に追われる校長(本を読んでいけば、校長の対応はもっともだと感じるけれど、メディアを通してみると自己(学校)保身を優先にする人ではないか、と思ってしまう。それは現実にでもありそうである。人気もあるけれど嫌われてもいる柏木の担任の森口先生。若い。あの子供にしてこの親ありの大出の父、病弱な柏木卓也に献身的な母と疎外感を持って育った兄・・・

三宅樹里が送った匿名の手紙を教師や警察は彼らのやり方や経験値で、子供達は普段接している子供の勘で彼女だと断定しているところが興味深い。本人だけが隠し通せていると信じていて、いろいろシュミレーションしているが、周囲はとっくにお見通し・・・こういうことってあるなぁ。彼女はひどい肌荒れのせいで、総てに対して過敏な被害的妄想に取りつかれ、攻撃的である。そしてその攻撃性は周囲の誰しも気づいている。匿名にして、筆跡をごまかせば、自分だとバレない、バレなければ何を書いてもいい、というのはインターネットの今の時代はどこまでも拡散されていく。。。(舞台は携帯電話もインターネットも出てこないバブル真っ只中の時代。連絡を取りたい時は家の電話に掛け、親が取り次ぐような時代である)

自分の中学生時代や自分の周囲にいた同級生(親しい子も話したことはなくても存在を知っていた子も)たちのことを思い浮かべながら一気に読んでしまった。


エーグル・ドゥースのイヴォアリンヌとシュークリーム

2016-11-02 | patisserie / favarite sweets

このイヴォアリンヌ、ずっと食べてみたかった!
メレンゲの奥のホワイトチョコのムースもすごく柔らかくてすごく繊細なケーキです。
中のオレンジシロップがとてもさわやかで、口いっぱいに広がります。
もう一度食べたい!



シュークリーム。
実は私、シューキャラメルを頼んだんですよ。
ケーキをチェックする時にシュークリームの形だけで、クリームをチェックしなかった私が最終的には悪い。
でも、家に帰って、シュークリームを割った時のがっかり感ときたら・・・。目白方面に用がないと、なかなかいけないので…。
でも、エーグル・ドゥースのシュークリームは初めてだし、カスタードも濃厚、美味しかったので、前向きにとらえます。(その割に愚痴が長い)



相変わらず美しくない断面


球根

2016-11-01 | 雑記・未分類

チューリップ、水仙、ムスカリ。

いくつかの球根を秋に植え、春を待ちます。

チューリップはバレリーナが好き。でも、八重咲のも素敵だし、色々な種類を見た後でシンプルなチューリップを植えているおうちを見るとそれも素敵だな、と思います。

水仙は寒い時期に花を咲かせてくれる。唯一明るい雰囲気にしてくれる存在。

ムスカリが咲くと春になったと感じます。

春を想い土いじりをする秋の一日。