ボケ、極まれり

　～７月２０日の日記より～
　朝。６時少し前にカブでダム湖のほとりまで。
　帰って来て朝食は７時過ぎ。８時前には食べ終わり、後片付けも済んで、エスプレッソを淹れる。
　優雅なもんだ、早起きをすると。
　それから、先日録画しておいた「進撃の巨人」劇場版を見る。
　・・・・で、することがなくなる。二階は暑い。だからと言ってこの時間から日記を書くというのも・・・・。
　思いついてカブのさび落としをする。
　リアサスのメッキ部分が、左側が特に気の毒になるくらい錆びている。確か追突された時、変形してしまったので交換してもらった方のサスペンションの筈だが。
　結果は「しないよりはマシ」、程度のことにしかならなかった。
　それで終わるのも何だかなぁと思ったので、ヘッドライト回り、ハンドルミラーのアーム等、それにサイドカバーなどにもワックスがけ。少しはきれいになったかな。
　エンジンフィンにはＳＲと同じくブラシをかけて白錆びを落とし、耐熱ワックスを吹き付けた。
　何だか雨に降られた後みたいに、濡れ濡れとしている。錆が出たままの方が良かったか。中途半端に手を入れたのが良かったか。
　今のところは分からない。けど、錆びは、少しは抑えられると思う。
　もうすぐ一万二千八百キロ。

　３時頃、夕食。
　肴を二品作って飲み始めた。
　これで終わる筈はない、と思っていたがやっぱり足りなくなって、鶏肉を焼く。
　で、終了。
　ここまでは良い。
　後片付けをして、安心して、ついうたた寝。それもまあ、良い。
　それで、９時頃起きて、明日の準備をして、冷蔵庫を開け、牛乳を飲もうとした。
　大きな鉢が二つ、入っている。一つは昨日の肴に作った、茄子の浅漬け。もう一つの鉢は同じく昨日の肴、茄子の甘辛炒め。それぞれ大きな鉢に一杯作ってほとんど食べた。
　それが、それぞれほんの一口、大きな鉢の中央に申し訳なさそうに集合している。
　「なんてバカなことをしてるんだ、これはボケが相当来てるな。」
　そう思いながら、冷蔵庫の中をよく見ると更に妙なものが。
　ウィスキーの角瓶が炭酸水のペットボトルと並んで横になっている。
　炭酸水は、まだいい。けど、なんでウィスキーの角瓶が仲良く添い寝してるんだ？？
　中（あたる）さんとリツコさんが羨ましいのか？？？
　能く冷えた角瓶を台所の台の上に出して、取り敢えず鉢を片付けた。

　呆れていてもしょうがない。改めてシャワー浴びて、寝よう。