~10月17日の日記より~
6時半頃、起きる。ごみを捨てに行かなければならない。
週に二回の生ごみではなく、月に二回の「ペットボトル・空き缶等」の日だ。外すと二週間、台所が狭くなる。
感心なことに、ボケたようでもこれは覚えていた。
早速、捨てに行く。
腰が痛い。「腰痛」、と言いたいところだが、ちょっと違う。
初めは大臀筋の表面だけが痛いような気がしていたから、これは遣い痛みだ、と思った。
尻の筋肉が衰えると歩いたり坐ったりすることに影響が出て来る。当然、前屈姿勢や後屈姿勢を取ろうとした時も、思い通りに行かなくなる。だから、トレーニングをしなければ、と思ってちょっとやってみた。そのせいで痛くなったのだと思っていた。
ところが、日が経つにつれて痛みの場所が変わってくる。
尻の表面の痛み、と思っていたら、或る時、奥の方が痛いと感じた。
それが数日続いたら、今度は股関節が痛いように思えて来た。
次は椅子に座って胡坐をかこうと片足を椅子の上に引き揚げようとしたら、尻が痛くて脚を開いた状態で引き揚げることができない。しょうがないから手で引き揚げると、もう、尻は痛くない。
忘れていた左ひざの痛みもいきなり出て来る。
そうかと思えば、三十年近い昔、腱鞘炎になりかけた時の痛みと全く同じ痛みが出てきたりする。
それが、腱鞘炎になりかけたのは左腕なのに、同じ痛みが右腕で起こる。古傷になっている筈の左腕は何ともない。
腰にせよ腕にせよ、不意に痛みが走って力が入らなくなる。
力が入らないというより、不意の痛みで力が抜けてしまう。
腰の力が抜けてストンと尻もちを搗くのを「腰が抜ける」というが、瞬間の痛みでその時の態勢を維持できなくなるのが今回の問題。
これが「神経痛」という奴なのだろうか。
六十数年生きて来たけど、こんなのは経験したことがないから分からない。
もし、これが「神経痛」という奴ならば、どうしたら抑え込めるんだろう。
色々考えてみたが、例によって「絶対安静」では駄目だろう。
「野生の回復力」は、自分にはあまりない。人間自体に野生動物の回復力はあまり期待できないんじゃないか。
じゃ、どうする。意図的に何かをすることだろう。
以前に田舎の診療所で
「最近、膝が痛い時がある」
と言ったら、
「軟骨がすり減るのはどうしようもないから、腱や筋肉を強くするしかない」
、と言われたことがある。
結局、スクワット等をできる範囲内でやり続けるうち、両膝の強い痛みはなくなった。
今回もそれを参考にすると・・・。
以前にやっていたトレーニングを少しずつ再開すること。それが一番の近道。
で、三ヶ月は結果が出ずとも続けること。
脱線したけど、「歳を取る」というのはこういうことなのかもしれない、とやっと気が付いた。
年寄りの動作が緩慢なのは、「痛みが突然起こるから、おそるおそる動く」ということではない。
痛みを恐れて(怖がって)ということではなく、痛みが走った瞬間、身体のバランスを取るための力までもが抜けてしまうため、色々な操作を失敗したり、転倒したりといった危険性をできるだけ低くするため、無意識の裡に慎重になるからだ。
やはり筋肉を必要な分だけ太くするしかない。
マジックテープが駄目になって使えなくなっていた5キロのウェイトベルト。直して使うしかない。
思いついて100円ショップでマジックテープを買ってきて、ボタン付け用の太い糸で縫い付けた。
まだ一週間ほどだけど、今朝、ごみを捨てに行った時に感じた「腰が痛い」、は実は以前に比べると、数分の一。
昼前になると急に晴れて来た。こうなると、家でじっとしてなんかいられない。
洗濯物は全部片づけた。草刈りも当面はOK。買い物も一通り済んでいる。
う~む、どうしよう・・・・。
あ、カブのウィンカーランプ。錆を落とそう!!
錆を落としたら・・・?
当然!「錆落とし記念ショートツーリング」に出掛けるに決まっている。
6時半頃、起きる。ごみを捨てに行かなければならない。
週に二回の生ごみではなく、月に二回の「ペットボトル・空き缶等」の日だ。外すと二週間、台所が狭くなる。
感心なことに、ボケたようでもこれは覚えていた。
早速、捨てに行く。
腰が痛い。「腰痛」、と言いたいところだが、ちょっと違う。
初めは大臀筋の表面だけが痛いような気がしていたから、これは遣い痛みだ、と思った。
尻の筋肉が衰えると歩いたり坐ったりすることに影響が出て来る。当然、前屈姿勢や後屈姿勢を取ろうとした時も、思い通りに行かなくなる。だから、トレーニングをしなければ、と思ってちょっとやってみた。そのせいで痛くなったのだと思っていた。
ところが、日が経つにつれて痛みの場所が変わってくる。
尻の表面の痛み、と思っていたら、或る時、奥の方が痛いと感じた。
それが数日続いたら、今度は股関節が痛いように思えて来た。
次は椅子に座って胡坐をかこうと片足を椅子の上に引き揚げようとしたら、尻が痛くて脚を開いた状態で引き揚げることができない。しょうがないから手で引き揚げると、もう、尻は痛くない。
忘れていた左ひざの痛みもいきなり出て来る。
そうかと思えば、三十年近い昔、腱鞘炎になりかけた時の痛みと全く同じ痛みが出てきたりする。
それが、腱鞘炎になりかけたのは左腕なのに、同じ痛みが右腕で起こる。古傷になっている筈の左腕は何ともない。
腰にせよ腕にせよ、不意に痛みが走って力が入らなくなる。
力が入らないというより、不意の痛みで力が抜けてしまう。
腰の力が抜けてストンと尻もちを搗くのを「腰が抜ける」というが、瞬間の痛みでその時の態勢を維持できなくなるのが今回の問題。
これが「神経痛」という奴なのだろうか。
六十数年生きて来たけど、こんなのは経験したことがないから分からない。
もし、これが「神経痛」という奴ならば、どうしたら抑え込めるんだろう。
色々考えてみたが、例によって「絶対安静」では駄目だろう。
「野生の回復力」は、自分にはあまりない。人間自体に野生動物の回復力はあまり期待できないんじゃないか。
じゃ、どうする。意図的に何かをすることだろう。
以前に田舎の診療所で
「最近、膝が痛い時がある」
と言ったら、
「軟骨がすり減るのはどうしようもないから、腱や筋肉を強くするしかない」
、と言われたことがある。
結局、スクワット等をできる範囲内でやり続けるうち、両膝の強い痛みはなくなった。
今回もそれを参考にすると・・・。
以前にやっていたトレーニングを少しずつ再開すること。それが一番の近道。
で、三ヶ月は結果が出ずとも続けること。
脱線したけど、「歳を取る」というのはこういうことなのかもしれない、とやっと気が付いた。
年寄りの動作が緩慢なのは、「痛みが突然起こるから、おそるおそる動く」ということではない。
痛みを恐れて(怖がって)ということではなく、痛みが走った瞬間、身体のバランスを取るための力までもが抜けてしまうため、色々な操作を失敗したり、転倒したりといった危険性をできるだけ低くするため、無意識の裡に慎重になるからだ。
やはり筋肉を必要な分だけ太くするしかない。
マジックテープが駄目になって使えなくなっていた5キロのウェイトベルト。直して使うしかない。
思いついて100円ショップでマジックテープを買ってきて、ボタン付け用の太い糸で縫い付けた。
まだ一週間ほどだけど、今朝、ごみを捨てに行った時に感じた「腰が痛い」、は実は以前に比べると、数分の一。
昼前になると急に晴れて来た。こうなると、家でじっとしてなんかいられない。
洗濯物は全部片づけた。草刈りも当面はOK。買い物も一通り済んでいる。
う~む、どうしよう・・・・。
あ、カブのウィンカーランプ。錆を落とそう!!
錆を落としたら・・・?
当然!「錆落とし記念ショートツーリング」に出掛けるに決まっている。