CubとSRと

ただの日記

スーパー「カブ」

2018年10月15日 | バイク 車 ツーリング
 ~10月1日の日記より~
 台風の通り過ぎた翌朝、信用金庫の支店へ向け、出発。
 予想通りの晴れ。ただし、強風は残っている。
 通るつもりだった道の方に、「路面が滑りやすくなっている」との表示。
 何だろう、道路に水が流れ込んでいるんだろうか。土砂が流れ込んでいるのかもしれない。
 用心するに越したことはない。文字通り、路線変更。
 須磨の海岸通りは言葉通りの海岸通りで、明石海峡をはさんですぐそこに淡路島が見える。
 見えるというより海峡を挟んで淡路島に沿って走っているという感じ。
 こんなに見応えのある景色の中を走る、なんてのはいつもならホント最高なんだが。
 
 台風の残した風がきつい。何度も横風に煽られる。
 単独で転倒する怖さもあるけど、もっと怖いのは二車線の道路で流れが速いこと。転倒よりもその前、車に接触することの方が怖い。即刻あの世行き、だ。
 この辺りは山が海にせり出すような地形で、人も歩けなかったため、古代山陽道はもっと内陸を通るしかなかった。 「垂水(=滝)」が海に直接落水しているところがあって、そこにあった茶屋を「滝の茶屋」と言い慣わしていた。
 それが地名となって残り、山陽電車の駅名にもなっている。
 この滝が「垂水区」の由来になっていることを知らない神戸市民は意外に多いかもしれない。
 ・・・なんて豆知識より、
 「いい天気なのにヘタすりゃあの世へ招かれてしまうぅ~。こんなことなら明日にすりゃ良かったぁ~」
 と、目先の小金につられて迷走するカブ爺さん。
 命からがら目的地について、要件を告げ、「それではしばらく掛けてお待ちください」ということで、掛けて待った。
 いやホントに「しばらく」だ、30分以上待った。何がそんなにかかるんだろうと思うくらいに待った。
 少額とは言えお金のことだ、何十年も前の記録と照合しなきゃならない書類もあるんだろう。
 何しろインターネットとかイントラネットなんて言葉自体、実生活に全く関係なかった。いや、存在すらしなかった時代のことだ。
 そう考えてみると自身、化石にもなるわけだ。
 でも、それで用件は片付いた。大袈裟な言い方をすれば、「40年以上かかった懸案事項」だ。

 
 ここに日記を書くようになって10日ほど、と思ったら、この時点で既に倍の20日間。
 書き散らすだけだから、何とか毎日更新できているけど、内容はナイヨ~とダジャレを言うのも恥ずかしい程度。
 「それじゃ、前は内容があったのか?」と問われたら、「あった!(小声)」と言う。

 そうでも言わなきゃ書けないからね。
 余裕があって、ほどほどにやってるようで、実は確実に何かをしている。それが「スーパーカブ」。
 ・・・みたいだけど、本当はそうじゃない。
 体力も頑健さもないけれど、「ない」中でまじめに何かに取り組んでいる。できることしかできない。当然、空は飛べないし、時速百キロで走ることもできない。
 けど、数時間かかって百キロ移動することはできる。

 内容のない日記でも、毎日書いていることが、きっと救いの『鉤』になる、とは思うが。
 甘い、かな・・・。
 

コメント
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