「本音がそんなにえらいのか(やせ我慢をする意味)」
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2013.05/16 (Thu)
問われていないことを、まるで待っていたかのように話し始めた。これはどうも本当らしい。
十分間ほど一方的に話し続けたということで、仮に合いの手のように質問が浴びせられていたとしても、呼び水程度のものであったろう。
その辺も考慮した上で、十分間は長いのか。それとも短いのか。
この話が出た時、何だか釈然としなかった。何故、今、唐突に慰安婦問題なのか。
で、考えたのは、やはり前後から見て、政治工作活動の一環でしかないな、という事だった。
間違いなく橋下氏は本当のことを言っている。与党自民党が、今、言うに言えないことを、単身、「橋下個人」として言っている。
何でも今朝の2時ごろまで40回ほどツィートしているらしい。
周りはみんな非難する。石原氏と松井氏だけが擁護するようなことを言っている。
維新の内部でも「人気取り」「選挙対策」などと言っているらしいが、橋下氏にとって、そんなことはどうでもいいだろう。自民党に恩を売れば良いだけのこと。
少なくとも、この発言で韓国の目は橋下氏に釘付けになっているし、シナだって己の国がやってきたことは棚に上げて、例によって加減を知らない批判振りだ。(「日本の政治家が人類の良識と歴史の正義に公然と挑戦する言論を発表したことに驚きと強烈な憤慨を示す」、だって。)
本来なら、今、これらの国の安倍政権潰しの工作が本格的になる時期のはずだが、この囮(陽動)作戦を無視して工作活動を続ければ、自国内での統制が全く利かなくなる。そして、世界中から本心を見透かされてしまう。だから、どうしてもこれへの対応が必要になる。
「もしかして」飯島顧問の訪朝とリンクしてるのか?なんて思ったりする。
橋下氏が何らかの政治工作的意図を以て、の発言だろうという事は明らかです。釈然としないのは、だからそのことではない。
今回の夕刻の備忘録を見て、
「ああ、そんなことを言ってたのか。そういう事か」
、と思ったからなんです。
備忘録氏の文中にある、橋下氏の言、「世の中、建前では回らない」。
その通りです。でも、これ、大変な妄言です。
そして、備忘録氏が問題にされている通り、もっと大きな問題は米軍司令官にそれを直言したという事です。更には日本軍への賞賛までも打ち消してしまった。
「世の中、建前では回らない」。そうです。その通りです。
でも、そんな当たり前のこと言って何になる。
世の中は、社会は、個々人みんなが幸せになりたいから、助け合うためにつくったものでしょう。
つまり社会は「本音を実現するために考え出され、つくられた」、「建前」じゃないですか。「世の中、建前では回らない」、なんて見下した言い方するんじゃなくて、「世の中、建前で回すよう努力すべきだ」、というのが政治家じゃないですか。政治家がニヒリズムや打算に走ってどうする。
性欲の問題は大問題です。
でも、「性欲を処理してすっきりしたら、明日は一人でも多く敵を殺せ」とでもいうのでしょうか。
兵士は、剣闘士でもなく、殺しを請け負う殺し屋でもない。国家国民のために必要とあらば覚悟して命を捨てようとするごく普通の人間です。普段は普通に生活している一人の日本人です。これでは有事の際には命と性欲を天秤に掛けよと言ってるのと同じじゃないですか。
更には、自衛隊にだってこんな軽はずみな事を言える筈がないのに、同盟国の軍司令官に同じことを言う。・・・・言えますか?
こんなだから、外国から日本軍の優秀性について称賛の声が挙がっても、「性欲を抑えきれないのはどこも同じ。男だから」みたいなことを平気で言う。これ、軍を、特に日本軍を本当に擁護していることになりますか?
軍人は多くの部分で武人、武士の心の有り様に重なります。一番大きいのは「自律」の心です。
「性欲を抑え込むこともできないで何の軍人か!」という気持ち。できるできないではないのです。「建前で生きなきゃならない」というやせ我慢をするからこそ、軍人は武士と同じく尊敬された。
しかし、氏はこの軍人の「痩せ我慢」を「建前では、回らないんですよ」、と一蹴した。
慰安婦云々よりも、軍人のやせ我慢を侮辱したこと。それも自国のことではなく、同盟国軍のことを同盟国軍の司令官に。
「痩せ我慢なんてつまらないことしてないで、風俗産業に行かせて発散させなさいよ。でないと、いざという時、十分に働いてくれないよ?」
こんな言い方されて、腹を立てない方がどうかしている。
しかし、この言い種を採り上げて、批判、非難したマスメディアは居たか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しかし、はや中年の男が「世の中、建前では回らない」との発言までしたようである。一体どれほど狂っているのだろう。ここまで馬鹿だと批判する方も疲れる。「世の中、本音では回らない」のである。本音で回らないからこそ、建前を繕うのである。その繕った建前が、ようやく世の中を回しているのである。そんなところに個人の本音など入ろうはずがない。それをやたらに入れたがるのはエゴイストであり、革命家を気取る狂人である。
(略)
この記事の中身で最も恐ろしい部分は、「コントロールできない」「認めないとダメ」「考えないといけない」の件である。この男は、誇り高き米軍司令官に対して、「何々はできない」「何々ではダメ」「何々をしないといけない」と誹謗し、侮辱し、命令したのである。他国の軍幹部に、その前段が如何なる内容であろうとも、「できない」「ダメ」を連呼して、ただで済むはずがない。しかもその前段たるや「聞くも書くもおぞましい下半身ネタ」なのである。
(略)
何しろ「海兵隊の猛者の性的なエネルギーをコントロールできない」と断言しているのである。米軍のエリート中のエリートである海兵隊を、「自らの精神すら制御できない愚者の集団である」と言ってのけたわけである。恐らくは軍人にとって、これ以上にない侮辱であろう。ましてやその指揮官にとっては、全てのアメリカ軍人の名誉に賭けて、許せるはずもない発言であろう。
(略)
日本側の立場として、過去の様々な事件を念頭に、こうした暴言が出たのだというのなら、彼等も本国に報告のしようもあるだろう。しかし、そうではない。「因果関係はない」としての発言である。所詮「命をおとしかねない極限状況」には、あなたがたの部隊は耐えられないだろうから、こんな息抜きは如何か、と女郎屋の主人ばりに躙り寄って、骨の髄まで海兵隊を侮辱したのである。
集団行動の全くできない男が軍に、しかも他国の軍に、自らの主張を聞けと迫る。大したシビリアンコントロールである。こんな問題を「軍の最重要課題」などと論じている段階で、軍人は元より、シビリアンにもなれはしない。あらゆる方策を講じて、公人の座から引き摺り降ろすべきである。この発言の責を問われるのは、この男ではない。誠に残念ながら我々日本国民なのである。ゲスを公人として選んだのは誰か。一都市の選挙であるという言い訳は、もはや通じない。
(略)
史実として旧軍の規律が極めて高かったことは、様々な場面で立証されている。それは我が国が殊更示さずとも、他国から声が上がるレベルにある。それを「世界中どこの軍においても云々」という発言で自ら否定し、同列にまで落とし込み、そのことによってこれまでの我が国の主張を、その価値を徹底的に貶めた。
「武人の誇りとゲスの本音」
~夕刻の備忘録より~
問われていないことを、まるで待っていたかのように話し始めた。これはどうも本当らしい。
十分間ほど一方的に話し続けたということで、仮に合いの手のように質問が浴びせられていたとしても、呼び水程度のものであったろう。
その辺も考慮した上で、十分間は長いのか。それとも短いのか。
この話が出た時、何だか釈然としなかった。何故、今、唐突に慰安婦問題なのか。
で、考えたのは、やはり前後から見て、政治工作活動の一環でしかないな、という事だった。
間違いなく橋下氏は本当のことを言っている。与党自民党が、今、言うに言えないことを、単身、「橋下個人」として言っている。
何でも今朝の2時ごろまで40回ほどツィートしているらしい。
周りはみんな非難する。石原氏と松井氏だけが擁護するようなことを言っている。
維新の内部でも「人気取り」「選挙対策」などと言っているらしいが、橋下氏にとって、そんなことはどうでもいいだろう。自民党に恩を売れば良いだけのこと。
少なくとも、この発言で韓国の目は橋下氏に釘付けになっているし、シナだって己の国がやってきたことは棚に上げて、例によって加減を知らない批判振りだ。(「日本の政治家が人類の良識と歴史の正義に公然と挑戦する言論を発表したことに驚きと強烈な憤慨を示す」、だって。)
本来なら、今、これらの国の安倍政権潰しの工作が本格的になる時期のはずだが、この囮(陽動)作戦を無視して工作活動を続ければ、自国内での統制が全く利かなくなる。そして、世界中から本心を見透かされてしまう。だから、どうしてもこれへの対応が必要になる。
「もしかして」飯島顧問の訪朝とリンクしてるのか?なんて思ったりする。
橋下氏が何らかの政治工作的意図を以て、の発言だろうという事は明らかです。釈然としないのは、だからそのことではない。
今回の夕刻の備忘録を見て、
「ああ、そんなことを言ってたのか。そういう事か」
、と思ったからなんです。
備忘録氏の文中にある、橋下氏の言、「世の中、建前では回らない」。
その通りです。でも、これ、大変な妄言です。
そして、備忘録氏が問題にされている通り、もっと大きな問題は米軍司令官にそれを直言したという事です。更には日本軍への賞賛までも打ち消してしまった。
「世の中、建前では回らない」。そうです。その通りです。
でも、そんな当たり前のこと言って何になる。
世の中は、社会は、個々人みんなが幸せになりたいから、助け合うためにつくったものでしょう。
つまり社会は「本音を実現するために考え出され、つくられた」、「建前」じゃないですか。「世の中、建前では回らない」、なんて見下した言い方するんじゃなくて、「世の中、建前で回すよう努力すべきだ」、というのが政治家じゃないですか。政治家がニヒリズムや打算に走ってどうする。
性欲の問題は大問題です。
でも、「性欲を処理してすっきりしたら、明日は一人でも多く敵を殺せ」とでもいうのでしょうか。
兵士は、剣闘士でもなく、殺しを請け負う殺し屋でもない。国家国民のために必要とあらば覚悟して命を捨てようとするごく普通の人間です。普段は普通に生活している一人の日本人です。これでは有事の際には命と性欲を天秤に掛けよと言ってるのと同じじゃないですか。
更には、自衛隊にだってこんな軽はずみな事を言える筈がないのに、同盟国の軍司令官に同じことを言う。・・・・言えますか?
こんなだから、外国から日本軍の優秀性について称賛の声が挙がっても、「性欲を抑えきれないのはどこも同じ。男だから」みたいなことを平気で言う。これ、軍を、特に日本軍を本当に擁護していることになりますか?
軍人は多くの部分で武人、武士の心の有り様に重なります。一番大きいのは「自律」の心です。
「性欲を抑え込むこともできないで何の軍人か!」という気持ち。できるできないではないのです。「建前で生きなきゃならない」というやせ我慢をするからこそ、軍人は武士と同じく尊敬された。
しかし、氏はこの軍人の「痩せ我慢」を「建前では、回らないんですよ」、と一蹴した。
慰安婦云々よりも、軍人のやせ我慢を侮辱したこと。それも自国のことではなく、同盟国軍のことを同盟国軍の司令官に。
「痩せ我慢なんてつまらないことしてないで、風俗産業に行かせて発散させなさいよ。でないと、いざという時、十分に働いてくれないよ?」
こんな言い方されて、腹を立てない方がどうかしている。
しかし、この言い種を採り上げて、批判、非難したマスメディアは居たか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しかし、はや中年の男が「世の中、建前では回らない」との発言までしたようである。一体どれほど狂っているのだろう。ここまで馬鹿だと批判する方も疲れる。「世の中、本音では回らない」のである。本音で回らないからこそ、建前を繕うのである。その繕った建前が、ようやく世の中を回しているのである。そんなところに個人の本音など入ろうはずがない。それをやたらに入れたがるのはエゴイストであり、革命家を気取る狂人である。
(略)
この記事の中身で最も恐ろしい部分は、「コントロールできない」「認めないとダメ」「考えないといけない」の件である。この男は、誇り高き米軍司令官に対して、「何々はできない」「何々ではダメ」「何々をしないといけない」と誹謗し、侮辱し、命令したのである。他国の軍幹部に、その前段が如何なる内容であろうとも、「できない」「ダメ」を連呼して、ただで済むはずがない。しかもその前段たるや「聞くも書くもおぞましい下半身ネタ」なのである。
(略)
何しろ「海兵隊の猛者の性的なエネルギーをコントロールできない」と断言しているのである。米軍のエリート中のエリートである海兵隊を、「自らの精神すら制御できない愚者の集団である」と言ってのけたわけである。恐らくは軍人にとって、これ以上にない侮辱であろう。ましてやその指揮官にとっては、全てのアメリカ軍人の名誉に賭けて、許せるはずもない発言であろう。
(略)
日本側の立場として、過去の様々な事件を念頭に、こうした暴言が出たのだというのなら、彼等も本国に報告のしようもあるだろう。しかし、そうではない。「因果関係はない」としての発言である。所詮「命をおとしかねない極限状況」には、あなたがたの部隊は耐えられないだろうから、こんな息抜きは如何か、と女郎屋の主人ばりに躙り寄って、骨の髄まで海兵隊を侮辱したのである。
集団行動の全くできない男が軍に、しかも他国の軍に、自らの主張を聞けと迫る。大したシビリアンコントロールである。こんな問題を「軍の最重要課題」などと論じている段階で、軍人は元より、シビリアンにもなれはしない。あらゆる方策を講じて、公人の座から引き摺り降ろすべきである。この発言の責を問われるのは、この男ではない。誠に残念ながら我々日本国民なのである。ゲスを公人として選んだのは誰か。一都市の選挙であるという言い訳は、もはや通じない。
(略)
史実として旧軍の規律が極めて高かったことは、様々な場面で立証されている。それは我が国が殊更示さずとも、他国から声が上がるレベルにある。それを「世界中どこの軍においても云々」という発言で自ら否定し、同列にまで落とし込み、そのことによってこれまでの我が国の主張を、その価値を徹底的に貶めた。
「武人の誇りとゲスの本音」
~夕刻の備忘録より~