5月5日
3日は「憲法記念日」だから国旗を揚げるつもりはなかった。何の因果で掲げなきゃならんのだ。
占領下で、拒否することなどできない英語で書かれた文章を、有難く受け入れた、とする考えが全く分からない。
などと憎まれ口を叩いてないで、火の元だけは気を付けて、洗車に行った。
やっぱり200円になっていた。
洗車をして、普段ならちょっとそこらを走り回ってみる。
バイクの場合はカウルがないし、あっても大概の部分は剥き出しだから、洗車の後は拭けるところはしっかり拭いて、ちょっと走って水気を飛ばす。そうしなければ錆びる。
・・・というのは表向きの理由で、本当のところは綺麗になったバイクにすぐ乗りたいから。
クルマは水気を飛ばさなければ錆びる、というほどのことはない。錆びたって外からは見えない。
けど、やっぱり綺麗になったクルマにはすぐ乗ってみたい・・・んじゃなかろうか。「雨の日には車をみがいて」雨の中を走り出す、なんてカッコいいけど、一瞬で消え去るロマンでしかないから、ね。
先月末洗車をして後、乗ることなく一週間近くが過ぎた5月1日、クルマで出たらまさかの通り雨。さほど汚れてないと思ったのだが、結構薄黒くなっていてドアの下部辺りは道路からの撥ねで、黒い斑点模様になっている。
それでもこの日、ただの水洗いで安心できる風になった。
さて、洗車後ひとっ走りということで隣市へ。
例によって前の車が遅い。一台だけならそれも良い。ゆっくり走る人なんだ、と思ってこちらは車間距離をとる。そうすればゆったりと走ることができる。
が、そういうことは滅多にない。大方はゆっくり走るクルマの前に、原因となるゆっくり走るクルマがいる。後ろについている方は自分のペースで走っているわけではないから、どうしてもブレーキを踏む回数が増える。
ブレーキランプの点滅は、彼(彼女)の苛立ちを表し、それがこちらに伝染する。二台、三台となって四、五台もの行列の後塵を拝するようになると、もういけない。
それでも、こちらが車間距離をしっかりとればそれで済むのだが、まあ、こういう場合は後続車が追い上げてくる。「前門の虎 後門の狼」じゃないけれど、進むに進めず、下がるに下がれず、となった時はクルマに乗っていて一番ストレスを感じる時だ。
そういう場合は、能く知った道なら退避場を決めておいてそこまではひたすら我慢するしかない。
ちなみに田舎では国道が砂浜沿いの堤防の上を走る場所に決めていた。いつもそこにツインを停めてしばらくCDを聴く。
こちらではダム湖のほとりの駐車場。ここでCDを掛け替える。
3日もいつものように、そうしようとした。
・・・のだが、3日はいけない。連休中だ、クルマからバイクから一杯で、大変なことになっていた。
仕方がないのでCDの掛け替えは止めて、早々に退散した。
まあ、とにかく、綺麗になったクルマで数十キロうろつくことができたのだ、それで良し、としよう。