9月21日(水)
以前に業務スーパーの隣の酒の量販店で、軽井沢ビールの「水曜日のネコ」(だったと思う)という名の缶ビールを買った。
缶に印刷されているネコのイラストが洒落ていて、それに加えて「水曜日のネコ」というネーミングも洒落ている。昭和の雰囲気がある。永島慎二の「漫画家残酷物語」の頃の世の中の雰囲気?いや、アニメのスパイファミリー(一期)のオープニングみたいな感じ?
まあ、とにかく缶が気に入って買ったんだけど、だから何となく勿体なくてなかなか飲めなかった。
で、やっと決心して飲んでみた。予想を超えた味だった。これはまた買わなくては。涼しくなる前に。
ということで、今日21日(水)、買いに出る。ビールだけならSRでもよい。
ちょっと冷えるかもということで、今秋初めてパッチを穿いた。失敗だった。問題はジャケットの方だった。涼し過ぎる。
中途半端に半白髭の伸びた爺さんには、ビンテージ風のマックスフリッツのジャケットがぴったり、と思ったのだが「年寄りの冷や水」ならぬ「年寄りに冷風」。おまけにグローブはパンチングレザーの夏物。
以前にも同じようなことを書いた覚えがあるが、このパンチングレザーのメッシュグローブというやつ、普通の繊維のメッシュグローブと違って暑い時にはその有難みを実感し感謝する、ことなど全くない。ちっとも「涼しい」という実感がない。暑さの真っ只中にいて「快適」なんて、言葉すら浮かばない。
パンチングレザーでなければ手も又灼熱地獄、いや、真夏の砂浜での日光浴と同じ状態にあるのだから軍手だって暑い。素手なら当然、「我慢」の二文字。
対してレザーは直射日光を防ぐから、焦げるような感触はない。
その分、冷たい風の中では逆に冷感を倍増させる。
上半身が冷えると同時に手も冷える、となると、これはもう楽しさも何もあったもんじゃない。
ということで、数キロ走った後、信号待ちをしていて信号が変わったと同時に方針変更と方向変更。まず、家に帰って上衣を着替えることにする。
ヘルメットのシールドを洗う。これも引き返すに至った要因の一つ。
虫のせいで付いた汚れが走りながらでは取れず、気になって仕方がなかった。
次にジャケットを脱ぎ、レザージャケットを引っ張り出す。
改めて走り出し、しばらくしてからグローブを替えてないことに気づいた。
帰った時、グローブはタンクの上に置いたまま家に入っていた。何も考えず、着替えて走り始めてからそれに気づく。いつものことながらすっかりボケている。
でも、「あ!失敗」とは思うことなく走り続ける。体が暖かければ、末端の少々の冷たさはほとんど気にならない。どうかすると手はラジエーター代わりになる。
「神戸には滑走路二本の空港など要らない!分不相応!」と散々叩かれ、造成規模を縮小した結果、開港時には乗り入れ予定本数が予想以上に激減、却って赤字に陥ってしまって身売りせざるを得なくなった。
山を削って埋め立て地を作り、跡地は住宅地に、埋め立て地は企業に売却して一石二鳥を図り「山、海へ行く」という惹句が生まれ、「神戸市株式会社」と羨望の目で見られた神戸市は堅実な市政を求められ、勇名は地に堕ちた。
同じように、収入を増やすために増税したら、企業の収入が減り、結果、法人税も国民税も減って日本の景気は低迷している。
何をするにしても、まずは体力をつける。緊急にそれが適わないならば、体幹を守り、応急に強化するヘルメットやプロテクターを用意するのは当然のことだろう。
目的の缶ビールは既に売り切れていた。とほほ。