10月17日(金)
今日は朝から一日、「雨」。従って外出できず。
先日、直ったと思っていたトイレの排水がまたおかしくなった。
今日は雨が降っているから雨がやんでから、とも思ったが、そんなことを言ってたら問題はいつまでたっても解決しない。
他人任せで片付くことではない。とにかく自分に原因があるとはいえ、排水管の中に野放図に伸び続ける周囲の木の髭根の束が直接の原因なのだから、それを撤去するしかない。
やっぱり大問題は「木」だ。「点検している」・「慎重に注視する」だけじゃだめだ。手入れをしなきゃ。
「酒を酌み交わしながら話し合おう」という姿勢は、懐に匕首をのんで場に臨んでこそ意味がある。丸腰で行ったりなんかしたら肴にされるのが関の山。
また妙な方に脱線した。
傘を差し、雨具も着込んで、また裏に回る。
今度はトイレ前の筈はないから、と風呂の前を見る。さほど汚れているようには見えない水で一杯だ。
それでは、と一つ下のを見ようとしたが、ヤツデの葉が生い茂って蓋を開けられない。しょうがない。雨の中、片手で傘、片手で鋸。
幸いなことに雨は小降りになってきたので、何とか蓋を覆っていた枝を切り落とす。
蓋を開けて覗き込んでみると排水が盛大に流れている形跡は、全くない。
つまりここが詰まっている。間違いない。間違いないが、ここは下水道の下流域だから相当低いところに排水溝がある。
膝をつき、腕を肩まで突っ込まねば、詰まっている髭根の束を引き抜くことはできない。そして小降りになっているとはいえ、今は雨の中。
前回詰まった時に、最悪のことを考えて、突き鍬ならぬ突きスコップを購入していた。ついに、それの出番が来た。
何とか三分の二ほど髭根の束をスコップで取る。急に水が流れ始める。
改めて風呂の前の排水管を見る。水はすっかりなくなっていた。
これで数か月は大丈夫。
完勝?
いや、戦いの後には激甚災害並みの甚大な被害が残る。
復興には長大な時間がかかる。
作業後、すぐに風呂に入って見た目はちっとも汚れていない、けれど臭くてたまらない身体、衣服を洗う。
10時間近く経った今、まだ全身が臭い。
ただ、少なくともこの臭いと引き換えに下水管が機能し始めたことは事実。