前後するけど、三日ほど前。9月25日(日)のこと。
SRで珈琲店に行くだけ、と決めていた。
が、夜になって空模様を見ようと居間の障子を開けた時、気が変わった。
部屋の明かりに照らし出された庭に、丈の高くなる一方の草影が浮かび上がる。みっともなくて見られたものじゃない。
昼間なら同じ雑草の緑の中に埋没してしまうだろう草影が、そこら中にぴょこぴょこと
「出る杭は打たれるんだってな。ほら、打ってみろ。オレたちゃへなへなだから打てねえだろ?」
、とでも言うかのように、こっちが黙ってりゃいい気になりやがって好き放題の伸び放題。
風流な感じは一切なく、腹が立ってくるほどの野放図さ。
明朝、散歩から帰ったら一気に刈り取ってやる!
新しく買った鋸鎌ではなく、昨年研いでもらってから一度も使ってなかった草刈り鎌で。
予定通り、散歩から帰ってすぐ長袖シャツを着込み、蚊取り線香を腰にぶら下げ、麦藁帽子を被って30分余り。ゴミ袋4つ分。流石によく切れる。
「朝4時25分から5時10分まで散歩。その後、草刈り、シャワー」
と予定を立てられたのは、やっと朝が涼しくなって散歩に出てもあまり汗をかかなくなったから。
で、草刈りが終わるまではシャワーを我慢して、でも、思った以上に汗をかいたので、シャワーと並行して洗濯。
9時。
残っていたパリジャン(4分の1)を、昨日のサラダの残りと共に朝食とする。
25年ほど前に、一着だけ夏のスーツを作った。暑がりだから、一年に一度着るか着ないか程度で、「箪笥の肥やし」ならぬ「クローゼットの古参兵」になっていた。
バイクでの通勤では着ることもないし、退職してからは着て出る場所もない。「それじゃ虫に食わせるのか?」ということで、以前に、「別にスーパーマーケットに買い物に行くとき着たっていいじゃないか」という結論に達した。それに今は車にも乗っている。軽だけど。
四半世紀前のスーツ(流石にネクタイは結ばない)にキャスケット。コペンで買い物に出る。
ホームセンターでゴミ袋。軍手。ついでにトイレの消臭剤。
再度山(ふたたびさん)のドライブウェイを下って珈琲店に行き、コーヒー100グラム。
帰って4時前に麻婆茄子の残りとサラダの残りで夕食。
明日は生活ゴミ1袋を加えた5袋を収集場に出して、今度はSRで、もう一軒の珈琲店へ。