CubとSRと

ただの日記

年明け

2023年01月13日 | 日々の暮らし
 令和5年1月1日(日)

 冬晴れの少し風のある新年。1月1日。
 雨だったり雪だったりというのもそれはそれでいいけど、新年元旦。
 やっぱり晴れた空の下に国旗を掲げる。それが風に翻るさまが一番美しいと思う。
 そういうことを意識しなければ、ただの冬の朝。

 以前にも書いたと思うが、高村光太郎が岩手の山中に独居して創作に励んでいた時、正月一日は住居としている小さな小屋の入り口に白紙に赤い丸を描いただけの手製の日章旗を掲げていたという。
 全て雪に覆われた野原の中の一軒家。そこに紙の日の丸だけがある。

 自分はどうしていたかというと、1日の午前3時に寝て起きたのは9時。
 「元日だけは散歩をしない。習字もしない。」
 と決めていた。だからそれはそれでいい。
 けど、3時なんかに寝るもんだから流石に身体が重い。加えて体が硬くなっている。

 11時頃になって餅4個。ちっとも雑煮になってない田舎の雑煮。
 「雑煮」というのは「色々な具が入っている煮物」という意味だ。
 が、家だけがそうだったのか、それとも石見地方一帯がそうだったのか、ともかく何も煮込んでいるものが入ってない。
 餅を水から煮て柔らかくなったのを椀に入れる。その上に厚く切った蒲鉾を二切れだけ置いて、濃い醤油のだし汁とも言えないようなだし汁を掛ける。
 そこに天然の岩海苔の摘んだだけで板状にしてないのと削り節をたくさん入れる。それだけ。だから「煮」たのは餅だけ。

 雑煮はこれしか食べたことがない。
 それでも飽きることなく、正月三が日の朝はいつも餅を十個近く食べていた。
 流石に歳を取ると食べ過ぎたと思うようになったので、今年は元日は4個、2日と3日は3個ずつとする。

 あ、今日はまず新しい靖國神社の神札を奉じたんだった。
 そしてお神酒を供える。

 午後4時50分。国旗を降ろし、夕食の準備にかかる。
 これが「今年の初め」。
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