1月11日(水)
最近、擦れ違う車やバイクからの視線を感じることが多くなった。
自意識過剰?
「視線を感じる」だなんて、昔なら恥ずかしくてそんなことはとても口にできなかったのだが、爺さんになると「きゃーステキ♡」は当然のこととして「おっ!かっこいいじゃないか」なんてことは1000%言われるはずもないから、客観的事実だけを冷静に書くことができる(?)。
「きゃーステキ♡」、じゃなくって「胡散臭いから」或いは「人が犬に」でなく「犬が人にかまれた」ように「珍しいものを見たから」といった感じで、の話。
さて。
車に乗っている時もそうだが、バイクに乗っている時は明らかに「見られている」と感じる時間が長くなった。
何故だろうと考えるまでもない。とても無精ひげとは思えないくらい伸ばされた、かと言ってきれいに手入れをされている風でもないこの髭を見て、彼らは色んなことを感じ、推量しているからなのだろう。
そういえば今日、近くの交差点を家の方に右折したら、ちょうどビートかカプチーノが信号待ちで停まっていて「あれ?先日の爺さんかな?」と思った。
(しかしあの時は、確か黄色の車じゃなかったかな?これ、赤だけど。)
(記憶違いか?いやいや。いくらボケ始めてるったって、黄色と赤を間違えて覚えるってことはないだろう)
帰って日記を見直してみる。確かにあの時の車は黄色だったと書いている。
今日のは間違いなく「赤」だから、別の老人だ。
そう。どっちも老人が一人で乗っていた。
そして今日の爺さんは明らかにこっちを見て微笑んでいた。
年甲斐もない乗り物好きの「同志」と見たのかも。
それとも「バイク兵みたいな恰好をした髭爺が『カブ』に乗ってるwww」、と笑っていただけ?
いや、そんなことはない(と、思いたい)。