8月4日(日)
5時を30分ほど回って、やっと起きる。
当然「散歩は?」となるが、この時間になっても空は薄暗い。
流石に夏至を一ヶ月半も過ぎれば明るくなるのも遅くなる。
加えてしっかり曇り空。ということは、散歩に出てもまだ大丈夫。
しかし、降るという今日の予報通りになりそう、と今朝は散歩中止。
結局天気予報は、今すぐにでも降り出しそうなことを言い続ける。言い終わってもすぐ降り出す気配はない。
9時前。既に暑く、何より全く風が吹かない。
朝食を終え、洗濯物を干してSRで出たのは9時過ぎ。
道の駅まで行ったが今欲しい野菜もなかったので、すぐ帰る。
北町のバイパスに流入する丁字を右折。
バイパス沿いの中学校に近づいた頃、急に道路に水が溢れ、同じ左車線を走る前の車が水飛沫を上げるのが見えた。車間距離を十分に取っていたため、右車線に向け、回避行動を取る。
しかし、何でこんなところで?工事中の水道管の事故?
それにしては工事関係車輛らしい車の姿が一台も見えない。
昼飯時だから工事ほっぽらかして引き揚げた?酷い奴らだな。
取り敢えず、水の流れる左車線は避けて通る。
が、数秒後、今度は二車線全面に水が流れている。
「これは避けられない!」
と思った途端に、「濡れた路面」なんてものじゃない、浅い川の流れみたいになったその道路に盛大な飛沫をあげながら突入していた。
「バイオハザード」で水平(横)に発せられたレーザー光線を慎重に跨ぎ、潜り抜けて何とか乗り越えられたと思った瞬間、次には網の目のように交錯するレーザー光線が迫って来て、次の瞬間人間が賽の目切りにあって床にばらばらと落ちる、といったシーンが脳裏に浮かんだ。
まあ、水飛沫は上げたけど、水没はしなかったのだから大した問題ではない、と言われそうだが。
ここに至って、初めて「これは工事中の事故じゃない。通り雨が降ったのだ」と気付く。
それにしても本当に「夏の雨は馬の背を降り分け(振り分け、に掛けている)る」、という言葉通り。
中学校の前から尾根の背に当たる場所まで1~2百メートル。そこには道路の濡れた形跡すらなかった。
当然帰ってきた家の周りは、全く何もなかったらしい灼けた道路と夏空。