8月14日(水)
3時頃、目が覚めた。雨音がする。
これはいけないと慌てて窓を閉める。西の窓、OK。南の全開だった窓、OK。
「これで大丈夫」と、ふと隣家に近接している窓(こちらが先に建っているのだから、「隣家が近接している」と言うべきか?どっちにしても何だか収まりの悪い言い回し)を見るとここだけ窓枠がびしょ濡れ。
東風と通り雨の共同攻撃だったらしい。
昨日も今日も真夜中、それもこの辺一帯だけにピンポイントで突然雨雲が出現し、数時間後に消えている。それなりの置き土産がこの「東の窓枠びしょ濡れ」案件、らしい。
そう言えば夕方も、昨日今日と通り雨があった。
まあ、そうなってもおかしくはない地形ではあるようだが、だからと言って毎年そんな現象が起こるかというと、そうとも言い切れないので何だかモヤモヤする。
モヤモヤしたって相手は大自然だ。論争を吹っ掛けることもできない。
家が壊れたり雨漏りがしたりするんじゃなければ、こういうのは「仕方がないねえ」と団扇片手に困った素振りをしているのがいいか。
扇子じゃ恰好が良過ぎるから、やっぱりここは団扇だね。
硝子の銚子に同じく硝子のぐい呑みで、蒲鉾とか焼き海苔を肴に突然の通り雨を見ながら一杯、なんてのは楽しいだろうなと思うけれども。
別に、肴があって冷酒があって注意報や警報が出ていなかったら、まあ、楽しくない筈はないとは思う。
今日も結局外出はせず。
バイクで走っている途中、急な土砂降りで下着までずぶ濡れになり、下手すると変態写真になりそうな恰好で帰ってきたことがある。
30度を超す暑さの中でも、帰り着いた時は風邪をひくかと思ったくらい身体が冷えていた。
そういうのも或る意味夏の楽しさだったのかもしれない。
が、「今、またそういう経験をしたい」とは全く思わない。
それこそ文字通り、言葉通りの「年寄りの冷や水」。本当に風邪をひいてしまう。
まあ、夕方、雨が降ったのだから、出なくて正解、ではあった。