「パァー」

2018.03/24 (Sat)

　最近すっかり「パァー」になってしまって。（今に始まったことじゃない、というツッコミは、なし！）日記を「書けない」。で「書かない」。困ったもんだ。

　「『事実』があって、それについてじっくり考える」ために日記を書く。初めから結論が出てるんなら書く必要もない。
　言葉を一つ一つ並べていく。できるだけ自然につながるように、です。並べ方は自分で考える。だから日記にするしかない。
　それなのに「とにかく初めに結論ありき」、で強引に並べようとする。

　そんなことをやられると考えの展開を全面的に受け入れるしか理解の方法がない。それ、「理解」って言えます？
　「何言ってんの？」と思われたかもしれないけど、最近のテレビのニュース、全部この形態になってません？ニュースの初めに結論を持って来て、それからニュースを、というやり方。

　新聞等の活字メディアのまね、なんでしょうか。見出しのつもりなのかな？

　活字メディアなら、最初に結論を惹句として持ってくる意味はあります。それだけ見て分かったという人もいれば、最後まで読んで結論と比較する人もいる。けど、テレビのニュースでそんなことしたって、飛ばし見はできませんから。
　「『事実』の報道」に結論が要りますか？それも最初に。

　「『事実』があって、それについてじっくり考える」のは我々国民の権利だと言ってもいい。なのに、初めに頼みもしない局の結論を提示する。ワイドショーなんかはワイドな「ショー」、なわけだから、それに沿って脚本通りに出演者が話す。出「演」してるわけですから。
　でも、それじゃ「『事実』があって、それについてじっくり考える」ことはできなくて「考えの展開を全面的に受け入れるしか理解の方法がない」。
　もう、連日モリトモ、モリトモ、モリトモ、・・・でしょう？チットモ前進がないというか何と言うか・・・。
　折角現政権が一昨年末、朝鮮人慰安婦問題を散々に文句言われながらも十億円で一歩前進、土塁を築く、という確かな足場を作ったのに、そのことや確実に成果を挙げつつある外交等には全く口をつぐんで、とにもかくにも足を引っ張ろう、何とかして政府を転覆させようとばかり走り回ってる。

　野党がそれをするのはしょうがないんです、彼らはそれが仕事だから。結果はみんな彼らに返って来るんであって。今のところ彼らの党の支持率が全く上がらない、というのはその「結果」です。ブーメラン効果と言うんですかね。
　でも、報道は事実を伝えるのが仕事だ。結論や局の意見を伝える必要はない。考えを展開したり深めたりするのは我々国民個々の仕事であり、それは当然の権利です。

　その深めた考えで代議員を選ぶ。政治に取り組んでもらう。

　なのに「報道しない自由」を振りかざして、初めに結論を提示して、選別した事実だけ、脚本通りに流し、印象付けをする。
　これじゃ「『事実』があって、それについてじっくり考える」ことはできないでしょう、「報道されない事実」がどれだけあるか分からないんだから。「考える」ったって、普通は超初心者向けのジグソーパズルみたいなものなんだから、そんなにたくさんの「事実」というパーツは存在しない筈なんです。結論も脚本も大きなお世話。
　で、テレビを見ていると無精ひげ（？）生やした記者上がりのコメンテーターが、深刻そうな顔して「忖度した者ではなく、忖度せざるを得ない状態を作り出した者が悪い」とばかり繰り返す。耳にたこができるわ。

　そうかと思えば
　「なんで国会議員でもない安倍明恵さんの動向が、決裁文書に記載されているんですか」
　「それは基本的に総理夫人だということだと思います」
　「重大な発言ですよね。重大な発言ですよ。総理夫人なんですよ！」
　何が「重大な発言！」なんだか。そうとしか答えられないだろうに。
　こんな小芝居、「Ｋさんは役者ですねぇ～」で終わりだろうに、このシーン、テレビで何回見せられただろう。
　「嘘も百回吐けば真実に～」じゃないけれど、「重大な発言（大変なことですよ！）」を何回もテレビで見せられた日にゃあ、いつの間にか「そうか。大変なことなんだ」となるのが人間。　
　「（総理夫人の名があったから）忖度した、のは理財局」、と言ったのと同じことで、それはその前に「理財局の中で起こったこと（総理夫人は関係ない）」と同じ人が言っているのに。そこはテレビでは流さない。

　振り返ってみれば分かる。
　「総理夫人が名誉校長です。（ということは総理がバックについているのだ！）隣の公園は十数億のものをゼロ円に値引きしたどころか、数千万を撤去費用として上乗せしている。あれより質の悪いこの土地を十億近い金で買わせるとはどういうことですか！総理夫人が名誉校長ですよ！『良い土地だから進めて下さい』と言われてるんですよ！」
　「安倍晋三記念小学校」、なんて名前も、籠池氏の「口から出まかせ」と分かったら「いつの間にか」報道しなくなりましたね。何でかな？
　公園、学校予定地双方の土地に詳しい弁護士が間に入って「こんなやり方はどうです？」と理財局と橋渡し・・・。
　本当なら、この公園の土地、社民→民主、と渡り歩いて今は立民党のＴ女史が口利きをした（いや、影をちらつかせたのかな？ここで『忖度』が発生したんでしょうね）ことも併せ見れば理財局も失敗隠し（それこそ隠蔽工作）に走り回った結果がこれ、と見えてくる筈なんだけど・・・・。
　あ～っ、分からん分からん。パァーの俺にゃ何も分からん！

　けれど、テレビや新聞しか見てない（ついでに考えようとしない）人は、もっと、・・・かな？
　私に輪をかけたくらい「パァー」だって、気づいてないかも・・・。
　そんなことはない！？　いや・・・・。