宮城の農業普及現地活動情報

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酒米の品質向上に向け一丸となって検討! ~松山町酒米研究会作柄検討会~

2023年12月18日 09時35分56秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 松山町酒米研究会(以下「研究会」)は、大崎市松山地域で地元酒蔵の(株)一ノ蔵と連携しながら酒米づくりに取り組んでいます。

12月9日に「松山町酒米研究会令和5年産酒米作柄検討会」が開催されました。

はじめに、普及センターから今年度の水稲の作柄全般について説明を行い、続いて酒米の品質向上に向けて肥料メーカーと連携しながら取り組んだ調査結果などについて報告しました。

本年産の酒米の作柄は、生育期間を通じた高温や8月の水不足等の影響もあり、粒は小さめで未熟粒等がやや多く、品種によっては胴割粒が前年より多い傾向にありました。一方で日照が確保され、前年の大雨のような目立った気象災害も無かったことから、収量はやや多い傾向となりました。

作付面積が増加している県育成品種の「吟のいろは」については、心白発現率及びタンパク質含量ともに平年並みで、高温年だったにもかかわらず胴割粒が少なめとなりました。

生産者からは、「天候の影響は避けられないものの、「吟のいろは」を始め酒米品種のさらなる品質向上に向けて、関係機関と共に積極的に取り組んでいきたい。」といった意見が出されました。

 普及センターでは、引き続き研究会の活動を支援し、特色ある米づくりを推進していきます。

 

  <問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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