令和2年6月26日に宮城県加美農業高等学校を当普及センター地域農業班員が訪問し教頭先生,農業部を担当する農場長,副農場長と農業後継者の確保,育成について情報交換を行いました。
宮城県加美農業高等学校は,創立120周年を迎える伝統ある高校で,全国に数ある農業高校の中で,昭和39年に,文部省より第1号農業自営者養成高等学校(パイロットスクール)指定の内示を受け,昭和40年に発足。東京ドーム17個分の広大なキャンパスは,全国第2位の広さを誇っており,自然に恵まれ,コンピューターや自動制御技術,バイオ技術など,最先端技術を積極的に取り入れた教育が行われています。
情報交換では,農家出身の生徒が少なくなってきていることによる変化や,進路指導の際に就職先として農業法人を一般企業と比較した場合,どうしても賃金,休日,社会保険,労働環境等,劣っていると感じてしまうことなど教育現場での課題があげられました。また,農業インターンシップの実施協力の要請もありました。
農業高校との連携は今後も継続して行うこととしており,新規就農者確保にむけ地域の農業者との交流活動などを通じて農業の魅力を伝え,興味を持ってくれる生徒を増やせるよう支援に努めてまいります。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910