令和元年東日本台風で大きな被害を受けた丸森町竹谷地区では,将来に向けた担い手確保のため,集落営農法人の設立に向けて動き出しています。大河原農業改良普及センターでは,令和3年1月20日に,東日本大震災後に岩沼市で設立された2つの農業法人の事例から,地域合意や法人運営の方法について学ぶ「集落営農法人化視察研修会」を開催しました。
認定農業者等が構成員となり設立した(農)玉浦南部生産組合では,代表と事務局長からライスセンターやきゅうり栽培ハウス等施設の説明をいただいた後,地域の農地を守るために法人を設立した経緯についてお話を伺いました。
集落全員が構成員となり設立した(農)長岡グリーンサポートの代表からは,法人設立時の考え方や地域合意に向けて工夫した点についてお話を伺い,整備後の農地を見学しました。
丸森町竹谷地区では,春までにほとんどの農地で復旧工事が終わり,営農が再開される見込みです。この研修で,法人設立に向けた活動を行う上での心構えができ,今後の集落営農に前向きに取り組むことが期待されます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138