令和2年8月17日に,石巻市桃生地区において,人・農地プランの実質化の取り組みに係る話し合いが開催され,11名の地域の農業者が参加しました。
参加者は,まずはじめに,石巻市および県の担当者から,人・農地プランの概要について説明を受けました。その後,地域の白地図を見ながら,地域の課題や未来の営農の姿について意見を出し合いました。白地図の上に,課題への意見はピンクの付箋,将来の方針についての意見は黄色か水色の付箋に書いて貼り出しながら話し合うことで,課題や方針と地域がリンクし,より具体的な検討となりました。
現在の課題として,多面的機能の保全管理事業に係る集落作業の実施が高齢化で難しくなってきていることや担い手の高齢化や後継者不足などがあげられ,将来の方針については,担い手の法人化の推進,ほ場の大区画化や排水不良の水田のほ場整備が必要であるとの要望などが出されました。
現在の人・農地プランに今回の話し合いで出た意見が反映されることで,将来の地域営農の道しるべとなり,人と農地の問題を解決するためのより実効性のあるプランになることが期待されます。
普及センターでは,今後も人・農地プランの実質化に向けた話し合いやその実行など,活力ある地域づくりについて,継続的に支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999