宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「冬や春に花を咲かせてみませんか?」直売所向け花き栽培講習会を開催

2010年09月08日 09時25分11秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 9月3日に,JA南三陸農産物直売所「菜果好」の冬春期出荷作型花き栽培講習会が開催されました。「菜果好」は,昨年7月の開店から約1年が経過し,売上げも順調な伸びを見せており,特に花きについては前年対比で5割増になるなど,顕著に売り上げ増となっています。
 講習会では普及センターが講師となり,秋に播種して冬春期に出荷するストックやスターチス・シヌアータの栽培について講習を行いました。参加者からは他産地の生産状況や具体的な栽培管理について質問があり,花き類の生産に積極的に取り組む姿勢が見られました。
 普及センターでは,品数が少なくなる12~4月の花き類の生産拡大に向けて,今後も現地巡回指導等による栽培技術の普及を行っていきます。

本吉農業改良普及センター
地域農業班
TEL 0226-46-6902
FAX 0226-46-5140

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飼料作物(ホールクロップサイレージ用稲)栽培研修会を開催

2010年09月07日 15時29分54秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 8月25日にホールクロップサイレージ用稲(以下「WCS稲」という。)の生産技術の向上を図るために全国飼料増産協議会・県畜産課と共催により石巻市「遊楽館」及び管内WCS稲作付け圃場を会場とし研修会・現地検討会を開催し,75名(うち石巻管内30名)の参加がありました。
 当日は,古川農業試験場水田利用部の星上席主任研究員・農業・園芸総合研究所の大森上席主任研究員を講師とし専用品種から低コスト・省力栽培技術等の栽培に係る総合的な説明とWCS稲の生産費についての説明ののちに現地検討会を実施しました。
 現地検討会は,乾田直播・乳苗移植の省力栽培技術実施ほ場及び昨年度県内では初めて栽培し今年作付け面積を拡大している「リーフスター」作付け圃場で行いました。
 出席者からは,栽培技術・専用品種の特性等についての熱心な質問の他に給与技術に関する研修会の開催要望等もあげられ,WCS稲に対する関心の深さが伺えました。
 今後は給与技術の研修会や耕畜連携情報交換会等の開催を通じ良質自給飼料の流通体制整備も推進していきます。



石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL 0225-95-7612

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稲WCS専用品種「リーフスター」の現地検討会を開催しました

2010年09月06日 13時38分01秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 稲WCSは政策的な支援もあり,大きな広がりを見せていますが,宮城県においては稲WCS専用種は普及がなかなか進まず,食用品種をWCSにするのが一般的です。
 そのような中,注目を集めているのが,超大型で極晩生品種の専用品種「リーフスター」です。この品種は,宮城県の一般的な気象条件では登熟に至らないため,これまで一番の課題であったこぼれ籾によるコンタミ(異品種混入)の危険性が少なく,安心して作付けすることができます。
 また,茎葉部が9割を占め,籾が極端に少ないことから,家畜に給与した場合に未消化のまま糞にでる籾が少なく,結果的に利用される栄養価が高いというメリットがあります。
 当普及センターでは本年度,角田市の繁殖肥育一貫農家に,「リーフスター」の実証展示ほを設けました。9月2日に管内WCS生産者や関係機関を参集し現地検討会を開催したところ,参加者の関心は非常に高く,草丈150㎝にも及ぶ生育に感嘆の声が上がりました。
 また,当日は,最近WCSほ場で問題になっている「イネツトムシ」の生態と防除についても講習を行いました。
 今後も様々な機会に「リーフスター」を紹介し普及に努めつつ,嗜好性などについても調査を行っていきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班 
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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集落ぐるみで取り組むイノシシ対策現地研修会

2010年09月02日 16時21分58秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 仙台圏域では,奥羽山脈・阿武隈山地沿いを中心にイノシシによる農作物被害が発生しています。
 このため,平成22年8月26日,管内の農業関係者を対象とした「イノシシによる農作物被害対策に掛かる現地視察研修会」を,集落ぐるみで取り組んでいる仙台市青葉区大倉地区で開催しました。
当日は県,市町村,JA,NOSAIの担当者約30名が参加し,仙台市が事業導入したワイヤーメッシュ柵,電気柵と地元住民が取り組んでいる箱わなを視察しました。
 イノシシの生息分布の拡大に伴い各市町村でも被害の拡大が懸念されており,参加者からは進入防止柵の効果と課題,事業導入に当たっての集落での合意形成等について,熱心な意見交換が行われました。
 今後とも,普及センターでは,関係機関と連携し,現地点検マップ等普及手法を活用しながら,イノシシによる農作物被害を最小限にとどめるよう支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-9829
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


研修会の様子


白木地区イノシシ防除柵設置位置図

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第2回宮城県農作物異常気象対策栗原地方連絡会議幹事会の開催について

2010年09月02日 11時34分35秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

平成22年8月9日に栗原合同庁舎で,宮城県農作物異常気象対策栗原地方連絡会議幹事会が開催されました。幹事会には,管内の県関係機関及び構成員の栗原市,栗原市農業委員会,JA栗っこ,NOSAI栗原の代表が出席しました。
幹事会では,はじめに普及センターから,7月以降の高温により水稲の生育が平年より早まっていること,仙台管区気象台が発表した1カ月および3カ月長期予報でも高温が続くとされていること,過去の例から本年のような気象経過を示した年には,米の品質低下があったことを説明しました。
県の関係機関である農業農村整備部からは,管内3カ所のダムの貯水状況の説明がありました。
このような状況を踏まえると,本年の稲作は品質の低下が懸念されるため,その対策方法について確認するとともに,地域の実情に合わせた最善の対策が実施されるよう各関係機関からも指導することを確認しました。
水稲以外の作物でも,高温による影響が見られることから,その状況を情報提供するとともに,対策について確認しました。
最後に,農作物だけでなく,生産者自身も熱中症にならないよう留意しながら作業にあたるよう呼びかけることを申し合わせ,会を閉じました。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター  先進技術班 
TEL:0228-22-9437     FAX:0228-22-5795


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名取市産直グループ「サンサンメイト」の20家族48名が家族経営協定を締結!

2010年09月01日 18時05分43秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
平成22年8月11日(水)に,名取市体育館会議室において,名取市産直グループ「サンサンメイト」合同家族経営協定締結式が開催されました。
「サンサンメイト」は,名取市内の園芸農家女性25名で構成される産直グループで,現在,ジャスコ新名取店と幸町店の2店にインショップ型の産直店舗を構え,活発な産直ビジネスを展開しています。平成21年度売上実績は,約6,000万円に達しています。
家族経営協定を締結したのは,20家族48名で,それぞれの農家経営の状況を踏まえて労働条件や利益分配方法等について,約束事を定めました。
立会人として,名取市農業委員会渡辺憲二会長,宮城県亘理農業改良普及センター鵜飼尚美所長,名取岩沼農業協同組合高橋弘次代表理事組合長の3名が調印を行いました。
締結者を代表してサンサンメイトの洞口とも子会長から挨拶があり,売上高1億円を目指して,今後も産直活動を積極的に展開するとともに,今回の家族経営協定を踏まえ,収益向上のみならず家庭生活の質の向上を目指して,夫婦で,会員相互に努力していきたいとの表明がありました。
普及センターでは,家族経営協定の締結を契機とした,会員の生活の質の向上を支援していくこととしています。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
  電話 0223(34)1141

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