ビジネスコンピテンシー研究所(3号館)の稲垣です。
IT企業の諸活動を支援していますので、今日は、IT企業にいた時のお話です。
あるIT企業にて、インターンシップの受付を観察していました。そうしたら、受付にて「船橋情報ビジネス専門学校 情報○○科の××太郎です。本日はインターンシップ説明会に参加させて頂くために参りました。」と受付で申告していました。開始時間10分前、受付を済ませ、担当の社員の方とセキュリティ区画の中のセミナールームへと消えていきました。服装も、持ち物もバッチリです。次に来た学生も本校生で、すべてがバッチリ決まっていました。それをみて「オッツ!!!、本校の学生は、きちんと受付ができているぞ! 会社訪問は大丈夫だ!!」と感心させられました。これは、各ホームルームで担任の先生方の指導が徹底しているからです。もちろん、指導が徹底されていても、実際に現場にて「指導された内容」ができなければ、知らないのと同じです。本校の担任の先生方、先生方の指導はきちんと行き届いていますから安心してくださいね!
しかしです。3分もしないうちに案内を頂いている担当の社員さんと共にセキュリティ区画から本校生が出てくるではありませんか!? 理由はトイレに行くためです。トイレはセキュリティ区画の外にありますので、セキュリティ区画の境界までは担当の社員の方が同行します。IT企業には、システム設計やせステム開発などの内容をはじめ、個人情報や著作物などのセキュリティマネジメントの対象となるモノがたくさんありますので、外部の方が、セキュリティマネジメントの対象となるモノを扱っているルームに入られては困るのです。そのために、本校生がトイレにいる時間、本校生を担当する社員の方がセキュリティ区画入口にて拘束されてしまうのです。その社員の方からは「受付前にトイレを済ませるのは常識ですよね!」と尋ねられてしまいました。これには、当然、何も答えることができませんでした。
もし、参加したすべての学生が、このこと以外はすべて同じ評価を受けているとすれば、トイレの申出だけがマイナス点に成りかねません。これから企業訪問する学生も多いと思いますが、10分前という時間、服装、持ち物、受付で申し出る言葉とは別に、受付前のチェックリストを作って実践してください。その中には「トイレをすますこと」を入れてくださいね。