こんちわ 事務の粕川です。
試験期間も終わり卒業式がもう間近ですね。
私はこの時期になると「異動」という言葉に過剰に
反応してしまいます。前職では配置転換、転勤がつき
もので結構な割合で「引っ越し」を伴いました。
私はこの4月で郷里を離れ20年になります。
18年間郷里に閉じこもっておりましたが、川崎
市を振り出しに千葉市→吹田市(大阪府)→大田
区→練馬区→千葉市→さいたま市→現在の千葉市
と目まぐるしく引っ越して参りました。
千葉市は3年前に引っ越してきたので17年間で8回
異動したことになります。
我が家では「引っ越しに何度も直面した時」は
「出来るだけ家族全員で移り住んだ土地で見聞を広め
よう」「美味しい店を探そう」をモットーに新天地へ
移動しました。
家族には迷惑をかけることも多かった一方で、知らない
土地を知る事、楽しむことで土地に愛着が生まれ、
その土地を離れる時は惜しむ気持ちが芽生えることで、
家族で心から楽しんできたと実感しています。
また、仕事にしても、部署が変わり、商道徳が変わり
ますので、改めて仕事に対し新鮮な気持ちで対峙出来
るという点で、新しい自分を発見できると感じてきま
した。
一方、人によっては多くの引っ越しで人生の根を張る
場所がなかなか出来ない。環境の変化に馴染めない、
頼る人が見つからないなどデメリットもあるかと思い
ます。
私にとって「引っ越し」は自分をチェンジするポジティ
ブな出来事で捉えられているでしょうか。
引っ越しが多い有名人に葛飾北斎がいますが、彼は
90年の生涯のうち93回引っ越したと言われています。
浮世絵を沢山描くのに新たな気持ちで取組む必要が
あったのかもしれませんね。
これから社会人に踏み出される方の中には、実家を
飛び出し、一人住まいの方や、配属先が関東以外など
文化圏の違う地域に配属される方もいらっしゃるで
しょう。「なじめない」と感じて、「なんかイヤだな」
と思うかもしれません。でも、逆に会社のお陰で住んで
いた地域と全く違う地域に住めるのは幸運だと思って
ポジティブに捉え、違うを楽しむ、行った先に愛着を
持つ気持ちで行くときっと違った何かが見えてくると
思います。