総務、橋本です。なんか書いてたら長くなりました長文にてご免。
卒業式が近づいてきますが、わが校では有志の先生により【卒業生に贈る企画】が毎年用意されます。その中に『教職員オススメの本/You Tube』があります。教職員一同が卒業生に読んでほしいと見てほしいYou Tubeを選んでお勧めするという企画です。
実は私これが大好物です。本が好きな方だと同意いただけると思うのですが、本好きは常に次読む本を準備しておきたいのですが、自分が選んでいくと嗜好がどうしても偏ってきて気が付くと似たような本、作家さんのものばかりに読むことになりがちです。これはこれで幸せなんですが、全然違う本も読みたくなります。ただ図書館の書庫にいくと圧倒されるように本があり、ネットで本を漁るとさらに圧倒される本がでてきてしまい(それはそれで幸せなんですが)、結果何を読むか迷いに迷ってしまいます。ジャケ買い(死語?)のようにタイトルと装丁で選ぶ手もあるのですが、読みだして違ったとなるのは出来れば避けたい。世の中に出回る各種の書評も参考にするのですが、正直なところこれも微妙な感じで、思った通りの本との出会いとはいかないことが多いです。そこで私のはずれの少ない本の選び方は、知り合いのお勧めの本なのです。その人の人となりを知っていてお勧めの本を読むと本と推薦者の両方が楽しめるます。なので『教職員オススメの本/You Tube』は自分の読む本を探すのにも有効なんです。
以前の『教員のお勧め』から、朝賀先生のお勧めの『徳川家康』との出会いがまさにこれです。山岡荘八著で全26巻の結構なボリュームの本で、前から気にはなっていたのですがこのボリュームで途中ではずれとなると結構な人生の無駄遣いになるので手を出しかねていました。でも朝賀先生を信じて読んでみたら大当たりでした。朝賀先生と毎年企画を実行してくれる先生方にありがとうといいたいぐらいです。(ていうかここでありがとうと言ったつもりです。)
と言ったわけで今年も私も本を2冊推薦したのですが、選んだ本は、わが校の今年の卒業生のためのものなのでここでは明かせません。その代わり、直近に読んで面白くてお勧めの本をご紹介します。キリーロバ・ナージャ著、『6カ国転校生ナージャの発見』、小学校から両親の転勤でロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダの6か国を転校した日本在住のロシア人の女性が書いた学校での体験記です。前提がそもそもぶっ飛んでいるんですが、人間や教育について、『ふつう』といことについて目からうろこの一冊です、ぜひ読んでみてください。