鏡台山、三峯山と登り、クリタケモドキ1本しか採れない足で茶臼山へと登りました。秋の日はつるべ落とし。山の日暮れは早く、3時を過ぎると、かなり陽が傾いてしまい、森の中も暗くなるので、キノコも見えずらくなります。といってもシロを知っているので、効率よく回ったのですが、ない。なんにもないのです。一周間前はあんなに出ていたのに。まあそれがキノコです。キノコは菌の状態で安定していると子実体(キノコ)になりません。刺激が必要なのです。雷の後はキノコが出るは、あながち間違いではないのです。
いやこれは坊主で帰ることになるかなと覚悟しました。当然山道の近くは既にキノコ狩りの人が入っているだろうと、モミジイチゴの薮の中のポイントをつぶさに見て行きました。しかし、暮れ始めた真横からの光では、コントラストが強すぎてキノコが見えません。逆光の部分は暗くてなにがあるかも分かりません。既にふたつも山を登ってあちこち探しているので疲労感もあり、足が前に進みません。まあ仕方がないかと暮れなずむ北アルプス展望台で休憩。
北アルプスのスカイラインがシルエットになって墨絵のよう。虫倉山の左奥に白馬三山。山里からは幾筋もの野焼きの煙がなびいていました。先週は、ハウチワカエデの紅葉は始まったばかりで、まだ紅と緑が混在していましたが、既に黄色と紅のみに変わり、錦秋の最中に入った趣。里山の見頃は今週末辺りでしょう。有名な観光地ばかりでなく、虫倉山や鏡台山など里山の紅葉狩りもおすすめです。落葉松林に風が吹くと、黄金色の雨が音をたてて降り注ぎます。
最後に帰る途中ですが、灯台下暗しであそこなら皆気がつかないだろうという場所に行ってみました。するとやっと山桜の伐採木にムキタケの一群を見つけました。小さな袋をいっぱいにして戻ると、夕日が向こうの山に落ちて行くところでした。茶臼山を下りて行く道すがらはリンゴ畑です。秋の陽を受けて真っ赤に熟したリンゴが艶々と輝いていました。リンゴに含まれるペクチンは、セシウムを体外に排出する働きがあります。しかし、それ以前に体内に取り入れない努力の方が重要です。また、一般的にはチェルノブイリ後の経験から、キノコに限らず塩漬けや塩水に浸けることが除染に有効とされています。浸透圧で排出を促すわけです。酢やクエン酸を加えるのも有効とされています。
こんな美しい風景を見ていると、この日本が放射性物質で汚染されているとはとても思えなくなります。放射性物質の恐い所は、まさにそこなのです。見えない、臭わない、感じない。3月の東京のように見えたり、臭ったりしたら相当に危険な状態です。放射性物質を恐れるには知識と想像力と忍耐が常に必要なのです。永遠に神経戦を迫られるのです。ですから、そんなものに手を出してはいけないのです。
スギ花粉の季節を前に林野庁は11月からスギ花粉のセシウムを調査。文科省の6月の調査ではスギの生葉の最高値は、なんと17万6000ベクレル/kg。葉から花粉への移行率は今の所全く予測が付かないといいます。高濃度に汚染された奥多摩の杉から花粉が東京を襲う。奥多摩は、また東京・横浜の水源地でもあるのです。水道水が高濃度に汚染されたら、首都圏の機能は完全に麻痺するでしょう。なのに相変わらずファッションやグルメにうつつを抜かし、バラエティ番組を流し続ける東京のマスコミ。現在の日本は戦時下と同じで、静かな内戦状態にあります。そんなことにも気づかない日本を、海外は冷ややかな目で見ています。
■「子供を被曝させた東電は謝れ」 福島のカアちゃんたちがデモかけた
善光寺平・川中島の展望は、長野自動車道姨捨SAとその上の姨捨駅のホームが有名ですが、国道403号線の千曲川展望台もおすすめです。下のふたつよりさらに高い位置にあるので、より迫力のあるパノラマが望めます。錦秋の茶臼山ルポはこちらをご覧ください。
煙のたなびく黄昏の善光寺平を見ながら考えました。10月22日の記事下部に書いた様に、約1000年前の貞観地震から仁和地震への経過を考えると、必ず大地震はまた来ます。そして、再び原発は間違いなく壊れるでしょう。我々は本当に、この美しい日本を永久に失ってしまうかもしれない・・・と。
●日本語で読める海外のマスコミ(日本版)
【ロイター通信】英
【ウォール・ストリート・ジャーナル】米
【ニューズウィーク】米
【国際ニュースAFPBB News】世界
【チャイナネット】中国
【人民日報】中国
【中央日報】韓国
【NNN.ASIA】アジア
【サンパウロ新聞】ブラジル
【The Voice of Russia】ロシア
【swissinfo.ch】スイス
【News from the Middle East】中東
●投稿・コラム・掲示板
【阿修羅】原発・地震の投稿は必読のもの多し
【olivenews ver1.0】ニュース・投稿
●マスコミに頼らない情報収集
【News for the People in Japan】
【The News 自由報道協会】
【JB Press 日本ビジネスプレス】
【/Peace Philosophy Centre】
【My News Japan】
★動画ニュースは、YoutubeやUstreamで検索を。
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■【10月に入ってから東京都・千葉・神奈川の水道水にヨウ素やセシウムが検出され始めたのはなぜか】高濃度に汚染された群馬・栃木山間部や奥多摩の汚染水が流れて来たためか。半減期8日のヨウ素が検出されるのはなぜか。4号機の再臨界は続いているのか。羽村市では、セシウム134・137計23Bq/kg、ヨウ素131が7.7Bq/kg。政府の高い暫定基準値以下とはいえ、毎日飲むもの。積算値が問題。◆セシウム除去には、逆浸透膜型の浄水器が必要です。日本では10~20万円で販売されていますが、米では同じ物が2万円ほどです。安価な日本製を一刻も早く作って欲しい。
■【4号機爆発は、想定外の核爆発だった!:岩田 清氏】これは海外では定説になっているらしい。再び大地震は、必ず起きます(10月22日の記事下部・貞観地震から仁和地震の年表参照)。4号機の建家が崩壊して使用済み核燃料のプールが壊れたら、東京圏は終わりです。全原発即時停止・廃炉以外日本には道がありません。全世界の原発も同様に! 子孫に最終処分の技術もない大量の核廃棄物を残すべきではありません。いずれにせよ50億年後、地球は赤色巨星化した太陽に飲み込まれ蒸発して終わるのですが・・。
■メルトスルーしてしまった原発から核燃料を取り出す技術は、まだどこも持っていないし、やったこともないという事実。東電の冷温停止など絵に描いた餅にすらなりません。海外にはメルトスルーと発表しながら、国内にはメルトダウンで核燃料は炉内にあるとして復旧作業を続ける愚。計画は、いずれ破綻します。隠蔽と捏造を繰り返す国際的犯罪企業東電を強制捜査もせずに野放しにしている異常な状態。一刻も早く東電を解体し、作業を国と国際的な組織に移管すべきです。発送電分離で、電力の自由化を。
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★ネイチャーフォトのスライドショーやムービーは、【Youtube-saijouzan】をご覧ください。ニホンカモシカや粘菌、森のあんずのスライドショー、トレッキングのスライドショーがご覧頂けます。◆キノコの放射能汚染と除染についても。
★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。オオムラサキとスミナガシの写真はこちらにたくさんあります。
いやこれは坊主で帰ることになるかなと覚悟しました。当然山道の近くは既にキノコ狩りの人が入っているだろうと、モミジイチゴの薮の中のポイントをつぶさに見て行きました。しかし、暮れ始めた真横からの光では、コントラストが強すぎてキノコが見えません。逆光の部分は暗くてなにがあるかも分かりません。既にふたつも山を登ってあちこち探しているので疲労感もあり、足が前に進みません。まあ仕方がないかと暮れなずむ北アルプス展望台で休憩。
北アルプスのスカイラインがシルエットになって墨絵のよう。虫倉山の左奥に白馬三山。山里からは幾筋もの野焼きの煙がなびいていました。先週は、ハウチワカエデの紅葉は始まったばかりで、まだ紅と緑が混在していましたが、既に黄色と紅のみに変わり、錦秋の最中に入った趣。里山の見頃は今週末辺りでしょう。有名な観光地ばかりでなく、虫倉山や鏡台山など里山の紅葉狩りもおすすめです。落葉松林に風が吹くと、黄金色の雨が音をたてて降り注ぎます。
最後に帰る途中ですが、灯台下暗しであそこなら皆気がつかないだろうという場所に行ってみました。するとやっと山桜の伐採木にムキタケの一群を見つけました。小さな袋をいっぱいにして戻ると、夕日が向こうの山に落ちて行くところでした。茶臼山を下りて行く道すがらはリンゴ畑です。秋の陽を受けて真っ赤に熟したリンゴが艶々と輝いていました。リンゴに含まれるペクチンは、セシウムを体外に排出する働きがあります。しかし、それ以前に体内に取り入れない努力の方が重要です。また、一般的にはチェルノブイリ後の経験から、キノコに限らず塩漬けや塩水に浸けることが除染に有効とされています。浸透圧で排出を促すわけです。酢やクエン酸を加えるのも有効とされています。
こんな美しい風景を見ていると、この日本が放射性物質で汚染されているとはとても思えなくなります。放射性物質の恐い所は、まさにそこなのです。見えない、臭わない、感じない。3月の東京のように見えたり、臭ったりしたら相当に危険な状態です。放射性物質を恐れるには知識と想像力と忍耐が常に必要なのです。永遠に神経戦を迫られるのです。ですから、そんなものに手を出してはいけないのです。
スギ花粉の季節を前に林野庁は11月からスギ花粉のセシウムを調査。文科省の6月の調査ではスギの生葉の最高値は、なんと17万6000ベクレル/kg。葉から花粉への移行率は今の所全く予測が付かないといいます。高濃度に汚染された奥多摩の杉から花粉が東京を襲う。奥多摩は、また東京・横浜の水源地でもあるのです。水道水が高濃度に汚染されたら、首都圏の機能は完全に麻痺するでしょう。なのに相変わらずファッションやグルメにうつつを抜かし、バラエティ番組を流し続ける東京のマスコミ。現在の日本は戦時下と同じで、静かな内戦状態にあります。そんなことにも気づかない日本を、海外は冷ややかな目で見ています。
■「子供を被曝させた東電は謝れ」 福島のカアちゃんたちがデモかけた
善光寺平・川中島の展望は、長野自動車道姨捨SAとその上の姨捨駅のホームが有名ですが、国道403号線の千曲川展望台もおすすめです。下のふたつよりさらに高い位置にあるので、より迫力のあるパノラマが望めます。錦秋の茶臼山ルポはこちらをご覧ください。
煙のたなびく黄昏の善光寺平を見ながら考えました。10月22日の記事下部に書いた様に、約1000年前の貞観地震から仁和地震への経過を考えると、必ず大地震はまた来ます。そして、再び原発は間違いなく壊れるでしょう。我々は本当に、この美しい日本を永久に失ってしまうかもしれない・・・と。
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■【4号機爆発は、想定外の核爆発だった!:岩田 清氏】これは海外では定説になっているらしい。再び大地震は、必ず起きます(10月22日の記事下部・貞観地震から仁和地震の年表参照)。4号機の建家が崩壊して使用済み核燃料のプールが壊れたら、東京圏は終わりです。全原発即時停止・廃炉以外日本には道がありません。全世界の原発も同様に! 子孫に最終処分の技術もない大量の核廃棄物を残すべきではありません。いずれにせよ50億年後、地球は赤色巨星化した太陽に飲み込まれ蒸発して終わるのですが・・。
■メルトスルーしてしまった原発から核燃料を取り出す技術は、まだどこも持っていないし、やったこともないという事実。東電の冷温停止など絵に描いた餅にすらなりません。海外にはメルトスルーと発表しながら、国内にはメルトダウンで核燃料は炉内にあるとして復旧作業を続ける愚。計画は、いずれ破綻します。隠蔽と捏造を繰り返す国際的犯罪企業東電を強制捜査もせずに野放しにしている異常な状態。一刻も早く東電を解体し、作業を国と国際的な組織に移管すべきです。発送電分離で、電力の自由化を。
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★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。オオムラサキとスミナガシの写真はこちらにたくさんあります。