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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山里山デザイン・プロジェクトは、陣場平とその周辺での伐倒や帰化植物の除去、満足の昼餉、慰労会は長野パルセイロの橙宴(妻女山里山通信)

2019-07-16 | アウトドア・ネイチャーフォト
 今回の妻女山里山デザイン・プロジェクト(妻女山SDP)の作業は、陣場平とその周辺での伐倒や帰化植物の除去でした。まず林道(正式には農道)がひどい泥濘状態で、車で登るのが大変でした。そして蒸し暑く、煩い虫にまとわりつかれながらの作業。しかし、作業は順調に進み、10時半過ぎには終了しました。

(左)陣場平と長坂峠の間の樹液バーのある場所で、立ち枯れの山桜の伐倒。(右)枯れて空洞になっていたので、突然途中で折れてしまいました。立ち枯れの木の伐倒には、こういう危険も伴います。ありとあらゆる危険性を想定して伐倒しないといけません。特に広葉樹は、重心がどこにあるのか分からない時があるので、慎重に伐倒すべきです。

 玉切りして片付けていきます。根本が同じ右の二本は、まあ健康な様です。

(左)切った木くずの中に幼虫が。やや小さいのでコクワガタでしょうか。(右)動きがとても速くていい写真が撮れませんでしたが、う〜ん、何でしょう。森林性のゴキブリの一種でしょうか。

(左)二人で動かせるぐらいの長さに玉切りして片付けます。枯れ木なので、いつ折れて倒れるか分かりません。登山者や車が通りかかったら大事故になります。(右)残ったつるを切り落とします。左下の幹を見ると大きな虚(うろ)ができていました。なぜこの幹だけ枯れたのか。まさか、アカクビツヤカミキリでは無いでしょうね。

(左)次はその上のギャップの除草。セイタカアワダチソウとヒメジョオン、オオブタクサはすべて抜き取りました。道に捨てます。その後、草刈り機で除草。(右)陣場平下の駐車スペースの除草。灌木やノイバラも刈り取ります。車三台ほど止められます。里山は、何百年も人が手をかけて維持されてきたので、放置するとすぐに荒れてしまいます。

 最後に陣場平へ。貝母(編笠百合)の群生地に生えたクサギ(臭木)やヤマフジ(山藤)の幼木を刈ります。この作業で、私はクサギにいたムモンホソアシナガバチに左手の甲を刺されてしまいました。大急ぎで車にポイズンリムーバーを取りに行き、毒抜きをしました。あらかじめポケットに入れておくべきでした。虫刺されの薬も塗りました。かなり毒が抜けた様で、下山する頃には腫れもひいてきました。作業は終了。
 オオムラサキも飛んでいて、我々の汗の塩分に反応したのでしょうか、スレスレまで舞ってきました。ときには汗ばんだ手に止まることもあります。

(左)堂平大塚古墳のログハウスをお借りして早めの昼餉です。赤海老を焼きます。塩は、大鹿村の鹿塩温泉で買った山塩。(右)サーモンのマリネ。レモンの酸味が効いて爽やかで美味です。

(左)キュウリに山椒味噌をつけて。スライスして、山椒味噌でもんでも美味。(右)キュウリのたまり漬けと奥は千曲市森の名産の杏のシロップ漬け。デザートです。

(左)朝採リのズッキーニにオリーブ油とヒマラヤ岩塩をふって焼きます。シンプルですが美味。(右)豚の角煮と金針菜の中華風炊き込みご飯。八角と五香粉が効いてとっても美味です。横浜中華街か香港で食べているよう。

 ログハウスからの眺め。古代中国と古代日本の関係、特に戦後のGHQの占領政策、3R・5D・3S政策*について。核家族や誤った個人主義(利己主義)により、共同体(助け合う相互扶助の役目もあった)の崩壊で日本の社会が疲弊崩壊してしまって今に至ることなど、話はつきませんでした。
*基本原則としての「3R」(Revenge―復讐、Reform―改組、 Revive―復活)、重点的施策としての「5D」(Disarmament―武装解除、Demilitalization―軍国主義排除、 Disindustrialization―工業生産力破壊、Decentralization―中心勢力解体、Democratization―民主化)そして補助政策としての「3S」スクリーン(映画:時代はテレビ、雑誌へと移る)、スポーツ、セックス(性産業:ここにも雑誌)またはスピード(クルマ)のことで、これらの娯楽に目を向けさせて、社会や政治に対する不満をガス抜きしようという米の愚民化政策。

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 古代中国と古代日本の関係というのは、三国志の魏呉蜀の呉と同時代の弥生時代の話。呉(くれ)という都市がありますね。和服を扱う店を呉服店といいますね。弥生時代が60万、古墳時代になると400万。この異常な人口増は、生物学的な増大では説明できません。鳥取で発掘された弥生時代末期の骨の分析で、縄文人のDNAは2%しかなかったという事実。後に流入した越(えつ)。中越、越後の名称で残っています。出雲はおそらく呉。大和はたぶん越か。秦の時代に渡来し、全国に散らばった古代ユダヤ人の一部族といわれる徐福伝説。世界史と日本史を分けて学んではいけないのです。


(左)温泉に入って一旦帰宅。慰労会はAC長野パルセイロの応援団長がやっている中華料理屋「橙宴」で。前菜のクラゲとまずは生ビール。飲み放題で、ひとり3500円です。(中)定番のエビチリ。(右)チンジャオロース。

(左)キノコのオイスターソース炒め。(中)油淋鶏。(右)黒霧島のお湯割り、ハイボール、赤ワインなど。話題は昼の話の続きだったり、少しアダルトな話だったり、独身の娘息子をどうするという話だったり。

(左)パルセイロのユニフォーム。私のしんきんの通帳も長野パルセイロです。六品つきますが、最後はチャーハンでした。(中)追加であんかけ焼きそばを二つ頼みました。長野の普通の食堂で頼むとパイタンで白いのですが、これは広東風。(右)近くのスタジアムでは、巨人ヤクルト戦が。6回裏で花火が40発あがりました。私はサッカー小僧だったので野球はよく知りません。飲んで食べて話して、タクシーを呼んでもらって帰りました。
 川中島カントリークラブで熊の目撃があったそうです。今年はブナの実が不作。どんぐりも少なく餌不足の様です。ハイキングや登山には熊鈴やホイッスルの携行を。出会った時は刺激せず、後ろ向きに後ずさり。背中を向けて走ったら襲われます。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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