モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

見飽きた光景 日本代表0-0南アフリカ

2009-11-15 | サッカー
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 岡田監督は学習能力があるのかなと思ってしまいました。ワンボランチはベターではないならなぜ4-1-3-1、あるいは4-3-3なんてシステムにしたのでしょう。後半は良くなったと言っている選手もいますが、中村俊輔が入ったからではなくシステムを従来の4-4-2に戻したからで、得点の匂いは前半の方がありました。稲本のワンボランチはよかったですよ。むしろ問題は3トップ。あるいはワントップ。

 ワントップは、日本のどのFWがやっても機能しないというのははっきりしていると思うのですが。裏へ飛び出す岡崎の良さも出せないし、ワントップが孤立するか、3トップが詰まって後ろとの間があいてしまうか。森本と岡崎の2トップが現時点ではベストチョイスとすると、岡崎と前田の2トップでも良かったのでは。思いつきで練習したこともないシステムを試す意味がどこにあるのか全く理解できない試合でした。こんな試合をするためにわざわざ南アフリカまで行ったのでしょうか。

 ボールポゼッションで勝れば勝ち点が増えるならいざ知らず。そんな数字を表示して日本が優位に試合を進めたと思っていたら、いつまでたってもこれぐらいの相手にさえ勝てないでしょう。中村俊輔も長谷部が前へ前へ行きすぎたなんて言ってる場合じゃないはず。彼もいつも通りの見飽きたプレーで、ゴールへの匂いは全くしませんでした。リーガで使ってもらえない理由は、そのまま代表にも通じると思うのですが。彼のプレーは、やはり右サイドの徳永や内田がオーバーラップしてこないと生きない。高い位置でボールを失ってカウンターをされるリスクを伴うものでリスキー。プレスがきついときの下がり癖も問題。ゴールへの意識も欲しい。

 あの場合、長谷部は3トップの下の位置にいたので前へ行きすぎではなくて、彼がボールを持ったときの周りの動きの問題だと思えたのですが。大久保はよく動くけれど、何がしたいのか分からないところは玉田と一緒。裏へ抜けたワンチャンスにすぐシュートを打たなかったのもFWとしては失格かな。松井や本田はオフザボールの時の動きや人を使うことに難ありと見ました。プレーは面白いんですけどね。両サイドは、守備はできていましたが、攻撃はやはり長友と徳永の方がベターかなという印象です。

 ある程度試合を支配できたように見えて、実はパレイラ監督の術中に完全にはめられていた、というのが見終わってからの感想でした。システムが機能しない場合は、ゲームの中での選手個々の応用力も必要なんじゃないですか? 岡田監督は、自分の試合も評論家のように分析したりして、非常に理論的に見えますが、突然選手からも異論がでるようなこんな思いつきをします。これが、実は選手の応用力を試す、なら分からないでもないのですが。どうもそうではないらしい。指導力に疑問符がつくのも仕方がないでしょう。どうする岡田ジャパン!?

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1 コメント

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ひょっとすると・・・ (モリモリ)
2009-11-16 16:50:44
岡田監督が現実主義者であるかどうかは知りませんが、日本がW杯で欧州やアフリカ列強に勝つには、カウンターしかないでしょう。それも高い位置で奪ってのショートカウンター。
アーリークロスの練習もその一環。
日本は、W杯では弱小国なんですから。
中村俊輔は、怪我でもないかぎり大手スポンサーの存在もあってスタメンははずせない。しかし、二列目でも実際はボランチまで下がってこねくりまわすのが最近の彼のパターン。
そこで、試したのが俊輔抜きの4-3-3だったのかも。3トップの方が前からのプレスは、効きやすい。
森本が不在で前は機能しませんでしたが、稲本のワンボランチは使えると思ったはず。問題は一列目と両サイドバック。
ここに本来の?メンバーを置けば・・・。
そうだとしても、試すのが遅すぎやしませんか?
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