25日土曜日の週末。天気もいいので、貝母を観に来られれる人やハイカーも多いと予想し、倒木処理をするために早く集まりました。作業は危険なものでしたが、40分ほどで無事に終了、その後は、車で陣場平へ登り、ノイバラの除去をしました。大変な作業です。
(左)斎場山や陣馬平へ向かう林道入り口にある登山ノートの箱の下にある地図を新しくしました。(右)さて問題の掛かり木になった現場です。まずよく観察してどう切っていくかを決めます。
(左)慎重に切っていきます。こういう場合、まず上側を四分の一ほど切り、下から切り上げるのが鉄則なのですが、下から切り、上を切り始めたのでチェーンソーの刃が挟まって動かなくなりました。撮影しながら、これはやるなと思っていたのですが、やはり。県林連に努めている長男に、また講座を開いてもらいましょうか。(右)次にその向こうの落葉松ですが、ヤマザクラを倒しているので危険です。ます覆いかぶさっている落葉松を雑載。
(左)次にヤマザクラ。圧がかかっているかも知れないので、切ったら跳ねる可能性もあります。慎重に伐採しました。(右)玉切りしながら落として行きます。堂平大塚古墳のログハウスのKさんが来ましたが、待ってもらいました。
(左)無事に処理できました。(右)陣陣場平へ登って、ヤマクワでノイバラの除去をします。地下茎があるとまたでてくるので、それも引きずり出します。大変な作業です。
それで、仲間から最初に私が一人で始めた頃のことを聞かれたので、2008年9月の写真を掲載します。陣場平を林道から撮影したものです。こんな感じの酷い藪で、現在バイモが咲く陣馬平の中へはとても入れない状態でした。これをひとりで伐採や除去をし始めました。酷い藪の中で咲く四畳半ほどの貝母を発見したのは、2009年のGW。なんとか形になったのは2009年の晩秋でした。その後、仲間が加わってくれて整備が急速に進み、現在に至っています。
(左)陣場平東側のノイバラを除去しています。(右)10時過ぎに作業は終了。ティータイムです。私はチャイを持っていって皆に振る舞いました。ご夫婦や若い女性三人組などが訪れたので案内しました。皆が帰った後にログハウスへ、作業に来ていたKさんと歓談しながらまったりと昼餉。
昼食後は陣場平へ戻ってひとりで作業。西側の入口の林の中から見る群生地。
穂先まで開花してきたので満開と言っていいでしょう。
セイヨウミツバチがたくさん来ています。たくさん受粉してくれると種がいっぱいできます。貝母を増やしてくれる影の功労者です。ラウンドアップの様なネオニコチノイド系の農薬を散布すると、中枢神経がやられミツバチやハナアブ、昆虫は全滅します。その次は人類の滅亡です。
貝母三兄弟。下から見ると和名の編笠百合という名前の意味が分かります。4月の茶花です。この後、赤ちゃんを連れた若夫婦や若いカップル、熟年の男性などと邂逅。陣場平の貝母を紹介しました。きっと喜んでもらえたと思います。私の本やブログも紹介しましたが、若い頃アイドル雑誌のデザインやアイドルの撮影のディレクションをしていたことは話せなかったですね。原宿の編集デザインプロダクションで、アートディレクターやデザインプロディーサーをしていました。そんなわけでアイドルオタクです(笑)。左のカテゴリーから「ジャズ・BABYMETAL・JuiceJuice・アイドル・フォーク」をクリックしていただくと記事が読めます。
帰りに高速のトンネル手前で見上げる斎場山。木々の芽吹きも始まりました。ここから信州の春は一気に初夏へと向かいます。
堂平大塚古墳手前の倒れた桜。倒れても根が土中にあるので普通に咲いています。山仲間で大切な友人だった故Kさんが植えたものでしょう。ソメイヨシノではありません。寒桜でしょうか。中心の紅色が美しい桜です。
(左)古墳の脇に咲く花桃。(右)なんでしょう。これも桜ですかね。
(左)古墳の斜面にたった一輪咲くスミレ。周りはタチツボスミレだけです。園芸種でしょうか。(右)ヤマツツジも咲いています。周囲の里山でも咲き出しました。
(左)ヒメオドリコソウ。(右)ウスタビガの繭。これは羽化した後で空でした。別名吊りカマス。
ヤマザクラ(山桜)。日本に自生するサクラ属の基本野生種の一つ。古い種で、桜といえば日本神話にある木花開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)ですね。
(左)ミヤマハコベ (深山繁縷) 。あまりに小さい花なので気づかない人がほとんどでしょう。(右)タネツケバナ(種漬花)の一種。これも小さすぎて見向きもされない野草です。
日曜日は、八ヶ岳山麓から来たお姉さん、拙書を持った山城が好きなお兄さん、なんと象山から鞍骨山経由で陣馬平に来たお父さんとモーニング娘のほまちゃんに似た可愛い娘さんなどと邂逅しました。貝母は、今月いっぱいぐらい楽しめそうです。なるべく少人数でおいで下さい。
◉桜図鑑:380種の桜の情報:桜がたくさん咲いていますが、桜の同定は非常に難しいのです。
陣場平の少し下で採ったノビル(野蒜)のおやきを作りました。ノビルは有史以前に中国から帰化した植物で、「古事記」にも登場するなど昔から利用されてきました。皮は幻のイガチクオレゴンに長芋、出汁粉、卵。具はノビルはみじん切りして鶏ひき肉、信州味噌、出汁粉、味醂で練ります。ノビルは栄養も豊富な他に薬効もあり、強壮、食欲増進、健胃、鎮咳、整腸、保温、虫さされに効果があるといわれています。ノビルの味噌焼き、ノビル餃子も馬鹿旨です。
◉ノビルのおやきのオリジナルレシピ
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
(左)斎場山や陣馬平へ向かう林道入り口にある登山ノートの箱の下にある地図を新しくしました。(右)さて問題の掛かり木になった現場です。まずよく観察してどう切っていくかを決めます。
(左)慎重に切っていきます。こういう場合、まず上側を四分の一ほど切り、下から切り上げるのが鉄則なのですが、下から切り、上を切り始めたのでチェーンソーの刃が挟まって動かなくなりました。撮影しながら、これはやるなと思っていたのですが、やはり。県林連に努めている長男に、また講座を開いてもらいましょうか。(右)次にその向こうの落葉松ですが、ヤマザクラを倒しているので危険です。ます覆いかぶさっている落葉松を雑載。
(左)次にヤマザクラ。圧がかかっているかも知れないので、切ったら跳ねる可能性もあります。慎重に伐採しました。(右)玉切りしながら落として行きます。堂平大塚古墳のログハウスのKさんが来ましたが、待ってもらいました。
(左)無事に処理できました。(右)陣陣場平へ登って、ヤマクワでノイバラの除去をします。地下茎があるとまたでてくるので、それも引きずり出します。大変な作業です。
それで、仲間から最初に私が一人で始めた頃のことを聞かれたので、2008年9月の写真を掲載します。陣場平を林道から撮影したものです。こんな感じの酷い藪で、現在バイモが咲く陣馬平の中へはとても入れない状態でした。これをひとりで伐採や除去をし始めました。酷い藪の中で咲く四畳半ほどの貝母を発見したのは、2009年のGW。なんとか形になったのは2009年の晩秋でした。その後、仲間が加わってくれて整備が急速に進み、現在に至っています。
(左)陣場平東側のノイバラを除去しています。(右)10時過ぎに作業は終了。ティータイムです。私はチャイを持っていって皆に振る舞いました。ご夫婦や若い女性三人組などが訪れたので案内しました。皆が帰った後にログハウスへ、作業に来ていたKさんと歓談しながらまったりと昼餉。
昼食後は陣場平へ戻ってひとりで作業。西側の入口の林の中から見る群生地。
穂先まで開花してきたので満開と言っていいでしょう。
セイヨウミツバチがたくさん来ています。たくさん受粉してくれると種がいっぱいできます。貝母を増やしてくれる影の功労者です。ラウンドアップの様なネオニコチノイド系の農薬を散布すると、中枢神経がやられミツバチやハナアブ、昆虫は全滅します。その次は人類の滅亡です。
貝母三兄弟。下から見ると和名の編笠百合という名前の意味が分かります。4月の茶花です。この後、赤ちゃんを連れた若夫婦や若いカップル、熟年の男性などと邂逅。陣場平の貝母を紹介しました。きっと喜んでもらえたと思います。私の本やブログも紹介しましたが、若い頃アイドル雑誌のデザインやアイドルの撮影のディレクションをしていたことは話せなかったですね。原宿の編集デザインプロダクションで、アートディレクターやデザインプロディーサーをしていました。そんなわけでアイドルオタクです(笑)。左のカテゴリーから「ジャズ・BABYMETAL・JuiceJuice・アイドル・フォーク」をクリックしていただくと記事が読めます。
帰りに高速のトンネル手前で見上げる斎場山。木々の芽吹きも始まりました。ここから信州の春は一気に初夏へと向かいます。
堂平大塚古墳手前の倒れた桜。倒れても根が土中にあるので普通に咲いています。山仲間で大切な友人だった故Kさんが植えたものでしょう。ソメイヨシノではありません。寒桜でしょうか。中心の紅色が美しい桜です。
(左)古墳の脇に咲く花桃。(右)なんでしょう。これも桜ですかね。
(左)古墳の斜面にたった一輪咲くスミレ。周りはタチツボスミレだけです。園芸種でしょうか。(右)ヤマツツジも咲いています。周囲の里山でも咲き出しました。
(左)ヒメオドリコソウ。(右)ウスタビガの繭。これは羽化した後で空でした。別名吊りカマス。
ヤマザクラ(山桜)。日本に自生するサクラ属の基本野生種の一つ。古い種で、桜といえば日本神話にある木花開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)ですね。
(左)ミヤマハコベ (深山繁縷) 。あまりに小さい花なので気づかない人がほとんどでしょう。(右)タネツケバナ(種漬花)の一種。これも小さすぎて見向きもされない野草です。
日曜日は、八ヶ岳山麓から来たお姉さん、拙書を持った山城が好きなお兄さん、なんと象山から鞍骨山経由で陣馬平に来たお父さんとモーニング娘のほまちゃんに似た可愛い娘さんなどと邂逅しました。貝母は、今月いっぱいぐらい楽しめそうです。なるべく少人数でおいで下さい。
◉桜図鑑:380種の桜の情報:桜がたくさん咲いていますが、桜の同定は非常に難しいのです。
陣場平の少し下で採ったノビル(野蒜)のおやきを作りました。ノビルは有史以前に中国から帰化した植物で、「古事記」にも登場するなど昔から利用されてきました。皮は幻のイガチクオレゴンに長芋、出汁粉、卵。具はノビルはみじん切りして鶏ひき肉、信州味噌、出汁粉、味醂で練ります。ノビルは栄養も豊富な他に薬効もあり、強壮、食欲増進、健胃、鎮咳、整腸、保温、虫さされに効果があるといわれています。ノビルの味噌焼き、ノビル餃子も馬鹿旨です。
◉ノビルのおやきのオリジナルレシピ
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
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インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。