春からいきなり真夏になった様な信州です。一日の気温差が激しいので、自律神経失調症が治りません。涼を求めて千曲市倉科の三滝へ行ってみました。三滝でも妻女山でもいい出会いがありました。
三滝の一番上の三ノ滝。拙書の扉で使っています。この谷を登って鏡台山へ登るコースは、非常に面白く拙書でも紹介しています。
(左)谷筋には美味しい山菜のアイコ(ミヤマイラクサ)がたくさん自生しているのですが、地元の人は知らないのか採りに来ません。ただ今年は雨が少なく茎が固くて食用にはなりませんでした。鋭いトゲがあるのでゴム手袋が必須です。(中)枯れた高さ2m弱あるオオウバユリ。種は全部散っていました。(右)近くにはオオウバユリの若葉。
渓流の真ん中の岩に咲いていたツボスミレ(坪菫)。別名は、ニョイスミレ(如意菫)。ありふれたスミレなんですが、妻女山山系では見たことがありません。花は小さく、距は短く丸い。
(左)三ノ滝から階段を登って遊歩道へ。かなり荒れていて、子供や高齢者は避けたほうがいいでしょう。ヒノキに食べられた山火事防止の看板もずいぶんと寂れました。(右)拙書でも紹介している大ブナ。昔、頻繁に利用されていたことが樹形を見て分かります。
買い物に立ち寄ったついでに茶臼山へ。茶臼山自然植物園の最上部からの眺め。右に見える高い双耳峰は、鏡台山。もちろん拙書でも紹介しています。昔は埴科郡の中心に位置するため、交通の要所でした。今でも古道の跡が数多く見られます。
(左)自然植物園の藤の花は残花で、風が吹くたびに散っていました。(中・右)オダマキ(苧環)の園芸種。
いやはや、これは何があったのでしょう。翅がボロボロのベニシジミ。しかし、元気に飛び回っていました。逞しいですね。
翌日、陣場平の帰化植物の除去の休憩にK氏のログハウスに立ち寄りました。鹿島槍ヶ岳の残雪もかなり少なくなりました。麓はかなり暑いと思いますが、ここは3〜4度低く、風も通るので快適です。ウスバシロチョウやカラスアゲハ、コミスジが舞い、小鳥のさえずりが聞こえます。
(左)翌日、陣場平の菱形基線測点にニホンカナヘビ。森のあちこちで見られます。(中・右)アマドコロの花も咲き始めました。
猛暑の様な暑さですが、5月に暑さが酷かった年の夏は猛暑になっていないのです。昨年の猛暑の時の5月は暑くありませんでした。夏よりも梅雨がどうなるかが心配です。気象庁の長期予報では、7.8月はやや涼しくなると出ています。冷夏になるとまた大変です。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
三滝の一番上の三ノ滝。拙書の扉で使っています。この谷を登って鏡台山へ登るコースは、非常に面白く拙書でも紹介しています。
(左)谷筋には美味しい山菜のアイコ(ミヤマイラクサ)がたくさん自生しているのですが、地元の人は知らないのか採りに来ません。ただ今年は雨が少なく茎が固くて食用にはなりませんでした。鋭いトゲがあるのでゴム手袋が必須です。(中)枯れた高さ2m弱あるオオウバユリ。種は全部散っていました。(右)近くにはオオウバユリの若葉。
渓流の真ん中の岩に咲いていたツボスミレ(坪菫)。別名は、ニョイスミレ(如意菫)。ありふれたスミレなんですが、妻女山山系では見たことがありません。花は小さく、距は短く丸い。
(左)三ノ滝から階段を登って遊歩道へ。かなり荒れていて、子供や高齢者は避けたほうがいいでしょう。ヒノキに食べられた山火事防止の看板もずいぶんと寂れました。(右)拙書でも紹介している大ブナ。昔、頻繁に利用されていたことが樹形を見て分かります。
買い物に立ち寄ったついでに茶臼山へ。茶臼山自然植物園の最上部からの眺め。右に見える高い双耳峰は、鏡台山。もちろん拙書でも紹介しています。昔は埴科郡の中心に位置するため、交通の要所でした。今でも古道の跡が数多く見られます。
(左)自然植物園の藤の花は残花で、風が吹くたびに散っていました。(中・右)オダマキ(苧環)の園芸種。
いやはや、これは何があったのでしょう。翅がボロボロのベニシジミ。しかし、元気に飛び回っていました。逞しいですね。
翌日、陣場平の帰化植物の除去の休憩にK氏のログハウスに立ち寄りました。鹿島槍ヶ岳の残雪もかなり少なくなりました。麓はかなり暑いと思いますが、ここは3〜4度低く、風も通るので快適です。ウスバシロチョウやカラスアゲハ、コミスジが舞い、小鳥のさえずりが聞こえます。
(左)翌日、陣場平の菱形基線測点にニホンカナヘビ。森のあちこちで見られます。(中・右)アマドコロの花も咲き始めました。
猛暑の様な暑さですが、5月に暑さが酷かった年の夏は猛暑になっていないのです。昨年の猛暑の時の5月は暑くありませんでした。夏よりも梅雨がどうなるかが心配です。気象庁の長期予報では、7.8月はやや涼しくなると出ています。冷夏になるとまた大変です。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。