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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山陣場平の貝母(編笠百合)の生育状況。絶品!山蕗とビタミンちくわのかき揚げ(妻女山里山通信)

2021-03-13 | 男の料理・グルメ
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 妻女山の陣場平へ貝母(編笠百合)の生育状況を見に行きました。今回は、たくさんの買い物や給油のついでだったので一眼レフではなくiPhoneでの撮影です。そのため画質はそれなりです。帰りには山蕗を採ってスギヨのビタミン竹輪とかき揚げにしました。めちゃうまです。

 陣場平。川中島の戦いで上杉謙信が陣城を築いたと伝わる場所で、陣場平という名称もそれにちなむものです。貝母の生育状況は、去年とほぼ同じですね。ということは、満開は4月15日前後ということでしょうか。見頃は10日間ぐらいです。

 奥は以前からの群生地。手前左は昨年、妻女山里山デザイン・プロジェクトのメンバーで球根を植えたところです。ちゃんと芽生えています。ここは元はヨシやノイバラの群生地でした。それらを全て根っこまで掘り出して除去したのです。それは大変な作業でした。今年も球根の植え付けをする予定です。群生地は現在の二倍ぐらいになるでしょう。

 最も生育が早い一株。これは開花も早そうですね。伸びると葉先が丸まっていきます。

 帰りに山蕗を採りました。山蕗は、スーパーや畑の蕗と違い味が濃いのです。蕗には雄株と雌株がありますが、これは雄株です。蕗はキク科なんですが、同花受粉を防ぐためにそう進化したらしいのですが、両性花があったりまだ進化の途中なのでしょうか。

 山蕗は半分に切って、信州人のソウルフードともいえる石川県七尾市のスギヨのビタミンちくわとかき揚げにしました。今回はそのまま食べても美味しい太ちくわ。衣には塩を入れます。春の滋味を堪能しました。春の苦味のある山菜は、デトックス効果があります。ニホンカモシカや冬眠明けのツキノワグマも食べます。次に山蕗を採ったら、旬の富山湾のホタルイカとアンチョビーでパスタにしようと思います。これから信州は山菜の季節。コゴミ、タラの芽、ハリギリ、コシアブラと楽しみがいっぱい。
スギヨ

 15日の妻女山。左に仁科三山の爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳。右に白馬三山の白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。里山は徐々に春めいてきていますが、北アルプスはまだ完全に冬山です。

 山蕗、今回は旬の富山湾のホタルイカとアンチョビーでパスタにしました。信州須坂フルーツエール。原材料は、麦芽、りんご、ホップ。甘すぎずドライなのがいい。美味です。

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