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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

自然科学歴史民俗学と豊かな展示の飯田市美術博物館へ。伊那でローメンを食し箕輪町のもみじ湖キャンプ場へ(妻女山里山通信)

2019-08-20 | 歴史・地理・雑学
 飯田市と南木曽町の間の木曽峠(大平峠)近くの山奥にある携帯も通じない熊が出るキャンプ場から、無事に下山し飯田市街に戻りました。まずは評判の飯田市美術博物館へ。

(左)開館30周年記念で自然・文化展示室リニューアルオープン。(中)カマラサウルスの足の骨。触れるのがいいですね。(右)天竜川花崗岩。中央構造線とフォッサマグナの違いが分かりますか。中央構造線は、日本列島の西半分を縦断する日本最大の断層。それを分断するのが糸魚川・静岡構造線、ナウマンが命名した。フォッサマグナ(大地溝帯)。厳密に言うと糸静線は西側の境界線でフォッサマグナは面ですが。花崗岩はそれを象徴する岩石といえます。

(左)1959年の遠山郷や天竜川。(中)天保国絵図に描かれた伊那谷。細かに地名や山名が書かれています。(右)天竜川の絵図。川にたくさんの帆船が浮かび、水運が盛んだったことが分かります。

 飯田お練り祭りの本屋台「池田丸」。城下18ケ町の本屋台は二層三層からなる豪華なものでした。1902(明治35)年に電線が敷設されて曵き回せなくなり姿を消しました。残った屋台も飯田大火で消失。残るものはわずかです。竜頭彫刻と立波が見事です。

(左)飯田といえば有名な水引。(右)有用植物図説。非常に貴重なものです描写も細かい。伊那へ向かいます。

(左)伊那市錦町。切実なお願いです。(中)馬喰と馬が描かれたマンホールの蓋。(右)飯田線です。

(左)その橋のたもとにある食堂くろねこですが、惜しくも閉店となってしまいました。(中)昼はローメンの発祥の店「萬里」へ。(右)歴史あるローメン。汁は甘めです。店によって味が違うので色々食べてみたいですね。

 箕輪町のもみじ湖キャンプ場へ。テントとタープ、ハンモックを設置しました。紅葉だらけのキャンプ場です。秋は綺麗でしょうね。

(左)夕餉です。ゼブラナスのソテー。(中)モツ煮。(右)椎茸のソテー。すべて美味。

(左)メインディッシュの骨付きラムのソテー。ヒマラヤンソルトと粒黒胡椒にローズマリー。(中)ニンニクと砂肝のアヒージョ。(右)砂肝とネギのアヒージョのオリーブオイルを使った焼き飯。超絶美味。

(左)宴の跡。(右)満腹で眠りにつきました。

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