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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

『真田丸』で人気。清野氏と上杉景勝氏の鞍骨城跡へ。北アルプスの絶景に感動(妻女山里山通信)

2016-12-04 | 歴史・地理・雑学
 『真田丸』で人気の清野氏と上杉景勝氏の鞍骨城跡へ登りました。もちろん拙書でも詳しく紹介しています。大河ドラマの影響もあり、全国から歴史マニア、山城マニア、歴女などが訪れる様になりました。展望の良さも人気の秘密です。

(左)妻女山奥の駐車場から右の林道を登って15分で長坂峠。正面は上杉謙信の本陣と伝わる斎場山(旧妻女山)。今回はこの分岐を左へ。(中)林道から天城山(てしろやま)への登山道へ。落葉して北アルプスも見える様になりました。(右)巻道を使って二本松峠。

(左)この二本松峠の標識がまた180度回されていました。設置したMさんも怒っています。倉科の人が清野に行くのに登ったので倉科側が清野坂、清野側が倉科坂なのです。妻女山の駐車場から左に続く清野側の林道が、林道倉科坂線という表示があるのでも分かると思います。倉科側が倉科坂だろうと誤解してのことでしょうが、本当に迷惑な行為です。今回打ち捨てられた杭にその旨を明記して来ました。(中)深い駒止めと呼ばれる空堀。ここから鞍骨城跡の城内です。(右)ほどなく鞍骨城跡の全貌が見えてきます。

(左)高圧鉄塔の先に二条の空堀。(中)コナラの樹皮にたんこぶ。菌えいです。今回は4個ほど収集しました。(右)鞍骨城跡の麓。ピンクのテープを回収しました。環境破壊、景観破壊、林業従事者への迷惑以外の何物でもありません。いらぬお節介。自分のためにしたのなら回収してください。私と倉科のMさんが設置したかまぼこ板を再利用した矢印の標識があります。それで充分です。城跡へは矢印に従い左(北面)から登ります。

(左)二の郭から見上げる本郭。ここで標識に従い右(南面)に回り込みます。(中)南面の大手から山頂へ。(右)まずその先の二つある展望岩へ20mほど進みます。

 西の展望岩からの北アルプス、白馬三山の勇姿。手前右の山は、通ってきた天城山。右奥は、神城断層地震で山頂が四割も崩壊してしまった虫倉山。拙書でも詳しく紹介しています。

(左)続いてすぐ先にある東の展望岩へ。こちらの方が若干広いです。(中)松代や中野の高社山方面がよく見えます。(右)眼下に松代城跡。奥の崖が見えるのは金井山。やはり城跡があります。その向こうにホワイトリングとMウェーブが見えます。

 松代城跡(海津城跡)の望遠カット。その右上が私の母校で、世界的アコーディオン奏者のCOBAさんや、モーニング娘。16の羽賀朱音ちゃんの母校でもある松代中学。校章は真田の結び雁金です。
鞍骨山など松代周辺の里山トレッキングや観光の宿として「松代ゲストハウス布袋屋」さんをお勧めします。築120年の登録有形文化財に指定されている郷愁を覚える宿です。詳細は、この文をクリックしてホームページを御覧ください

 白馬三山の勇姿。左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。今年はまだ積雪量が少ないですね。厳冬という予報なのですが。どこかでドラスティックに変わるのでしょうか。山頂に戻ると一組の夫婦と男性が。いずれも拙書を持っていました。著者に会えたと喜んでくださいました。『真田丸』で松代城跡が大人気ですが、この鞍骨城跡も訪れる人が増えました。

(左)帰りに見つけたタヌキの溜糞。柿の種があるので信濃柿(豆柿)を食べた様です。(中)鋭いトゲのヤマガシュウ。これが登山道を塞ぐと先へ進めなくなります。今回も剪定バサミで何本か切りました。(右)堂平大塚古墳の上の森でシロに遭遇。前回の記事で紹介したマッシロの母親です。夏毛の白い毛ではなく、すっかり冬毛になっていました。出産後も元気そうで安心しました。

(左)上杉謙信が七棟の陣城を建てたと伝わる陣場平。落葉松もほとんど落葉しました。『甲陽軍鑑』の編者、小幡景憲がその絵を描いており、東北大学の狩野文庫に所蔵されており、許可を得て当ブログで紹介もしています。(中)左がカモガヤ、右がヤブソテツ。ニホンカモシカの冬の貴重な食料です。(右)リョウメンシダ。これもニホンカモシカの餌になります。翌日も快晴だったので、久しぶりに茶臼山へ登りました。北アルプスに近くなるので、さらに迫力のある絶景が見られました。それは次回に。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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